もうそんな時期になりました。
なんのって?
来年の手帳を買う時期になったんです。
ここ数年愛用しているのは「ほぼ日手帳」。
2021年のラインナップから悩んだ末に選んだのは、こちらです。

えらく悩みました。
ちびまる子ちゃんのイラスト付きのカバーのものにするか、それとも無地なものにするのかで。
去年もとっても悩みました。
なにせ1年間持ち続けるものですからね。
去年はウルトラマンのカバーのものにするか、無地のものにするかで1週間悩み続けました。
ウルトラマンに登場する、たくさんのキャラクターたちのイラストが、とても小さく縦に何列も並んでいるデザインに、心を鷲掴みされました。
ウルトラマンを好きでもないのに。
なかなか決断が出来なかったため、手帳を人前で開くシチュエーションについて考えてみました。
まず浮かんだのは、スケジュールの話になったため、編集者の前で手帳を開く・・・という場面。
「ウルトラマン、好きなんですか?」と編集者はきっと質問してくるでしょう。
「いや、全然」と答える自分が想像出来ます。
まぁ、これはオッケーでしょう。
次に浮かんだシーンは病院。
次の予約を取る時に、受付スタッフの前で私は手帳を開くことでしょう。
その時「ウルトラマン、好きなんですか?」とは聞いてくれない。
絶対に目に入っているのに、なにも言わないと思う。
そして心の中で「いい年して」と呟くはず。
あー、ダメだ。
ウルトラマンのデザインの手帳は諦めなくては。
病院の受付スタッフからどう思われるかによって、物事を決断する日が来るとは、全く予想していませんでした。
結局、水色の無地の手帳を購入しました。
そして今回、ちびまる子ちゃんのイラスト付きのものにするかどうか悩み始めた時、一足飛びに病院の受付スタッフに、どう思われるかという点に考えがいき、すぐに結論を下すことが出来ました。
そうです。
それで無地のに決めたのです。
ピンク色は年齢に関係なく、持っていても許される色ではないかと思いましたし。
来年のこの手帳にどんなことを書くのでしょうか。
楽しい予定をたくさん書き込めるといいのですが。
美術館にしばらく行っていません。
お芝居を観に劇場に行く機会もなくなりました。
そう。
コロナのせいです。
でも美術館も劇場も、行かなくても楽しめる方法はあります。
例えば有名な絵を紹介し、解説をしてくれるDVDなどがあるので、それを見るという手があります。
見学者たちの頭の隙間から覗き見なくて済むのが、いいところ。
名画を独り占めしている感覚さえ覚えます。
細部を拡大して見せてくれたりもするので、美術館で見学していたら、気付かなかったであろう点まで堪能出来る。
ただこうした解説付きDVDで紹介されているのは、とても有名な絵だけ。
もっとたくさんの絵を、こんな形で紹介してくれたらいいのにと欲張ってしまいます。
お芝居も最近ではライブ配信で楽しめるようですね。
私は未体験なのですが、友人A子がトライしたと言います。
途中、勘違いして、一時停止ボタンを押そうとしてしまったと話していました。
トイレに行きたかったそうです。
観ているうちに、DVDを鑑賞しているような感覚になっていたようです。
劇場と離れた場所に住んでいる人には、こうしたライブ配信は嬉しいですよね。
友人B子はオンラインのヨガ教室に、参加するようになったそうです。
B子は何年も前からヨガを習っているので、もう自宅で一人で出来るんじゃないのと尋ねると、誰かと一緒にやっている感覚が欲しいのだと言います。
しかし通っていた教室が休止されてしまったため、どうしたものかと考えていたところ、ネットでオンラインのヨガ教室を見つけたので、参加したみたら、リアルのと同じように楽しかったんだとか。
「分割された画面には、一緒にやっている生徒たちの姿が映っていて、一人じゃないと思えると、一生懸命やろうという気持ちになれるのよ」とB子。
講師が時折、生徒の名前を呼んでくれるんだそうです。
「〇〇さーん、もう少し右に捻ってみましょうかー」「△△さーん、頭の位置、いいですよー」なんて具合に。
これが講師に見て貰っているという感覚を生んで、リアルなヨガ教室と同じように思えるんだとか。

場所代が掛からないこともあり、リアルなヨガ教室よりも、オンライン教室の方が値段が安いという利点もあるそうで。
コロナが収まっても、このままオンラインの教室を継続するかもしれないとB子。
コロナの流行によって、それまでの商売の形態を変えざるを得なくなった業種はたくさん。
一方でこれをチャンスと捉えている企業・団体・個人もいることでしょう。
この危機を工夫と知恵で、なんとか乗り切っていきたいですね。
以前電車に乗った時のこと。
向かいに30代ぐらいの女性が座りました。
バッグから鏡を取り出し、前髪のチェックを始める。
希望する位置で髪をキープするのが難しいのか、何度も何度も手で撫でつける。
次に目元のチェックを開始。
鏡に向かって何度かパチパチと瞬き。
彼女の満足出来る地点まで、到達していなかったのでしょうか。
今度はバッグからマスカラを取り出して、まつ毛に塗り始める。
誰しもマスカラを塗っている時の顔って、結構笑えるものになるのですが彼女もそう。
変顔状態でマスカラを器用に塗る。
で、終わりかと思ったらまだ終わらない。
少しカールしている毛先のチェックに取り掛かる。
毛の方向が気に入らないのか、髪を少し摘まんで形を整えようとする。
何度も何度も何度も。
しばしの時の後で髪から手を離したので、終わったかと思いきや、前髪のチェックに戻ってしまう。
そのループに終わりはくるのか。

彼女が座席に着いてから、電車はすでに2つの駅を通過。
その間中、ずっと鏡を見ている。
これから大事な勝負でも待っているのでしょうか。
ならば、それが成功するよう祈りたい。
そして知りたい。
彼女がこれでいいという状態と、ダメだと思う状態の差を。
彼女が着席してから弄り倒している間の変化が、私にはわからない。
直すというより触っていないと落ち着かないとか、そういう感じなんでしょうかね。
駅は4つ目を通過。
向かいの彼女は目の下にティッシュペーパーを当てる。
私には見えない汚れが、彼女には見える模様。
結局、5つ目の駅で私が電車を降りるまで、彼女は鏡を見続けていました。
彼女ほどではないにせよ、鏡を見る時間が長い人は結構いらっしゃるようですが、私の場合は・・・鏡を見ることが極端に少ない。
顔にクリームを塗る時でさえ、鏡を見なかったりする。
トイレに行った後で手を洗っている時、ふと鏡を覗いたら、朝、顔に置いた白いクリームが、そのままの状態であることに気付いてびっくりしたりします。
クリームを塗ろうと思い顔の数ヵ所に点々と置き、そこから伸ばし塗るつもりが、途中で止めてしまったようなのです。
あっ。
さっき宅配便の人が来て、荷物受け取ったけど、その時、私の右頬には白いクリームが置いてある状態だったんだ。
と、気付いた時の恥ずかしさといったら・・・。
クリームを塗る時ぐらいは鏡を見ろよと、己に注意しました。
食料品はネットスーパーで買っています。
ステイホーム期間中は、ネットスーパーにお客さんが殺到して、私の知らない間に配達枠はいっぱいになり、なかなか利用できませんでした。
ここ最近はそうした混雑も解消されて、ネットスーパーで購入出来るように。
現在は4つのネットスーパーで会員登録をしています。

長年1つのネットスーパーを利用し続けていたのですが、ステイホーム期間中に、どこかに買える店はないだろうかと探しまくった結果、取り敢えず会員になっておいたのです。
で、実際に利用してみると、それまでの店とは品揃えが違い、マンネリ化していた買い物に新鮮な風が。
お店によって、品物にもサイトにも個性が現れています。
A店ではどうしてこれを? と首を傾げるような、精肉の写真を掲載している。
どんな写真かというと、とっても不味そうな写真。
生き生きしていないのです。
精肉なんだから生き生きしてたら、逆に怖いでしょ。
とのツッコミがあるかと思います。
精肉の段階ではすでに命はないと承知はしているのですが、それでも新鮮そうな色艶といったものがあって欲しいと思うのです。
それがゼロ。
痛み始めているような赤い色がなんとも不気味で、購買意欲を根こそぎ奪っていく。
B店では複数買いの手続きが七面倒。
例えばオレンジを2個買いたい時、個数を指定したいと思ってもそのような場所はない。
カートに入れるボタンしかない。
ここをクリックするとカートに1個しか入らない。
しょうがないからもう1度カートに入れるボタンを押すと、エラーになってしまう。
欲しいものをすべてカートに入れた後で、会計をするページまで進むと、そこでオレンジの項目の横に個数を表記するボタンがやっと登場。
そこで個数を2にすると画面が切り替わり、カートにオレンジが2個入る。
こうして複数個欲しい品のところを、1つずつ変更していく。
一括変更は出来ず、変更する度に画面が切り替わる。
メンドー臭さにため息が。
どうしてこんなサイトにしたのかと、制作者に問い質したくなる。
C店からは驚くほどの長いメールが届く。
大抵のネットショップでは、購入した品を一覧にしてメールで連絡してくれます。
確認の意味でもありますね。
これを私は印刷しておきます。
品物が届いた時に、注文したのと合っているかを確認する際に、このメールを印刷したものを使います。
初めてC店を利用した時、届いたメールをなにも考えずに印刷したら・・・15枚ぐらいになってびっくり。
二重注文をしてしまったかと内容をチェックしたら、合っていました。
15枚にもなったのは表記の仕方が原因でした。
1品に付き5行ほど使う。
で、品物と品物の間は2行空けている。
つまり1品に付き7行も使っているので、購入した全品物になると、やたら長くなりページが嵩んでいたのです。
印刷した紙と現物が合っているかを確認する行為自体が、古いんでしょうかね。
スマホ画面を操作しながらチェックするお客さんが多くて、「15枚ってなに?」と騒ぐような人は稀なのかも。
客も色々。
店も色々。
というお話でした。