ウイズコロナとなった現在。
これまでとは時間の使い方が、変わったのではないでしょうか。
自宅で過ごす時間が増えている皆さんには、様々な本を読み読書の楽しみを味わって頂きたいと、作家としては願っています。
そして読書の合間にはテレビドラマはどうでしょう。
シリーズものを一気に観るというのも、こんな時期ならでは。
今日は最近私がハマっているテレビドラマをご紹介。
まずは「ボルジア家 愛と欲望の教皇一族」。
1490年代のルネッサンス時代の教皇一族の物語です。
「どこで撮影していますかね?」と聞きたくなるほど、世界観のスケールが凄い。
実在する教会内で撮影しているのか、セットなのかはわかりませんが、いずれにせよその荘厳でいながら絢爛たる場所で、濃密な人間ドラマが展開していきます。
公式HPによれば製作費は50憶円だとか。
さもありなん、のスケールです。
衣装も凄く素敵で、ため息が出るような豪華さです。

特に注目しているのは教皇の娘、ルクレツィア。
こんなに完璧な美人って存在するのって驚くほどの美女。
CGで理想の美人を作って、それを画面の中でオペレーターが動かしてるんじゃないかってぐらいの、パーフェクトな美しさ。
当初14歳の設定で純情な娘。
天使が言いそうな台詞を口にして、周りの男たちをメロメロにする。
しかしこんな天使だって、生きているうちにスレていくはず。
このルクレツィアがどうなっていくのかを、楽しみに観ていこうと思っています。
次に紹介するのは「刑事フォイル」。
イギリスのヘイスティングスが舞台の刑事モノです。
時代は1940年代。
第二次世界大戦中のお話です。
主人公の刑事フォイルが、なんともいい味を出しています。
シャイで愛している息子を前にしても、ちゃんと目を見て話せない。
こんな内気な刑事を主人公にしているのが、とても新鮮です。
DNA分析も監視カメラもない時代なので、フォイルの洞察力と推理力が頼り。
それがまた味わいとなっています。
捜査中にはあっちこっちから圧力が掛かる。
実際にこういうケースがあるのかどうかは知りませんが、古今東西の刑事モノでは、こうした横やりが入ることになっています。
「刑事フォイル」は設定が戦時中ということもあり、そうした定番の横やりに加えて、国益を守るために目を瞑れ、という指示が上から出たりします。
フォイルは自らも国のために戦いたいと、異動希望を何度も出しているぐらい愛国心は強いのですが、毎度却下されています。
なにが正義なのかが不確かになっている戦時中に、ジレンマを抱えながらも、シャイな男がコツコツと捜査をして事件を解決していく。
その姿に惹かれます。
このブログ更新で1000回目となりました。
ブログをスタートするにあたって、週に2回の更新を目標に掲げました。
正直、出来るかなぁと半信半疑。
自分で言うのもなんですが、これまでのところ、1度もこのマイルールを破らずに済んでいるのは奇跡。

最初は誰に向けて、なにを書いたらいいのか戸惑っていました。
果たしてこのブログに意味はあるのか? なんて考えたりして、手探り状態でのスタートでした。
それでもなんとか続けてきました。
アクセス数は上下動を繰り返しながらも、全体的な傾向としては増加を続けてきたので、定期的に読んでくれている人はいる模様。
新刊の告知などもこのブログでしますし、やっぱりここはとても大事な場所だと改めて思います。
えっちらおっちらと、これからも続けていきたい。
と、思っています。
これまでの傾向をざっくり分析すると・・・家電品を買って、失敗したといった内容のブログを書いた後に、アクセス数がとっても増える。
それ?
と、思いましたか? 私もそう思いました。
1000回の中では様々なことを書いてきました。
自著にまつわる話は勿論、映画やスポーツ、囲碁、OL時代のこと、友人の話。
友人から縁切りされるんじゃないかとの不安を抱えながら、書いたケースもありました。
自分の恥ずかしい話も、勇気を振り絞って書いてきました。
「なんか、この人、しょうもない」と呆れられる話さえも赤裸々に。
それもこれも皆さんに楽しんで頂けるのではないかと思ったから。
しかし。
そういった話よりも、家電品の購入失敗の話の方がウケるみたいです。
念のために言っておきますが、私は家電品の購入を失敗したい訳ではないんです。
友人に「ブログのネタのために、わざと失敗しているんじゃなくて?」と聞かれたことがあるのですが、「とんでもない」と私は強く否定しました。
失敗なんか、ちっともしたくないんです。
今度こそ求めている機能を搭載した、素晴らしい品を手に入れるぞと思っているのです。
でも何故かしょっちゅう失敗する。
あまりに失敗するので、フツーに家電品を購入して、フツーに満足出来ている人たちに憧れを覚えます。
何故失敗するのかをわかっていないので、恐らく私はこれからも失敗を続けることでしょう。
哀しいことではありますが、ブログのアクセス数が増えるという副産物があるのだからと、自分の気持ちを慰めるようにしようかと考えています。
これまでブログを読んでくださったあなた。有り難うございます。
これからも続けていくつもりなので、よろしくお願いします。
今の時期、終日セミの鳴き声がしているのが常でした。
私が住んでいるのはオフィス街であり、住宅街でもある地域。
近くに森がある訳でも、公園がある訳でもない。
なのに何故大量のセミが鳴くのかといえば・・・近隣に建つオフィスビルは、その敷地を植栽で囲っていまして、その樹々にセミが留まるようなのです。
ところが喧しいその泣き声が、今年は全然聞こえてこない。
コロナとなにか関係でもあるんでしょうか。
聞こえてくるといえば・・・早朝に聞こえてくる音があります。
それは犬の吠え声。
午前6時頃に犬の吠え声で目が覚めてしまいます。
実際見た訳ではないのですが、時間帯から想像して散歩中なんでしょうか。
思いっ切り威嚇する吠え声で目が覚めるのです。
私が住む6階まではっきりと吠え声が届くのですから、周囲の多くの人たちの耳に入っていることでしょう。
何故私が住むエリアで、犬のご機嫌が悪くなるのか。
散歩中の他の犬に出くわし、メンチ切っているんでしょうか。
でも聞こえてくるのは1匹のいつも同じ鳴き声。
相手の犬は悠々と構えて吠えないのか、ビビッて鳴かないのかは不明。
ただ、もしそうであるならば、お願いですから散歩の時間をずらすなり、ルートを変更してください。
ほぼ同じ時間に犬が吠えるようになってから、もう3年ぐらい。
いい加減勘弁してください。
飼い主は犬の吠え声の大きさに鈍感になってしまっていて、多くの人たちの眠りを妨げていることまで、考えが及ばないのでしょうか。
音は暴力にもなります。
気をつけてください。
以前、友人A子に「セミの鳴き声が煩くってさ」と愚痴ったら・・・「まぁ、そう言わずに。何年も土の中にいて、やっと外に出てきて、短い生涯をまっとうしようと、しているところなんだから」と窘められました。
なんか・・・A子って大人。
それに引きかえ、私の発言のなんと幼稚なことか。
反省し、それからはセミの鳴き声を耳にすると「頑張れ」と思うようになりました。

セミの鳴き声がしない今夏。
どうしちゃったのかしらとセミのことを心配はするが、犬の吠え声については、いい加減にしてくれと思う私。
さぁ、思いっ切り鳴きなさい、との気持ちには全然なれないのでした。
夏といえばビール。
1年中飲まれているとは思いますが、1番合うのはやっぱり夏のような気がします。
夏の青空をバックに、少し汗を掻いたタレントさんが、ビールを飲んで美味しそうな顔をする・・・こんなCMをたくさん見ます。

フリーランスのライターをしていた頃・・・ビール特集だと聞くと、カメラマンは誰なのかをチェックし、一喜一憂したもんでした。
ライターとカメラマンの組み合わせは、編集者が独自にというか勝手に決めます。
取材の前日にFAXが届きます。
当時は大抵の連絡はFAXでした。
その取材概要の紙に、カメラマンの名前が書いてあります。
それを見てガッツポーズをする日と、はぁとため息を吐く日がありました。
どうもビールの撮影は難しいようなんです。
カメラマンによってはえらく時間が掛かる。
まず編集者がアポ取りしてくれたバーなどに、カメラマンと2人でお邪魔します。
カウンターやテーブルなど撮影させて貰う場所を決めると、カメラマンは準備を開始。
私はお店のスタッフに取材。
私の取材と撮影が、同じタイミングで終了するのが理想です。
そのようになるカメラマンもいましたが、中にはそうはならないカメラマンも。
まず空のグラスをテーブルなどに置いて、光の具合やら、構図やらを決めたら、グラスにビールを注いで貰ってシャッターを押す。
と、このような流れなのですが、空のグラスを前にして行う準備に、えらく時間を掛けるカメラマンが。
なにに迷っているんだよと聞きたくなるのをぐっと堪えて、チラ見しながら、私はお店のスタッフへの取材を続行。
しばらくしてようやく「ビールをお願いします」とカメラマンがお店の人に依頼。
で、すぐにシャッターを押すのかと思いきや、またカメラを弄ったり、三脚の場所を動かしたりする。
さっきの準備は無駄だったのかよと言いたくなる。
取材した内容をメモに取る私の耳に、シャッター音は聞こえてこない。
そっと窺うと・・・グラスの縁まで綺麗に入っていたビールの泡は、消えかけている。
「泡」と私はカメラマンにひと言。
私の指摘に、はっとした顔をして頭を掻くカメラマン。
ずうずうしくも、もう一杯新しくビールを用意して貰おうと、お店のスタッフにお願いしそうな気配をカメラマンが醸し出す。
そこで私は「注射器持ってるんで」と言う。
注射器の先端をビールに刺し込み、しゅぽしゅぽと上下にピストン運動をさせると、泡が復活します。
ビールの撮影で、時間が掛かるカメラマンだとわかった前日に、バッグに注射器を入れておいたのです。
「用意がいいね」などとほざくカメラマンに、お前が用意しておけと心の中で叫ぶ。
中にはささっと撮影が出来るカメラマンもいましたが、こんな風に時間が掛かるカメラマンもいました。
ビールのCMを見て当時を思い出しました。
とんでもなく時間を掛けて撮影していたカメラマンは、今どうしているかしら。