病院に行こうと駅に向かいました。
改札の前には大勢の人が。
どうしたんだろうと思っていたら、駅員が「運行再開は午後3時頃になる予定です」と言っているのが耳に入りました。
げっ。

改札の前に置かれたボードには、昼過ぎからずっと電車が動いていないと書いてありました。
げげっ。
まったく知らなかった。
代わりにバスを運行させているとも、ボードには書かれていました。
時刻は午後2時半。
微妙。
運行再開予定の午後3時まであと30分。
これを待った方がいいのか、それともバスを利用した方がいいのか。
午後3時に本当に再開してくれるかどうかが、はっきりしないというのが、もどかしい点。
悩んでいる時にそうだと気が付きました。
予約時間に遅れますと病院に電話をしておくべきだと。
そこで電話をしてみたら・・・診察時間外だとのアナウンスが。
午後の診察は午後3時半からのため、その時は昼休憩中だったのです。
留守電機能を稼働させてくれていないため、遅れますのひと言を伝えたいだけなのに、吹き込めない。
メールはあるだろうかと、スマホから公式サイトにアクセス。
ところがメルアドの記載なし。
診察時間外の患者からのコンタクトを、一切拒否している感がいっぱいなのです。
小さいクリニックって、お昼休憩がめっちゃ長いですよね。
あれ、なんでですかね。
フツーの企業であれば、昼休憩といったら1時間でしょ。
それが小さいクリニックだと3時間ぐらい。
3時間もの間、なにしてる?
と、休憩時間の長さについて考察している場合ではなく、電車を待つか、バスにするかを考えなくてはと思い至る。
どうすっかなぁと考え始めたら・・・駅員がボードを片付け始めました。
そして運行を再開しますと宣言。
改札前にいた人たちが、一切にホームへなだれ込みます。
バスを選択しなくて良かったぁ。
と、私も喜び勇んで電車に乗り込みました。
前日スマホに入れている有料のアプリで、自宅から病院までの経路を検索していました。
なのに、そのアプリから「あなたが乗るつもりらしい電車は動いていませんよ」といった類のメッセージは、まったく届いていませんでした。
電車内でそのアプリを立ち上げてみると・・・前日に検索したページの電車の欄が黄色になっていて、運行していないと書かれていました。
そういうの、アプリを立ち上げないと教えてくれないものなの?
乗車の直前に検索すれば、運行していないとわかるでしょう。
でも私のように前日に検索を済ませて、当日はチェックしない人だっているのでは?
そういう人のためにメールかなんかで、知らせてあげようという気持ちには、なってくれないの?
有料だよ。
普段、大した情報ではないものを、メールで知らせてくるくせに、肝心の電車の運行情報は知らせないってどういう魂胆?
たかだか数百円の利用料金ではありますが、毎月支払っているのにと、その数百円が惜しくなる。
アプリも完璧ではないと理解し、矛を収めるべきなのでしょう。
でもなぁ。
アプリ、頑張れよ。
コロナとの共存生活が続いています。
そのせいでしょうか。
体温計が売れ続けているんだとか。
一時はお店から姿を消してしまい、入荷時期不明と手書きされたポップを、よく見かけたものです。
どこでも売り切れてしまいネットでも購入することが出来ず、困った人も多かったはず。
恐らく急ピッチで生産量を増やしたと思われますが、なかなか需要に追い付かなかったようです。
こうしたことも最近は解消され、フツーに入手出来るようになりました。
それまで一家にひとつだった体温計は、一人にひとつ必要なものになり、これが体温計を爆売れさせる要因となったのでしょうか。

最近は非接触型の体温計で計測する場所が増えて、なんの問題もなく関所を通れるようになりましたが、当初は脇に挟むタイプの体温計しかない場所も多かった。
これは私にとっては大問題。
脇に熱を籠らせてしまうタイプなのか、脇に挟むタイプの体温計だと38度を超えてしまう。
それで関所を通過出来ないといった事態に陥ります。
私自身には38度を超える体温だとの感覚はなし。
だから非接触型の体温計で、再検査して欲しいと申し出ます。
「ない」と言われると、少し休ませて貰ってから再チャレンジをさせて欲しいと願い出ます。
そして脇の汗をハンカチで拭き、しばし動かずにじっとしています。
そうして5分ほど経ってから再検査して貰うと、36度台になっていて、関所の通過を許されるといったパターンが多かった。
何故このようなことになるのか。
その関所に辿り着くまでの間、私は歩いています。
徒歩で関所に向かい検温されます。
この歩く行為によって脇に熱が籠る。
でもそれは一時的なもので、歩くのを止めて、しばらくじっとしていれば、脇の熱は下がり本来の体温を計測出来る・・・ということなのではと自己分析。
私の体温とは違う数値が、脇では計測されてしまうみたい。
となると、脇に挟む計測では、本来の体温を測れていないってことになるのですが、いいのか、これで? との思いがふつふつと湧き上がってきます。
私が特殊な脇の持ち主であって、世間の一般的な計測では問題ないから気にするな、というまとめ方にするべきなのでしょうか。
それにしても・・・脇に熱が籠るのは、二の腕の太さと因果関係があったりするのか・・・謎は深まるばかりです。
半年ほど前に近所の眼科に初めて行きました。
引越しをしたため、それまで定期的に診て貰っていた眼科に行こうとすると、1時間掛かってしまう。
そこで近所の眼科にしようとネットで調べ、住まいから徒歩5分のクリニックへ。
そこが・・・ドクターの自宅の1階で開院しているといった風情。
狭い。
だからなのでしょうが、私が視力検査を受けている同じ部屋で、ドクターは別の患者の診察をしている。
私が片目にスプーンのようなものを当てて「右」「下」などと、円のどこが切れているかを言っていると、いきなり部屋の灯りが消えました。
へ? と思ってキョロキョロする私。
しかし隣にいるスタッフは平然としている。
見れば、ドクターが別の患者の目に光を当てている。
目の状態を見るために周りを暗くする必要があり、部屋の灯りを消した模様。
あの、でも私は視力検査中なのですが・・・。
明るくなるのを待とうと思ったのに、スタッフから「上から読んでください」と早く言えと促されてしまう。
部屋の灯りは視力検査に影響ないのか? と疑問に思うものの、しょうがないので「上」「左」などと言う。

そして視野検査のコーナーへ。
これまでいくつものクリニックで、この視野検査を受けてきました。
このコーナーはどのクリニックでも大抵狭い。
閉所恐怖症の人は無理だと思うほどの、極狭空間をカーテンで囲み、周囲を真っ暗にして検査を受けます。
だから狭さには慣れていた。
そんな私でさえ「狭っ」と言いたくなるほどの狭さ。
ちょっとがたいのいい男性だったら、入れないんじゃないかと思います。
また狭いからだとわかってはいても、診察室に明らかにスタッフのものと思われるマグカップが、たくさん置いてあるのが気になる。
診察室にいる患者から見える場所に、そんなものを置く感覚が理解出来ない。
診察室とスタッフの控え室の区別を付けられないクリニックが、衛生管理に心を配れるとは思えない。
不信感がうなぎ上りになっていく私の番になり、女医の前に。
女医は言いました。
まったく問題ないわと。
私が他のクリニックで視野が欠けているところがあるので、半年に1度検査を受けるように言われていたと説明すると、女医は「そんなこと言われたの? 私ならそんな診断しないわ。問題ないもの」と言う。
「そうですか。それは良かった」と口では言うものの、私の心の中は「本当に?」と疑う気持ちがいっぱい。
そして半年後。
以前通っていた眼科に1時間掛けて行って来ました。
こちらも女医。
物凄くいい先生なのですが、なにが問題なのか、行く度にドクター以外のスタッフが全取り換えになっている。
今回もドクター以外の全スタッフが初めての人たち。
途中で部屋の灯りを消されたり、診察室でマグカップを見つけたりすることなく、無事に検査終了。
そしてドクターの前に。
視力は前回の0.7から、何故か1.0に上がっていて、視野検査でも視野の欠けている箇所がなくなっているという不思議な結果。
ドクターから全然問題ないですねと言われました。
だとすると半年前の診断も、間違ってはいなかったのかも。
半年前は本当に? と診断結果を疑いましたが、今回は何度も診て貰っているという信頼感があるため、ドクターの診断をすんなり受け入れました。
ドクターへの信頼度によって、同じ結果でも受け入れられない時と、受け入れられる時があると知りました。
友人のA子はグラフィックデザイナー。
センスがいい。
いつもお洒落にしているし、部屋のインテリアもモデルルームかってぐらい格好いい。
ユーモアのセンスもあるから会話も楽しい。
と、ここまでなら完璧な人。
残念ながらやはり欠点はあります。
男を選ぶセンスがゼロなのです。
そこそこモテるのに、どうしてその中でこの人を選んだの? というような男と付き合う。
「どこがいいの?」と聞くと、A子はしばし考えてから「一緒にいて楽だから」と曖昧な言葉を口にする。
結果、A子はバツ2。
A子から別れることになったと聞く度に「こうなるだろうと思ってたよ。長く続いた方だよ」とコメントした私。
A子はまったく同じ台詞を、他の友人らからも言われたそうです。
そのA子から久しぶりに会おうよとの誘いが。
ただの食事会かと思いきや、今付き合っている人を連れて行くという。
A子によればまた同じ失敗をしそうなので、早めに友人らにお披露目し「ダメだろ、あれは」と言われたら、撤退をしようと思っているとのこと。
A子もさすがに学習した模様です。
A子からの要望で、私たちは彼を各自10点満点で点数を付けることに。
2時間ほどの食事会が終了し散会。
帰る方向がA子と彼とは違っていた、私と友人たち。
電車の車内で、早速自分が付けた点数を披露し合いました。
私は1点。B子も1点。C子は0点でした。
それぐらい酷かった。
彼は2時間の食事会の間、ずっと一人で喋りっ放しだったのです。
いますね、そういう会話が出来ない人って。
会話はキャッチボールなので、自分がこうだったとか、こう思うといった話をしたら、あなたはどう思う? とボールを相手に放ってあげなくてはいけない。
それが出来ない人だった。
喋りっ放しで、誰かがそれに関連した話をし始めると、すぐにボールを奪い返して、自分が話し出してしまう。
百歩譲って話が面白ければ許せる。
でも残念ながら彼の話にはオチがなく退屈。
それをA子はニコニコして聞いていました。
話をするのが苦手で、聞く方が好きというタイプであれば、全然問題ないのでしょう。
でもA子はそうじゃなかったはず。
今、隣でニコニコしているのは、惚れているからだよねと、食事中何度も確認したくなってしまいました。
その惚れてるって状態、すぐに薄れるよ。
と、言いたかった。
ま、言わなくても、私たちの点数を見ればA子も気付くでしょう。
友人らで付けた点数をA子にメールしてから、彼女からのコンタクトはありません。
頑張れ、A子。
男は他にもいる。
男を選ぶセンスを磨け。