午前9時頃、とあるターミナル駅で下車しました。
ラッシュアワーは終わっているので、大混雑ではありませんでしたが、大きな駅なのでかなりの人がいます。
改札口へ向けてホームを歩いていると、ロボットが。
働いているんだか、さぼっているんだか分からないぐらいの、微妙な動きをしています。
超スローであっちへ行ったり、こっちに行ったり。
私の前を歩いていた女性の2人組が、そのロボットに気付きました。
2人とも60代ぐらいでしょうか。
左の女性が隣の女性に教えます。「あれ、警備してくれてるんだって」
右の女性は「警備?」と確認した後で、「犯人と戦えそうなほど、運動神経が良さそうには見えないけど」とコメント。
これに対して左の女性が言う。「いざとなったら、なにか飛び道具を出すのかもよ」と。
右の女性。「あんなにゆっくり歩いているんだったら、ついでに掃除をしてくれたらいいのに。床を掃けるでしょ」
左の女性。「あなた、開発したら? 億万長者になれるかもよ」
右の女性。「なったら鰻をご馳走してあげるわよ」
左の女性。「あら、有り難う」

女性たちの会話はベテラン漫才師のよう。
右の女性が更に提案する。「掃除をさせながら挨拶もさせるわ。おはようございますって言わせるの。ロボットで疲れないんだから、ずっと言ってられるでしょ」
すると左の女性も提案。「行ってらっしゃいも言わせて」
右の女性。「わかった。言わせる。歌も歌わせようかしら」
左の女性が尋ねる。「どんな歌よ?」
右の女性。「いろんなの。駅にはいろんな年代の人がいるから、いろんな曲がいいんじゃない?」
左の女性。「ここで流したらいい宣伝になるんだから、広告料を取れるかもよ」
右の女性の提案はまだまだ続く。「大事な予定も知らせようか?」
左の女性が聞く。「大事な予定って?」
右の女性。「今日のオリンピック競技はこれと、これで、何時から試合ですとか」
左の女性が「あぁ、そういうのね」と納得する。「それもいい宣伝になるんだから、広告料を取れるわよ」
と、このように2人の妄想はどんどん広がっていきました。
右の女性は発想力が豊か。
左の女性は広告料を取ることに熱心。
こういうフツーの人の会話の中に、色々なビジネスのヒントがありそうだなと、改めて感じました。
開発会社の皆様、彼女たちの提案を是非ご検討を。

近所の病院に電話を掛けて、帯状疱疹予防ワクチン接種の予約をしました。
知人が帯状疱疹になり、地獄を見たと言っていたので怖くなり、予防ワクチンの接種を決心。
私が住む区で費用の一部を助成してくれると分かったのも、決心した理由の1つです。
医者が「熱が出たら普段使っている解熱鎮静剤などを飲んで貰って、全然構いませんから」と言う。
帯状疱疹予防ワクチンは初めてなれど、こちとらコロナ対応ワクチンは何度も打っている身。
オッケーと気軽に返事。
筋肉注射なので痛かったのですが、これもコロナ対応ワクチンで慣れている。
自宅に戻り仕事。
夕方になってちょっとだるさを感じるも許容範囲。
翌日、事務仕事をちゃっちゃと片付けていく。
午前11時を過ぎた頃でした。
突然体調に異変が。
節々が痛くなり、服と接している肌も痛い。
体温を測ってみたら7度8分。
平熱が低めの私にとっては高熱です。
そうそう。
コロナ対応ワクチンも、当日よりも翌日に高熱が出て寝込んだんだったよなと思い出す。

取り敢えず食事を摂ってから解熱鎮静剤を飲もうと、口に白飯を入れたら、砂を噛んでいるような感覚に。
「身体って不思議」などと思いながら、砂のような白飯を胃に入れて解熱鎮静剤を飲む。
そしてベッドに。
身体は熱いのに足先が冷たい。
湯たんぽを入れているのに。
夕方に再び計測してみると熱は6度台に。
それでも腰は痛いし、肩は張っているし、頭はぼんやりしています。
予定していた仕事を片付ける気力なし。
早々に就寝。
深い眠りに入れず、浅い眠りを繰り返しているような感覚で朝に。
だるさは残っているものの、前日よりは気力も体力も復活したような感じ。
そこではたと気付く。
帯状疱疹予防ワクチンは、2ヵ月後にもう1度接種しなくてはいけないことに。
この体調不良を再び体験するのか・・・。
そうまでしても他のワクチンと同様で、帯状疱疹に絶対に罹らない訳ではない、というのが遣る瀬無い。
ネット上でウインドウショッピングをしていたら、素敵なバッグを発見。
欲しい。
でも値段が高過ぎる。
ハイブランドの物ほどではないけれど、買うには勇気のいる金額。
どうしよう。
そうだ。
セールを待とうと心に決めて「もういくつ寝るとお正月~」と鼻歌を歌いながらカウントダウン。
お正月になり、そこの公式サイトにアクセスしてみたら・・・やってましたセール。
で、調べてみたのですが、一目惚れしたバッグはセール対象外でした。
念のため公式サイト内にある、アウトレットページもチェックしたのですが、私が欲しいモデルはない。
そうか、そうきたかと呟く。
プライスダウンをしてくれないのならば、勇気を出して買うか・・・でもやっぱり高い。
うじうじと悩んでいた時、閃きました。
フリマにあるかも。
ということで、フリマのサイトで検索してみたら・・・私が欲しいモデルの出品はありませんでした。
残念。
次の手を思い付けない。

そんな折、ブランド物をよく買うA子と話す機会があったので、相談してみました。
すると「根気よくフリマのサイトをチェックするのみ」とのアドバイスが。
「欲しい物を安く手に入れる道に近道はなし」と自説を披露。
私が「わかった。毎日チェックする」と言うと、「毎日って、1日に1回チェックしようと思ってる? ダメダメ。1日に何回もチェックしなきゃ」と叱られる。
いつ売りに出されるか分からないのだから、しょっちゅうチェックしなくては、他の人にすぐに買われちゃうのだといいます。
買い物も大変です。
しょうがないので、ちょっとした空き時間にチェックするように。
A子が言うように、出品者が自分のタイミングで出品するので、数時間前にはなかった品があったりして、またそれがすでにソールドアウトになっていたりする。
虎視眈々と狙っている人が多いみたいです。
お得に買い物をするのって、努力が必要なんですね。
どうしてこんなに毎日頭が痛いのだろう。
と、思うようになりました。
MRI検査を受けましたが問題はないとのこと。
なのに、毎日のように頭痛薬のお世話に。
飲んでも効かないのだけれど。
困っていた時「枕が原因かも」と思い付きました。
愛用している枕は二代目。
通販で買った初代がとても合ったので同じものを購入し、二代目を使っていました。
二代目の買った時期を調べてみたら5年前。
枕がへたってしまって、寝ている時に首に負担を掛けていたのが頭痛の原因かも。
そこで三代目を購入。
届いたのはぺったんこの枕。
圧縮された状態で届くのです。
袋に鋏を入れると、みるみる枕が膨らんでいきます。
丸一日おいてから使用するようにと説明書きにあったので、楽しみに待つ。
そして翌日。
就寝時間になり枕を使おうとしたら・・・やけに薄い。
それまで使っていた二代目の枕と比べると、三代目の方が薄い。
おかしい。
5年使っていた方が厚みがあるなんて。
首を捻りながらも、ひとまず三代目の枕に頭を乗せて就寝。
朝起きたらすっごい顔が浮腫んでいる。
で、頭痛も。
たまたま不良品に当たってしまったのだろうと、交換手続きをする。

三日後、四代目の枕が到着。
開封して圧縮された枕が膨らむのを待つ。
翌日、四代目の枕を使おうとしたら・・・薄い。
三代目と同じにしか見えない。
二代目のと比べると明らかに薄い。
どういうこと?
仕様が変わった?
枕に頭を乗せてみると・・・二代目のとは違って、三代目のと同じフィット感。
なに、これ。
枕を探しまくって、ようやく見つけたのが初代の枕。
初代の枕を使った翌朝、運命の出合いを神に感謝したぐらいだったのに。
返品依頼のカードに「長年愛用してきたのに仕様が変わりましたね。残念です」とコメントを書きました。
で、どうする、私。
また枕探しを始めなくてはいけないのかと思うと、始める前からすでに憂鬱。
世の中に溢れる物凄い数の枕の中から、自分に合う物を探すって無理ゲー。
いっそのこと、オーダーメイドした方が早いのではないかと考えました。
自宅から30分ほどのところにショップがあると判明したので、そこをネット予約。
機械の前に立つと手のような物が飛び出してきて、私の首の側面や、後ろを撫でるように動きアールを測定。
こうして取ったデータを基に、スタッフが詰め物の量を調整して枕を作ってくれました。
その夜、枕に頭を乗せてみると・・・ぴたっとハマったかのような抜群のフィット感。
仰向け状態であまりに嵌り過ぎているので、寝返りが打てないんじゃないかと思うほど。
翌朝。
素晴らしい目覚め・・・といったことはなく、かといって悪い感じもしない。
悪くはないので、しばらく使ってみることに。
そして一ヵ月。
気が付いたら、この間一度も頭痛に襲われなかった。
やっぱり私の頭痛は枕が原因だったのかも。
改めて自分に合う枕を使う重要性を思い知りました。