2016年は

  • 2016年12月29日

今年はどんな年でしたか?
私はお陰様でいくつかの作品を発表することができました。
単行本「総選挙ホテル」を上梓し、文庫では「我慢ならない女」と「手の中の天秤」が発売になりました。
また小説「嫌な女」がテレビドラマ化と、映画化になりました。
こうして作品を発表でき、またその作品が違う形で皆さんに味わっていただける機会を得るというのは、とても幸せなことです。
たくさんの方にお世話になり、応援していただきました。
どうも有り難うございます。
soba
齢を重ねると、時間が経つのがとても速く感じられます。
今年もあっという間の1年でした。
あれをしなきゃ、これもしなきゃと思っていたのに、結局手つかずのまま年を越そうとしています。
来年こそは計画通りに物事を進められる女になりたいです。

今年はたくさん本を読んで、映画を観て、舞台鑑賞をして、美術館へ行こうと思っていました。
本と映画はそこそこ堪能できたような気がしているのですが、舞台鑑賞は僅か数回しか実現しませんでした。
美術館も10回ぐらいしか行けず、興味があったのに見逃してしまった展覧会がいくつもありました。
来年は仕事の時間割を工夫し、時間を遣り繰りして舞台鑑賞や美術館へもっと行くようにするのが目標です。

例年通り買い物でたくさんの失敗をし、何度も道に迷いました。
これには付ける薬はないと思うので、失敗や迷子になるのを前提として、なるべく損害が小さくなるよう高額なものは買わず、また早目に家を出るなどの工夫で対処しようと思います。

来年もコツコツとこのブログを更新していくつもりです。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
皆さんにとりまして、来年もよい年でありますように。

商売の仕方

  • 2016年12月26日

ケーブルテレビの商売のやり方が間違っていると思うのですが、皆さんはどう思いますか?

郵便受けに1枚のチラシが。
ケーブルテレビ会社からのものでした。
そこには「この度入居者様のお部屋に専用機器(セットトップボックス・インターネットモデム)を設置する運びとなりました」と書いてある。
「設置作業に関しては入居者様の作業費用の負担は一切ございません」ともあります。
私が住んでいる賃貸マンションはこのケーブルテレビと、別の電話会社の2社と契約していて、入居者はどちらかのネット回線を選べるようになっています。
ただテレビだけはこのケーブルテレビ経由でなければ見られず、入居者は無料です。
私は電話会社の光通信を選択しています。

チラシの文面からは、もう決まっていることなんだといった主張が溢れています。
作業期間が書いてあり、その中で希望の時間帯に丸をしてFAXしろと書いてある。
が、このケーブルテレビのやり方には慣れていまして、シカトすることにしました。
もし必須な作業であるならば、ケーブルテレビ会社からではなく、管理会社から連絡が入るはずと思ったからです。

このケーブルテレビは年に1度点検だと称して、やはりチラシを郵便受けに入れてきます。
点検のため作業員を家に上げると、いきなり名刺を出してくる。
そして点検は30秒ほどで終了し、パンフレットを出してきて、自社のプランの説明を始める。
「いらない」と断っても、今契約しているのは月額いくらだと聞いてきて、自分のところと契約するようしつこく勧誘してくる。
インターホン越しであればスイッチをオフにすればいいのですが、相手は家に居座り、なかなか帰ってくれず、とても面倒臭い。
最初に名刺を出してくるところからも、家に上がる口実として「点検」という言葉を利用しているのは明らか。
osiuri
先日インターホンが鳴り、出ると「管理会社の〇〇のものですが」と男性が言います。
ケーブルテレビの会社なのに、管理会社だと嘘を吐く。
この時点でワンアウト。
「チラシを入れておいたんですが、ご覧になりましたか?」と言うので、「〇〇の光通信を利用しているのでいりません」と断ると、「無料なんですよ」と訴えてくる。
「〇〇さんはしつこくて嫌いなので、契約しません」と言うと、「失礼しましたー」と引き下がりました。

が、これで終わらないことは経験上知っている。
数日後インターホンが鳴り、出ると「〇〇です」とケーブルテレビ会社を名乗る男性が。
先日とは違う人物。
「設置作業の希望日時の連絡が、まだこっちに入っていないんですが」としれっと言う。
断られたという情報を共有しないのか、そんなものは屁の河童なのか。
そのずうずうしさでツーアウト。

私が「いりません」と断ると、「オーナーが決めたことなんです」と主張。
そこで「管理会社に確認します」と言い、インターホンのスイッチをオフに。
管理会社に電話をして確認すると・・・任意なので、不要であれば断ってもらって構わないとの回答が。
やっぱり。
スリーアウトですね。
管理会社はそのケーブルテレビ会社に、入居者の郵便受けにチラシを入れることは許可しているが、それは入居者が任意で希望すれば、利用できるサービスについてであって、チラシの文面が、まるで必須な作業であると読み取れるように書かれたものであることは把握していなかった模様。
もし絶対に必要な作業であるなら、管理会社からお知らせしますとも言っていました。

このケーブルテレビ会社の商売のやり方、どう思いますか?
「設置する運びとなりました」なんて表現を使って、もう決まったことなんだと思わせる商売のやり方はとても賛成できません。
管理会社の人も、そのケーブルテレビ会社のやり方については、ほかのマンションの入居者からも色々な話が出ていると言っていました。
点検と称して営業したり、誤解させてモデムを設置した後、有料サービスへと繋げようとしたりするのは、商売の方法が間違っていると思います。
詐欺まがいの手法で新規客を獲得できているのかもしれませんが、その何倍もの不信感をもたれていることに気付いた方がいいと思うのですが。

布巾

  • 2016年12月22日

キッチンで使う布巾にこだわりはありますか?
私は特にこだわりはなく、たまたま見つけた布巾を使い続けてきました。
それは白地にピンクの波模様のもので、飲食店などでもよく見掛けるので結構普及しているのではないでしょうか。
学生の頃バイトしていたファストフードでもまったく同じものを使っていたので、歴史もある一品です。

その布巾の在庫がなくなったので、いつも利用しているネットショップで調べてみると100枚が最低単位。
そういえば前回もこの100枚という数字に怯んだのでした。
ですが買うことにしたので、どーんと大きな箱でやって来て、絶句したのを思い出しました。
混沌としているキッチンで、布巾の在庫100枚を収納するのは結構大変でした。
そこで今回は別ものにしてみようと、最低の単位が5枚のものをセレクト。

ところが水分を吸い過ぎてしまうんです。
だからテーブルを水拭きすると、びしょびしょに。
びしょびしょにならないようぐっと歯を食いしばって固く絞るのですが、それでもダメ。
しょうがないのでこれは諦めて、別の布巾を購入してみると・・・またもや水分を吸い過ぎて、テーブルはびしょびしょ。

これまで使っていた布巾では軽く絞っても水分がすぐに抜けたので、こんなところで躓くとは思ってもいませんでした。
新しい布巾はまず洗い終わった食器を拭く係に。
ちょっとへたれてきたら、テーブルを水拭きする係に異動して貰います。
さらにへたれて、引退という文字が布巾から発信されるようになると、キッチン周りの雑巾としてゴミ容器周りなどを拭く係に異動。
そこで最後の奉仕をして貰ってから捨てていました。

どのセクションにおいても、水気を簡単に抜けないと役に立たない。
こうなってみると、飲食店などでよく見掛けるのには理由がちゃんとあったんだなと、これまで利用してきた布巾に対して再評価。
100枚がなんだっていうんでしょう。
収納しようじゃないの。
ということで購入したのがこちら。
p1010600
たかが布巾。
されど布巾。
使い勝手のいいものは、気持ちにストレスを掛けないのでいいですね。
いつも利用しているネットショップで、5枚とか10枚単位で売ってくれるようになる日がくるといいのですが。

手を差し伸べてくれたのは

  • 2016年12月19日

いつものように道に迷っていました。
手には、目的地までの道順を記した地図を印刷した紙が。
が、その地図と、今見えている景色を合わせることができない。
印刷した紙をぐるぐる回して、景色と合せようと奮闘。
しかしわからない。
maigo
そこで信号待ちをしていた男性に声を掛けました。
「この通りは〇〇通りですか?」と。
すると「最近就職で東京に出て来たばかりで、よくわからないんです」との答えが。
見れば、スーツがまだしっくりきていないような若い男性。
時は春。
社会人になったばかりのフレッシュマンの模様。
「そうでしたか。それは失礼しました」と私は言い、歩き出します。
が、地図をどれだけ回しても、見えている景色と一致しない。
どうしたもんかと思っていると、「よかったら」と背後から声が。
振り返ると、先ほどのフレッシュマンが胸ポケットからスマホを取り出し「探しましょうか?」と言ってくれます。
私の手元の地図を覗き込み「そこに書いてある住所に行きたいんですか?」と聞いてきたので、「そうですそうです、そうなんです」と私は答えました。

フレッシュマンは地図のアプリを開き、住所を入力すると「あっちのようですね」と言い、「僕もあっち方向なので、途中まで一緒に行きましょう」と提案。
二人並んで横断歩道を渡り、オフィス街を進みます。
しばらくしてフレッシュマンは足を止めました。
「僕はここなんですが、そこの角を右に曲がったら左にあるみたいです」と説明をしてくれました。
私は「ご親切にしていただきまして、どうも有り難うございました」と感謝の言葉を口にして、頭を下げました。
フレッシュマンは「いえいえ」と言って、ビルの中へと入っていきました。

見上げれば、そのビルは某大手企業の本社ビル。
大丈夫、君ならきっと出世する、と勝手に彼の未来予想をして歩き出しました。

これまでたくさん道に迷い、その度にたくさんの人に助けて貰いました。
そうしたなかでフレッシュマンが心に残ったのは、自分は知らないながらも、困ってるようだから調べてあげようと思ってくれたことが、驚きでしたし嬉しかったから。
彼がスマホを操作しだした時、そうか、その手があったかと自分のバッグに入っているスマホの存在を思い出しましたが、ここはやはり「そういうものは持っていませんの、私」という体の方がいいだろうと判断するような小狡い自分には目を瞑り、彼の優しさにただ浸りました。

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