記憶力が

  • 2021年11月04日

昔から記憶力が低かった。
学校の成績が酷かったのも、このせいだと私は思っています。

この記憶力は年々だだ下がる。
対策としては、書き留める作戦しかない。

何年も前から住まいのあっちこっちに付箋とペンを用意しておき、思い出したこと、やっておかなくてはいけないことなどを、書き留めてきました。
新居でもあっちこっちに付箋とペンをスタンバイ。

この作戦には書き留めた付箋を、どうするか問題があります。
大抵なにかをしている時に、そういえば、あれをしておかなきゃと思い付く。
それを忘れないように書き留めておく訳です。
だから書き留めた付箋は、ひとまずそのままにしておいて、作業の続きに戻りたい。
例えばメイク中に、〇〇さんにメールをしよと思い付く。
忘れないように、ドレッサーの引き出しから付箋とペンを取り出して書き留める。
そうしたらもうすぐにメイクの続きに戻りたい。
だって、忘れないように書き留めたのだから、もうそれで充分ははず。
それに立ち上がり、寝室を出て廊下を歩き、別室のパソコンの前に貼るなんてメンドー臭い。
それを避けるための付箋だもの。
メイクを終えて寝室を出る時、この付箋を持っていけばいい。
と、こう考えるのです。
それで付箋をひとまずドレッサーの鏡の隅に貼ります。

結果どうなるかというと・・・メイクを終えた頃には付箋のことを忘れている。
忘れていてもいい。
視界に蛍光色の付箋があるのだから。
ところが私の視野は一体、どういうことになっているのかわかりませんが、この付箋が目に入らない。
そして三面鏡の扉を閉めてしまうのです。

夜になってドレッサーの扉を開き、そこで付箋が目に入る。
すでにメールをするタイミングは逸しています。
私ぐらいネジが緩んでいると、書き留めただけではダメなようです。
だからといって書き留めるのを止めてしまったら、もっと大変なことになるのは火を見るよりも明らか。
被害を少なくしてはいる・・・と考えて、続けるしかない、といったところでしょうか。

小説「僕は金(きん)になる」には、ちょっとおかしな姉ちゃんが登場します。
苦労することなく造形したキャラクターでした。
私の分身のようなところがあったのかもしれません。

トイレが

  • 2021年11月01日

以前住んでいた部屋のトイレは無駄に広かった。
このスペースはなんのため? と首を傾げるほど。
鏡まで付いていた。
便座に腰掛けると、鏡に映った自分の顔と対面させられる。
設計者はいったい、トイレになにを求めたのか?

それと比べて新居のトイレは狭い。
初めて使った時「壁近っ」と思わず声が出ました。
慣れるまでの間、身体の色々な箇所を壁にぶつけてばかりいました。

昔、フリーライターをしていた頃のこと。
あるお店に取材に。
店長さんの話を、スタッフルームで聞かせて貰いました。
トイレに行きたくなった私が、貸して欲しいとお願いすると、従業員用のトイレの場所を教えてくれました。

中に入ってびっくり仰天。
まず和式スタイルというのにも驚きましたが、それ以上にびっくりしたのが、3面の壁にたくさんの紙が貼られていたこと。
その内容が凄かった。
「使った後は必ず流せ」「用は便器の中にしろ」「トイレットペーパーを持ち帰るな」「ゴミを便器の中に捨てるな」
こういったことがマジックペンで、大きく書かれていたのです。
この他にもちょっとここでは文章に出来ないような内容の言葉も、記述されていました。

そんなことをわざわざ書くということは、そんなことをする人、或いはしない人がいるということ?
ここは従業員用のトイレでしたよね?
従業員がトイレをそんな風に使う?

私の頭にはたくさんの「?」が。
その時のトイレの状態はごくフツーで、「はぁ?」といった使い方をした痕跡はありませんでした。
お客さん用のトイレを使わせて貰いたいと思いましたが、生理現象は待ったなし。
しょうがないので、そこを使わせて貰いました。
なんか、大変なところに来てしまったという気持ちに。

友人A子が子どもの受験先を調べるため、学校訪問を繰り返していた頃、来客用ではなく生徒用のトイレに必ず入ると言っていました。
トイレを見れば、どういったレベルの生徒がいるのかがわかると豪語していました。
偏差値情報も大事ですが、トイレ使用状況値もその学校の本質を知るには重要なんだそうです。
そうかもしれませんね。

トイレといえば・・・文庫「僕は金(きん)になる」に登場する姉ちゃんは自由人。
眠たければ眠る。
だから飲食店でもテーブルに突っ伏して寝てしまう。
それで姉ちゃんがトイレからなかなか戻って来ないと、弟は中で寝てるのかなと思います。

誰もが必ずお世話になる場所。
それだけにどう使うかに個性が出るのかもしれませんね。

耳の調子が

  • 2021年10月28日

右耳の調子が悪くなりました。
音がこもって聞こえるのです。
少しエコーが掛かっているような時も。
同じような症状で2回、病院に行った経験があります。
2回とも耳に異常はなく、鼻の奥が炎症しているからだろうと医師から言われました。
鼻の炎症を抑える飲み薬を処方して貰い、1週間ほどで治りました。

そして今度で3回目。
学習した私は、鼻の奥の炎症を抑える市販薬を飲みました。
ちょうど引っ越し前のバタバタの時期だったので、自力で直す方法を選択したのです。
元々慢性副鼻腔炎の私は、鼻の奥の炎症を抑える市販薬は常備薬として用意していたので、これを飲み始めました。
ところが2週間飲み続けても、一向に右耳の違和感は消えてくれません。
その間に引っ越しを実施。
新居の近くの耳鼻咽喉科を探すことに。

情報はネットを頼らざるを得ません。
クリニックのHPを見ます。
すると慢性副鼻腔炎の治療として、手術について書かれたページがやけに詳細。
手術する気アリアリ。
それがちょっと怖い。

初めて行った耳鼻咽喉科で慢性副鼻腔炎を指摘されてしまい、手術を受けるよう勧められてしまったら、どうしたらいいのでしょう。
あなたのことを信用出来ませんなどと言える勇気はなし。
心の準備が出来ていませんと言えば、許して貰えるでしょうか。

手術する気が薄そうな病院を必死で探す。
検索するエリアを徐々に広げていったところ・・・やっと1つのクリニックを発見。
ネットで予約するシステムのようなので、早速予約。
それから自宅からその耳鼻咽喉科までの行き方をチェック。
この順番が間違っている。
先に行き方や掛かる時間を調べてから、予約するかどうかを検討すべき。
それが賢いやり方。
でも賢くない私は、予約した後で行き方を調べました。

地図アプリで徒歩で18分と出ました。
バスを使うと17分とある。
微妙。
18分歩くのはちょっと大変だけれど、バスは時間が読めないので徒歩で行くことを選択。
引越してきたばかりで周囲のことを知らないので、ちょうどいい機会だから、散歩&探索がてら歩こうと思ってしまったのです。
なんて浅はかな考えでしょう。
己の体力を過信していました。

18分歩きヘロヘロの状態で耳鼻咽喉科に到着。
色々調べて貰った結果、耳に異常はないとのこと。
ビタミンB12の薬と、耳の周辺の血管の動きをよくする薬を貰う。
鼻の炎症じゃなくて? と思いましたが、医者の数だけ治療法はあるのかもしれないと、自分を納得させて帰宅。

半信半疑ながら薬を飲み続けること3日。
右耳の違和感が、小さくなっていることに気付きました。
ん?
もしかしてあの女医さんは名医なのかもと思い始める。
そして薬を飲み続けて1週間で、右耳の違和感は消えました。

同じ症状ではあったけれど、前の2回と、今回では違う原因だったのでしょうか?
なんだかよくわかりませんが、18分歩いたのが無駄にはならなかったのが良かったです。
それにビタミンB12への興味が芽生えました。

ドレッサーを

  • 2021年10月25日

ドレッサーを買いました。
人生初です。

実家で暮らしていた頃は、ドレッサーを置けるスペースはありませんでした。
ピアノの鍵盤蓋の上に道具を並べて、小さい鏡を覗きながらメイクをしました。

一人暮らしを始めてみれば・・・やはりドレッサーを置けるスペースはなし。
ポーチに一式入れておいて、メイクする時にはそれをデスクに運び、そこで行いました。

その次の部屋にも、ドレッサーを置けるスペースはなし。
たまたま洗面台が広かったので、そこで立った状態でメイク。

ドレッサーを部屋に置ける人って、一体どんな人よと思っていました。

新居で暮らし始める中、70箱あった段ボールの中身を棚に収納していき、収まらないものは新たに棚を購入して、そこに押し込みました。
棚の中はひっちゃかめっちゃかであることには目を瞑り、部屋を見渡せば・・・スペースがあると気付く。
これはもしかすると、ドレッサーを置けるかもしれない。
いや、置く必要が私にはある。
なにせ新居の洗面台は極狭。
メイク道具を置けるスペースはゼロに等しいため、背後にある洗濯機の蓋の上に並べるしかないのです。
化粧水を塗ったら身体を後ろに回して、それを洗濯機の蓋に置き、クリームを摑むとまたくるっと身体を回して、鏡に向かって塗る。
終わるとまた身体を後ろに回して、クリームを洗濯機の蓋に置き・・・といったことを繰り返していたのです。
ウエストをシェイプする運動になってるんじゃないかってぐらいでした。
ここで暮らすならドレッサーは必要。
そうなのです。
ドレッサーを人生で初めて買うべきタイミングが、到来したのです。

そこで通販ショップで見つけた三面鏡タイプを購入。
商品が届くと、引き出しを意味もなく何度も開け閉めして喜ぶ私。
購入前には気付かなかったのですが、スライド式の鏡が一つ付いていて、それが斜めの角度で固定出来るため、マスカラなどの細かい作業をする時に便利。
三面鏡ではなく四面鏡でした。
これは有り難い工夫の一品。

使い始めて気付いたのは、私はずっとドレッサーが欲しかったんだなということ。
毎日ドレッサーを使っている時「ふふっ」と楽しくなっているのです。

なくても、なんとかなるけれど、あったらちょっと気持ちが弾む・・・そういう品が部屋にあるのって、いいですね。

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