以前このブログで白玉を作って、オヤツによく食べていると書きました。
そのブログを読み返してみたら・・・「白玉は作るの簡単ですしね」と書いてある。
あー、私にもそんな頃があったんだなーと感慨に浸る。
何故って?
今はもう、そんな七面倒臭いことはしていないからです。
ある日、白玉を捏ねながら思ったのです。
メンドくせーなと。
そしてもしかしたら、この捏ねる作業まで終えてある冷凍品が、存在するのではないかと思い付く。
早速ネット検索してみたら・・・ありました。
球状に捏ねてある白玉の冷凍品が。
レンジでチンすればいいだけ。
この品を作ろうと考えた会社に感謝。
購入し作ってみました。
パッケージに書かれていた温め時間では足りず、20秒ほど追加加熱することになりましたが、モチモチで美味しく頂けました。
以前は簡単だと思っていた行為が、いつの日かメンドーになる。
年齢的なせいなのか、はたまた性格のせいか。
楽な方へ、楽な方へと進んでいる自分に気が付きます。
これでいいのかしらと思うことも時々ある。
この時々しかないというのが、問題なのかもしれませんが。
雑誌などで広い邸宅の中で微笑む、私と同世代の女性の写真を見掛けることがあります。
その写真の横には「丁寧に暮らすのがポリシーです」などといったコメントが書かれていたりする。
朝っぱらから、そんなにしっかり料理します? と聞きたくなるような朝食メニューの写真が載っていたりもする。
私からすると、こういう方は宇宙人のような存在。
自分とは違う星の住人のようだと思ってしまう。
あまりに遠い存在なので「じゃ、私も」なんて気持ちには、これっぽっちもならない。
でも若い人と違って、残されている時間は刻々と減っているのだから、一日一日を大切に生きていきたいとは思う。
省略出来ることは省略し、そこで浮いた時間をなにに使うのか・・・それが自分らしく生きるってことなんですよね。
始まる前から色々あったオリンピック。
開催してみれば、やっぱりたくさんの感動がありましたね。
悔し涙を流した選手。嬉し涙を流した選手。
3年後に目を向ける選手。競技生活との別れを口にする選手。
色々です。
テレビに齧り付き、選手たちの活躍に声援を送ってきました。
「よっしゃー」と拳を突き上げたり、「マジかぁ」と絶句したり。
忙しい毎日でした。
同じ時間帯にいくつもの試合が放送されるので、テレビを観る時には膝の上にリモコンが、定位置になりました。
サッカー男子は惜しかった。
オリンピックの日本代表史上最強だと思っていましたが、残念でした。
でも選手たちのサッカー人生は続く。
ここでの戦いを胸に刻んで、上を目指していって欲しい。
リモコン片手に色々な競技を観戦する中で、思ったことも色々。
レスリングでは試合を観る度に「そのツルッツルのユニフォームじゃ、やり難くない?」と思い、「柔道着みたいに指が引っ掛かるユニフォームにした方が、良くないの?」と聞いてみたくなったり。
そして空手組手では、最後までルールがわからなかったり。
「今、当たってなかった?」と思うことがしばしばでした。
新体操では技の一つひとつに点数が付いているのだと、解説者の話を聞いて知りました。
技を決めていくことで、点数を積み重ねていくんですね。
昔のフィギュアスケートのような感じで、もっと大雑把な点数の付け方なのかと思っていました。
これだと素人にもわかり易くていいですね。
アーティスティックスイミングは、いつの間にか競技の名前が変わっていたのにびっくり
しましたが、そんな大胆な改革をしたのに、点数の付け方が素人には全然わからない点は同じというのに、二度びっくりしました。
地元開催だったため時差がなく、また多くの競技がテレビやネットなどで視聴出来たため、これまで以上にスポーツを堪能しました。
選手の皆さん、サポートスタッフの皆さん、お疲れ様でした。
そして感動を有り難うございました。
近所に年季の入った商店がありました。
独特な選択眼で集められた商品が並んでいました。
アイス、菓子パン、カップラーメン、煙草、布の漂白剤、雑巾・・・どういった固定客がいる店なのか、私にはわかりませんでした。
ある日、その店が白い布で囲われました。
解体工事をすると掲示されていました。
跡地にはマンションが建つらしい。
その前を通る度に布の向こうを透かし見ます。
解体工事は順調に進んでいるようでした。
そしてある日、建物はなくなり真っ平に。
50平米ぐらいでしょうか。
想像していたよりも狭かったな、なんて思ったりして。
真っ平になった途端、作業員の姿が見えなくなりました。
なんで中断してるんだろう。
資材の手配に手違いがあったとか、人手が足りないとか、資金がショートしたとか?
勝手にその理由を想像していました。
それから1ヵ月ほどしたある日。
郵便受けにA4の紙が1枚入っていました。
その紙に書かれたタイトルは「埋蔵文化財発掘調査について」。
ん?
そこに描かれた地図の中の、斜線を引かれた場所をじっと見つめると・・・作業が中断していたあの工事現場じゃないですか。
おお。
マンションを建てようと思ってほじくったら、なんか文化的に価値のあるモノが見つかっちゃった・・・ということだったようです。
しばらくの間発掘調査をするので、騒音などで迷惑を掛けるかもしれませんが、よろしくねといった内容の案内でした。
そんな理由だったとは。
発掘調査によって、恐らく工期は大幅に遅れるでしょう。
オーナーのため息が聞こえてくるようです。
ただの近所の者である私は、工期がどれだけ遅れても財布は痛まないので、どんなものが埋蔵されていたのかに興味が。
白い布越しに作業の様子を眺めると・・・3台のカメラが1カ所に向いています。
どうやら左奥のその一角に文化財があった模様。
なに、それ。
布越しではどんな状態なのか見通せません。
出来ることならば調査の結果を教えて欲しい。
結果をまた郵便受けに入れてくれたらいいのに。
そう思いながら、毎日のように白い布の前を行ったり来たりしています。
色々思ったこと。
まず「フェンシングって観てる方も燃えるわ」と思いました。
エペって名前はなんだか可愛い響きなのですが、競技自体はスリリング。
楽しませて貰いました。
そして190センチの身長があったら、様々なスポーツ関係者から勧誘されたでしょうに、何故フェンシングを選んだのか・・・聞きたい。
次に思ったこと。「柔道の寝技ってこういうものなんだ」
これまでにわかファンとして、テレビ中継などがあると柔道の試合を見てきました。
どっちかの選手が畳に腹ばいになると、もう1人の選手がのしかかる。
こんな場面はしばしばあります。
でも両選手とも審判の「待て」の声を待っているように見えて、寝技を掛ける気はないし、掛かるとも思ってないといった感じがアリアリ。
ところが今回のオリンピックでは、寝技をちゃんと掛ければ、相手をひっくり返すことが出来て、勝てるのだということを教えて貰いました。
「ハンドボールの反則かどうかを判断するのが、素人には難しい」とも思いました。
思いっ切り邪魔しているように見えるのにセーフだったり「今のどこが問題でしたか?」というような場面で反則になったり・・・難しいスポーツですね。
そして「日本選手のキラキラネームが多い」と思いました。
誰かルビを振って。
そうじゃないと読めない。
「男子の飛び込みの水着のサイズは、あれがベストなのか問題」についてもあれこれ思いました。
競泳の選手が着ているような水着じゃ、ダメなんでしょうかね。
他にもたくさん思いました。
そして精一杯自宅から声援を送りました。
いい結果が出た選手、出せなかった選手、どちらもお疲れ様でした。
その経験はきっとこれからの人生で、あなたの糧となるでしょう。
以前から応援していたトランポリン競技では、予想外の展開に言葉を失ってしまいました。
金メダル候補と言われていた選手。
プレッシャーという魔物に襲われてしまったのでしょうか。
10回跳躍をするのですが、途中でベッドに着地出来ず、トランポリン台から外れてしまいました。
やり直しは出来ない競技です。
外れるまでの点数しか認められません。
無念の予選敗退となってしまいました。
口惜しいでしょう。残念でしょう。
でもあなたの人生が終わった訳じゃない。
どうか気持ちを前に向けて歩き出して欲しい。
そう願っています。
すべてのアスリートに拍手を。
そして貰った感動に感謝を。
今はそんな気持ちでいます。