電子書籍なる単語を初めて耳にしたのはいつだったのか。
もう思い出せないほどの年数が経った気がします。
どれほど普及し浸透しているのか、私には見当がつきません。
電車のシートに座り向かいのシートへ目を向けたら、そこに並んでいる全員がスマホを見つめている・・・なんて景色には慣れてきました。
皆さんはスマホでなにをしているのでしょう。
両隣の人がスマホを弄っていると、見ないように見て、なにをしているのかをチェックします。
1番多いのはゲームをしている人。
その次に多いのが、SNSで誰かと会話をしている人。
その次が電車の時刻を調べたり、ニュース記事などを読んでいる人。
その次がマンガを読んでいる人。
大体こんな感じで、スマホで小説らしきものを読んでいる人を見掛けたことはありません。
小説だけじゃなく、ビジネス書系や新書系の類を読んでいる人も見たことがない。
どうしてでしょう。
そういう私もこれまで一度も電子書籍を読んだことがありませんでした。
このまま電子書籍エリアには触れずに生きていくような気がしていたのですが・・・先日、ひと回りほど先輩の女性が「電子書籍にハマってるのー」と言っていて、びっくり。
なんでも文庫サイズだと、文字のサイズが小さすぎて辛くなってきたところ、友人に勧められて電子書籍を買ってみたら、とても読み易かったとか。
文字を拡大することができる電子書籍は、老眼の身にはとても有り難いものだと、その先輩は語りました。
そして、電子書籍だとちょっと恥ずかしいものでも抵抗感なく読めるのも嬉しいと言うので、恥ずかしいのってどういうのですかとツッコむと・・・明らかに若い子向けの装幀だと、ちょっとレジに持っていくのは恥ずかしいし、それを避けるためネットで買って取り寄せたとしても、家族に「こんなの読んでんのー」と思われたりするのも恥ずかしいと言うのです。
「それ、ホントーに装幀の問題っすか? 内容が官能系だからとかじゃないんっすか?」と尋ねたい言葉をぐっと呑み込み、「なるほど」と頷いておきました。
今後はこうしたシニアの人たちが、電子書籍業界を牽引していくのかもしれませんね。
文庫「頼むから、ほっといてくれ」は、どの世代の方がレジに持って行ってもまったく恥ずかしくない装幀ではありますが、電子書籍版もありますのでそちらもご検討ください。
あっちこっちで「ういろう」を好きだと言い触らしていると、頂戴できることがあります
ういろう好きだというのを覚えていた方が、送ってくださったり、持参してくださったりするのです。
言っておくもんです。
で、送っていただいた品がこちら。
オーソドックスな生ういろうに塩ういろうをあわせ、そこに変わり種としてトマト味を見繕う感性が素晴らしい。
送りましたというメールをいただいた時には、すでに手元に届き食べた後だったので、お礼と共に「すでに私のお腹の中です」というメールを返信したら「仕事が早いですな」とのコメントを貰いました。
こういうことは素早いんです、私は。
ういろうには様々な味とサイズがあります。
ひと口サイズで個別包装になっているものや、20センチ以上の長さの棹物タイプなど色々です。
棹物タイプは要注意。
皆さんは棹物タイプだった場合、包丁でスライスしふた切れ程度を小皿にのせて、菓子楊枝で上品にいただく・・・のでしょうかね。
が、私の場合こうはしない。
まず端をハサミでカットし包装フィルムを剥いたら、ガブリと噛み付く。
包丁で、なんて手間をかけず、がぶりといきたいんです。
で、DVDを見ながらがぶりをしていると・・・ふと気が付くと、ういろうが消えている。
おかしい、さっきまでこの手にあったのに。
そう、1本まるごと食べてしまっているんですね。
こんなことがしょっちゅう。
これはさすがによろしくないだろうと思うわけです。
そこで、包装フィルムにマジックペンで線を引きます。
今日はここまでにすると、最初に決めるのです。
それはだいたい棹の三分の一ぐらいのところ。
齧り付き、線のところまで食べ進みます。
ここで止めるべきなんです。
そのために線を引いたのですから。
が、ここから葛藤がスタート。
もう少し食べたらどうだっていうんだ。限界を決めちゃいけないと元アスリートが語っているのを聞いたことがあるぞ。
いや、そんなに一度に食べなくていいじゃないの、明日にしなさいよ。
と、私の中の悪魔と天使が囁き合うことに。
結局どうなるのかって?
私の場合、悪魔の方が強い傾向にありまして・・・天使が割とあっさり負けちゃう。
そこで、引いた線よりずっと下の方に、またマジックペンで線を引き直すことに。
この線までは行こう。そうすれば満足するはずだし。
なんて呟きながら食べ続けます。
で、線までいったところでどうなるか・・・ここでまた悪魔と天使が登場します。
結局、再び天使が負けるんですよ、もう確実に。
結果完食。
どうせこうなるならば、小芝居なんぞせず、最初っから1本行きますと宣言した方がよっぽど潔いと思うのですが・・・。
先日デンマークでトランポリンの大会がありました。
ご存知でしたか?
あまりメディアで取り上げて貰えないので、知らなかった人も多いのでは。
来年のリオデジャネイロオリンピックへの出場選手を決める、大事な試合でもありました。
オリンピック行きを決めた選手、決められなかった選手、どちらにも拍手を送りたいと思います。
オリンピック行きの夢を叶えられなかった選手のなかには、競技生活から引退する人もいるでしょう。
ずっと1つの目標に向かってきたのでしょうから、次の目標を見つけるのは難しいと考えるかもしれません。
でも、人生は長い。
ゆっくりと次の夢を見つけて欲しいと思います。
子どもの頃大きくなったらなにになりたかったですか?
おもちゃ屋さんとかパン屋さんとか、戦闘モノのヒーローになりたいと思う子は多いですよね。
しかしながら大抵そうはならない。
現実と能力と様々なことが絡み合ったなかで、将来の進むべき道を探し始めます。
就職活動前にその道を見つけられたらラッキーですが、そうそうタイミングが合うとは限らない。
なにが向いているのか、なにがしたいのかわからなくて、進路を見つけられなかったとしてもくさったりする必要はありません。
きっといつか見つかります。
文庫「頼むから、ほっといてくれ」では、トランポリン競技に情熱を向ける人たちが登場します。
当然、オリンピックに出場する選手の話も出てきます。
が、オリンピックへ行けなかった選手の話も書きました。
そしてオリンピック後の選手たちの話も描きました。
目標を失い、次の目標を見つけようと模索する人たちです。
それぞれが見つけた次の人生も、きらきらと輝くものであって欲しいと願いながら執筆していました。
競技とはまったく違う世界へ行くことになっても、それまでの競技人生が糧となるはず。
努力を重ねてきた時間は、人生を豊潤にしてくれるのですから。
冷え性の私は長年冬との戦いを続けてきました。
暖房を付けても手足が冷たい。
これまで試してきた靴下は数知れず。
「これで冷えが解消」だの「辛い冬とはオサラバ」などといった挑戦的な謳い文句を見つけると、この私の足先を温められるというならやって御覧なさいと、上から目線で思っていました。
遠赤外線が入った靴下は勿論のこと、ルームシューズを履いたり、電気カーペットを投入したりと様々なものにトライしてきました。
そしてブーツタイプの湯たんぽを見つけてからは、足の冷えとは本当にオサラバすることができました。
残ったのは手先の冷え。
以前室内で手袋をしてキーボードを叩いていたら、掌が汗ばんでしまい、湿疹ができてしまいました。
指先は冷たいのに掌は暑いと感じているなんて、なんちゅうメンドー臭い手だろうかと思ったもんです。
ブーツタイプの湯たんぽを購入したサイトを訪れてみると・・・同じシリーズで手袋と肩用タイプがあることを発見。
ブーツタイプ同様に、80度ほどの湯を入れて使用する模様。
これはいいかもしれないと購入しました。
早速使ってみると・・・肩用のに湯を入れて肩にのせます。
ネックレスのように首に巻きつく感じ。
それがほんわかしているので、とても気持ちいい。
と思ったのも5分だけ。
重い。
湯の重さで肩が凝りそう。
この本末転倒な感じは非常に残念。
で、気持ちを切り替えて手袋の方を使ってみると・・・これはとてもいい感じ。
やはり重いのですが、椅子に座り両足の太腿にのせます。
で、中に手を差し込む。
するとじんわりと温まる。
それがこちらです。
手だけじゃなく、太腿までついでに温めてくれるのも嬉しい。
執筆中であっても、ずっとキーボードを叩いているわけではなく、考えたり悩んだりで、手が止まっている時というのは結構あります。
そうした時、すっと手を手袋湯たんぽに入れる。
ぬくぬくさが、ほんのちょっと幸せな気持ちにしてくれて仕事が捗る・・・となって欲しい。
最後は願望になりましたが、これでこの冬を楽しく乗り越えていきたいと思っています。