55歳以上の男性をターゲットにした、化粧品の新ブランドが発売になるそうです。
おお。
そうなんですね、世の中は。
若い男性が美肌を目指したり、化粧をしたりするようになっていると知った時にも驚きましたが、今回のこの情報にもびっくり。
人生が100年時代になった今、55歳は折り返しをちょっと過ぎた辺り。
60歳を超えてもバリバリ働く人が多いのですから、社会との繋がりはまだまだ続く。
人様に不快な思いをさせたくないし、自分自身の気分も上げたいから、身だしなみの中に化粧を取り入れる・・・といった感じでしょうか。
昔は家族で出掛けるなんて時には、身支度に時間が掛かる母親が、父親と子どもたちを待たせてしまい、「まだぁ? 早くー」と怒られる、なんて光景がありました。
これからは待たせるのは父親なんてことになるのかも。
A子には娘さんが2人、息子さんが1人います。
娘さん2人が中学生の頃は、よく洗面所で喧嘩をしていたそう。
鏡の前というベストポジションの取り合いが原因。
息子さんが中学生になると3人での争いになり、戦況は悪化したとか。
息子さんも娘さんたち同様、というより、娘さんたちより長く鏡の前にいようとするため、争いが激しくなったらしい。
やがてこの息子さんは、部員が足りないサッカー部から頼まれて試合に出る際には、髪型が乱れるのを嫌がって、ヘディングをしない選手に。
その後も外見へのこだわりを持ち続けて青年に。
そして今、彼は会社員として働いているそう。
仕事の時に持ち歩く鞄の中には、日焼け止めクリームをいつも入れているのだとか。
私なんかより全然美容情報に詳しそう。
私が「ファンデーションは塗った方がいいですか? なんて聞いてみようかな」とA子に言ったら、「そんなもの、詳しくない者でも答えられるわよ。塗りなさい」と、軽く叱られました。
更に「質問のレベルが低過ぎる」とも言われてしまいました。
クローゼットに眠っていて、一度も着たことがない服が35着。
これ、環境省が15歳以上の男女7000人を調査した結果だそう。
この数字を見てどう思いましたか?
私は・・・私だけじゃないのかと少しほっとしました。
服はクローゼットに収まるだけにする。
1つ買ったら、1つ捨てる。
と、自分に言い聞かせているので、全体量を維持出来てはいます。
なんとかクローゼット内に収まってはいるのですが・・・。
着る服はほぼ固定化されていて、それは全体の3分の1程度。
残りの3分の2は着ないと分かっているのだけれど、今度捨てようと思っている服たち。
つまり廃棄待ちの服がたくさんあるということ。
時々観ている整理収納アドバイザーの動画では、とても片付いている家を、紹介してくれることがあります。
達人の家のルームツアーです。
これがとんでもなく凄い。
本当にここで生活しているのですか? と聞きたくなるほど物がない。
キッチンの棚なんか、なにも入っていない引き出しがあったりする。
動画を観ながら悲鳴を上げそうになりました。
そしてこういう家はクローゼットも凄い。
ポールに掛けられた服は10着程度。
ハンガーを右端にまとめているので、左側は開いている。
なので、クローゼットの奥の壁が見えている。
思わず絶句。
我が家のクローゼットの奥の壁が、どんなだったかなんて、引っ越してきた時に見たっきりだから分からない。
懐中電灯を手に服を分け入ったとしても、バッグやらアクセサリーやらを入れたケースなどが積み重なっていて、奥の壁を見ることは出来ないと思う。
私に必要なのは思い切りでしょうか。
廃棄待ちの服を大量に抱えていても、いいことなんて一つもないのだから、捨てちゃえばいいんですよね。
或いはどこかに寄付するとか。
心のどこかで、思い切るきっかけが欲しいなんて考えちゃっています。
そんなことをぐだぐだ考えているぐらいなら、行動を始めるべきなんでしょうね。
自分では難しいのであれば、整理収納アドバイザーに依頼してみるのがいいのかも。
整理収納アドバイザーが登場する小説「今日も片付けさせて頂きます」はwebマガジン「コフレ」で連載中です。
https://www.coffret-web.jp/
靴作りの世界コンクールで、日本人が優勝したとの記事を発見しました。
素晴らしい。
それは木型から作るオーダーメードの紳士靴の職人たちが、参加したコンクールだったとか。
そこでの優勝、快挙です。
世の中にはこういう様々なコンクールがあって、そこで日本人が受賞したとのニュースを聞くと、我がことのように嬉しくなります。
以前靴メーカーで会社員をしていた私。
靴作りのコンクールで日本人が優勝したとのニュースは、いつも以上に嬉しいものでした。
昔勤めていた靴メーカーの工場では、紳士靴を大量生産していました。
オーダーメードではしていませんでしたが、工場にはたくさんの職人たちがいました。
そうした職人たちは皆、個性的でした。
でも普段は愚痴ばっかり言ってるオッチャンが、工場の持ち場についた途端、キャラを封印。
真剣な顔で手際よく靴を作る姿は、格好良かった。
職人たちは分業制で仕事をしていましたが、その誰もの手際がリズミカルでした。
各自独特のリズムを取りながら、次々に作っていくのです。
頭で考えて動いているのではなく、身体が勝手にリズムを刻んでいるといった様子。
何時間見ていても飽きませんでした。
小説「この会社、後継者不在につき」の中に登場する人物の1人は、メーカーで働いています。
そこは包丁のメーカー。
彼は特段勤めている会社が好きという訳ではないのですが、転職するのも大変なので、このままそこで働きたいと思っています。
そんな彼が徐々に、そこで働くことに誇りをもつように。
そのきっかけの1つが職人たちでした。
凄い職人たちが社内で働いているのだと改めて気付き、それを我がことのように、誇らしく思うようになるのです。
会社はチームで、自分はチームの一員なのだと思った時、彼は大きく変わります。
彼の変化を知りたい方は、ぜひ本書をお取りください。
街の書店が減っているとか。
以前からそれは感じていました。
待ち合わせの時間より早く着いた時には、書店内をブラブラするのがお決まりでした。
ところが最近は、駅前に書店がなくて困るといった事態が多発。
寂しいです。
子どもの頃に入り浸っていた書店は、駅前にありました。
今から十年ぐらい前にコンビニになってしまい、その街の書店はゼロになりました。
その書店はとても狭かった。
その狭い店内に雑誌、地図、辞書、実用書・・・と様々な種類の本が少しずつ並んでいました。
必然的に厳選されたものだけが置かれている状態でした。
ただ、店内の状況を思い出してみると・・・海外のミステリー小説の置かれた棚が、やけに多かった気がします。
国内の小説が置かれた棚の倍ぐらいのスペースが、海外のミステリー小説に与えられていました。
店主の好みだったのでしょうか。
私はその影響をしっかり受けて、海外のミステリー小説しか読まないという、偏った読書傾向をもつ女子高生になりました。
まんまと店主の策略に嵌まった気がします。
勿論、本を読む楽しさを教えてくれた書店に、感謝の気持ちもありますが。
書店が減っているという寂しいニュースだけでなく、個性的な書店が増えているという嬉しい情報も、耳にします。
オーナーの個性が前面に出ているような、癖の強い書店です。
いいですね。
ワクワクします。
癖の強い書店巡りなんて、してみたいです。
そういえば小学生の頃の私は、書店で働くのが夢でした。
会計の時に、本の間に挟まれているペラペラした紙を抜き取るのを、やりたいと思っていたのです。
なんのためにその紙を抜き取るのかも、分かってはいませんでしたが、その分からないことをやっているのも格好良かった。
本のカバー掛けもやりたかった。
手際よく、綺麗に本にカバーを掛ける書店員さんの手わざを、毎回じっと憧れの気持ちで見つめたものです。