去年のことでした。
着圧タイプのトレンカを買い替えようと考えました。
毎日ずっと座っている生活のためか、足が浮腫みます。
このため長年着圧タイプのトレンカを、毎日はいてきました。
愛用しているメーカーのものをネットで買おうとしたら、廃番になっていました。
しょうがないので探し始めます。
ところが。
トレンカがない。
着圧タイプのものは足をすっぽり覆うものか、つま先だけが空いているものしかない。
探しているうちに、医療用というジャンルがあることに気付く。

どうせ新しい着圧タイプのものを買うなら、医療用にしてみようかと思いましたが、何故かハイソックスタイプばかり。
太腿もお尻も包みたい私の希望は叶えて貰えない。
まぁ、でも一度試してみるか。
と、医療用のハイソックスタイプを買ってみる。
悪くはない。
でも長年お尻も太腿も着圧に慣れていた身としては、物足りない。
太腿だって浮腫むので、太腿だって締め付けたいのです。
探し捲り、医療用でお尻までの長さのものを発見。
でも足首から上のレギンスタイプ。
買ってみる。
太腿への圧はいい。
ところが脱いだ時に足首に残った跡を見て、びっくり。
洒落にならないぐらいの鬱血痕。
こうなったら足をすっぽり覆うタイプにするかと、フツーのタイツタイプのものを購入。
これでいいかと思いきや、甲が痛くて痛くてしょうがない。
私は甲が元々高いのです。
スニーカーでは紐の長さが足りなくなって、蝶々結びに苦労するぐらい。
ブーツでは甲が引っ掛かって、履けないこともあるほどの高さの持ち主なのです。
トレンカではつま先と踵が空いていたので、圧が散っていたんでしょう。
甲への圧を不快には思いませんでした。
でもつま先まですっぽり覆うものでは、圧が甲にもろに掛かり、痛みを感じてしまうようです。
どうする私?
探し方が悪かったのではと、もう一度トレンカを探してみたりして、もうなにを探したらいいのか、わからなくなってしまう。
そこで頭を整理してみる。
トレンカが欲しい。
ない。
甲をすべて覆ってしまうタイプはダメ。
レギンスタイプで足首の圧が弱いものを探せばいいのか。
と、ようやく方向性を見つける。
一旦頭を整理しなくては、これを見つけられないというのが情けない話なのですが。
この時点で年を越してしまう。
そしてネットで、足首の圧の数値が一番小さかったレギンスを購入。
使ってみたら、やはり足首に跡が。
でも以前試したものよりは、跡の痛々しさが小さい。
もうここで手を打つしかないと判断。
そうじゃないとこのループから抜け出せない気がする。
ということで、年をまたいで続けた、トレンカ探しの旅を終えることに。
今回学んだこと。
妥協って大事。
ちょっとした隙間時間になにをしますか?
私は動画を見るようになりました。
動画も色々ありますよね。
どんなものがお好みですか?
最近は料理がらみのを見ることが多くなりました。

当初はプロの料理研究家らしき人がアップしている、ちゃんとした料理の動画を見ていたのですが、そういったものは大抵ファンタジー色が強い。
そんなに時間と手間を掛けて作るのって、おとぎ話の中の人だけかと思ってた・・・と呟いたりしちゃう。
だからもっと現実的なものを見るように。
1週間7食分の料理を1000円で作るとか、作り置きで時短を目指すとか、そういうチャレンジ感のあるものがお気に入りです。
ただこういった動画は、お腹が空いている時には見られない。
我慢出来なくなって、間食してしまったりするから。
お腹が空いていても見て大丈夫なのは、メイクの動画。
商品のレビューだったり、メイクの仕方だったりを、レクチャーしてくれる動画はたくさんあります。
その中でもゲストを招いて、その人をメイクで激変させていくのが最近のお気に入り。
こうしたメイク動画はエンタメの1ジャンルとして、完成されましたね。
ファッションのコーディネートを見せてくれる動画も好きです。
着こなしのポイントや色遣いなどを教えてくれるので、勉強になります。
そして最近特にはまっているのが、ルームツアーの動画。
投稿者たちが自分の部屋をただ映しているだけなのですが、これが結構面白い。
引き出しの中とか、トイレとか、細部まで見せてくれます。
思えば私は子どもの頃から、人様のお宅に遊びに行くのが大好きでした。
何ヵ月も机を並べて勉強したり、休憩時間にはいつも一緒にいたりするよりも、たった1回その子の家に遊びに行った方が、遥かにその子を知ることが出来ると、感覚的にわかっていたのかもしれません。
どんな部屋で暮らしているかには、人生観が表れるんでしょうね。
動画のルームツアーを見ていると、なにを大切にしているのか、なには切り捨てたのか、なにを妥協しているのか・・・そんなことがわかります。
それがとっても面白い。
昨日見たルームツアーでは、投稿者が棚の上部から籠を引っ張り出していました。
その中には数足分の革製のスリッパが。
結婚していた頃に使っていたスリッパ、なんてコメントを読み、投稿者の人生の一端に触れる瞬間も。
またクリップに帽子を留めて壁に飾る技など、収納のアイデアを参考にすることもあります。
もし私の部屋を撮影したら、どんな風に見えるでしょうか。
「まずは片付けろよ」と思われるのは間違いないところ。
去年の9月に引っ越しをしたというのに、未だに整理出来ていないものが、部屋の隅に山積みになっているもんで。
もう片付けはライフワークということにして、のんびりやるつもりです。
そして紙と本が多いと思われるような気がします。
アナログな昭和の女であるため、資料は紙で残しておかないと不安。
引越し業者のお兄さんが「本が多いっすねぇ」と嘆いたぐらい、本もそこそこあります。
部屋にその人の人生観が表れるとするならば、この混乱状態が、私の生き様そのものということに。
それは・・・ちょっと嫌。
のんびりやろうなどと言ってないで、さっさと片付けをしようと心に誓いました。
今の住まいから徒歩で5分ほどの所にスーパーがあります。
とても便利に愛用しています。
このスーパーで買い物をするのに掛かる時間は、大体40分ぐらい。
レジが混んでいたりしたら、もっと掛かります。
仕事がつまっていて、この40分を作れない時があります。
でも冷蔵庫は空っぽ。
そんな時にはネットスーパー。

以前住んでいた部屋の近くにはスーパーがなく、ネットスーパーを頻繁に利用していました。
またお世話になろうと、ネットスーパーのサイトにアクセス。
このようなことがあろうかと、すでに住所変更は済ませていました。
ログインして野菜やら肉やらをどんどんカートに。
そして最後の確認のページに入りました。
お届け先の欄に前の住所が書かれている。
えっ。嘘うそ。私、変更したし。
と思って、よくよく見てみると・・・登録住所の欄には、新しい住所が記載されていました。
どうやら登録住所だけでなく、届け先の住所の変更もしなくてはいけなかった模様。
ちょっと待ってよ。
登録住所の変更をした時に「これは登録の住所だから、届け先の住所も変更してよね」と教えてくれるべきでは?
そんなメッセージ、出なかったし。
出たら、やっておくし。
しょうがないので届け先の住所変更のページに飛ぶ。
心の中では嫌な予感がどんどん大きくなっていく。
届け先の住所変更を済ませて、買い物に戻るのボタンをクリック。
すると。
オーマイガー。
カートが空になっている。
嫌な予感が的中です。
届け先の住所を変更すれば、発送する店が変わるからでしょう。
でもでも、カートの中身は残しておいて、品切れの商品については知らせてくれるといったことが、何故出来ない?
世の中はAIの時代なのだぞ。
念じただけでカートに品物を入れられる日は、すぐそこなんじゃないの?
カートを勝手に空にしないで。
しれっと、さっきまでの買い物をなかったことにするのは止めて。
こんなことならリアルスーパーに行った方が早かったんじゃないかと、ぶつぶつ文句を垂れながら、また一から品物をカートに入れました。
そんなことをしているうちに、第一希望の配達時間帯の枠は埋まってしまい、第二希望の時間帯で手を打つはめに。
踏んだり蹴ったりです。
便利なようで、便利じゃない。
そんな矛盾の中で日常が過ぎていきます。
昼食の仕度をしている時でした。
ビービービーと、突然部屋に大きな警戒音が響き渡りました。
訪問者を知らせる時の音とは明らかに違う、緊迫感のある音。
ん?
動揺した私はどうしていいかわからず、何故かキッチンを一周してしまう。
すぐに女性の声が聞こえてきました。
「電気を使い過ぎています」という。
へ?
えっと、どうしたら、と慌てながらも、キッチンとリビングの照明を消してみました。
しばらくその場で固まったまま、注意をしてくれた女性の次の言葉を待ちましたが、なにも聞こえてきません。
そしてブレーカーも落ちない。
今のはなんだったの? と思う。
少しして、そういえばあの女性の声はどこから聞こえてきたのかという疑問が。
音がしてきた辺りにあるものといえば・・・来訪者を知らせてくれる、インターフォンのモニターです。
もしかして、ここから? と画面を覗き込んでみたら、電気使用量80%と表示が。
びっくり仰天。
そのモニターは来訪者を知らせてくれるだけの存在だと思っていました。
まさか電気の使用量を把握し、しかも注意してくれる能力があったとは。
思わず「あなたはどこと繋がっているの?」と話し掛けていました。

そのモニターは1階にある宅配ロッカーに、私宛の荷物が入れられた際に、物凄く大きな声で「届きました」と教えてくれます。
あまりに大きな声なので、ボリュームを落とそうと取説を読みましたが、そうした機能はない模様。
だから大きな声の「届きました」を何度も聞かされてきました。
その度にサンキューと思うものの、そもそも宅配ロッカーに荷物が入れられたということは、不在であるからのケースが多いはずで、そんな時に大きな声で言っても意味がない。
おバカさんね、なんて思っていた自分を叱り付けたい。
そのモニターは恐らくいろんなものと繋がっていて、いろんなことを私に注意してくれるのでしょう。
取説を改めて熟読してみます。
そしてモニターのサポートを受けていこうと思います。
そのうちモニターに名前を付けるようになるかもしれません。