友人宅で開かれた女子会に参加しました。
参加者全員で料理をするといった流れのようだったので、私も手を洗い「なにをしたらいい?」と尋ねると・・・「イカをお願い」と言われる。
とんでもないものをお願いされてしまい、イカを前に途方に暮れる。

固まっている私に気付いた参加者たちから、「20代の女子でもないのに、えー、できな~い、とか言うなよ」とすごまれる。
しょうがないので私は言い訳を始める。
子どもの頃は近所の魚屋でイカを買えば、すべて処理をしてくれた。
だから我が家ではイカの下処理なんてしなかった。
年月が流れ自炊をするようになった頃には、スーパーでは下処理済みのモノが売られていた。
最近じゃイカは食べやすいサイズにカットされ、エビと一緒に袋に入った冷凍モノしか買わない。
といったことを喋って、私は悪くないといった着地点を目指す。
これで無事に済むはずもなく非難ごうごうの嵐。
その後「見てなさい」という友人の手元をじっと見つめて、イカの処理を学ぶ。
しっかりと学んだ結果思ったのは、やっぱり自分じゃやらないなということ。
そんなことを口にした日にゃ、正座させられて説教されそうだったので「勉強になりました」と殊勝な顔をしておきましたが、スーパーで下処理済みのモノが売られているのに、敢えて丸のまま買う意味がわからない。
そこで私は恐る恐る尋ねました。
もしかして皆様方はカット済みのカボチャと、丸のままのカボチャがあった時、丸のままのカボチャの方を選ばれるのですかと。
するとその場にいた4人全員が、カット済みの方を選ぶと答える。
レンコンを薄くカットし水煮してあるものと、丸のままのレンコンでは? とアンケートを続けると、丸のままの方が3人で、たまに水煮済みの方を買うという人が1人。
里芋は? 筍は? と色々聞いてみたところ、人によって様々だということが判明。
またそこにきちんとした理由はなく、なんとなくといった感じの模様。
だからレンコンは下処理済みで水煮状態のものを買うけれど、里芋は丸のままで買うという人がいて、下処理の大変さは里芋の方が上だろうにとのツッコミをしたくなるケースがあったりする。
私は迷わず楽な方を選ぶ性格故、大変な方を選ぶ人達の心情というものを理解したいと思いましたが、友人たちからは「なんとなく」の言葉しか出てこなかったため、わからずじまいでした。
体調不良で近所のクリニックへ。
症状などをドクターに説明する中で、遅延型フードアレルギーだという話をすると・・・それは世界的に認められていない概念だと言われる。
日本の学会がこの遅延型フードアレルギーを全否定しいたことは、ニュースで知っていたのですが、この検査でアレルギー源だと指摘された食品を食べないようになってから、体調が随分と改善された事実があるため、学会のコメントは聞かなかったことにして過ごしてきました。
しかしドクターからはっきりと、遅延型フードアレルギーの検査は無意味だと言われると・・・受け入れるしかない。
信じてきた私の4年間はなんだったのでしょうか。

そしてそのドクターが出した病名は「過敏性腸症候群」。
そっち? 本当に?
私がこの4年間なるべく摂らないようにしてきた牛乳やヨーグルトを、食べてくださいとドクターは言い切りました。
摂取しないようにしてから体調の改善を感じてきた身としては、それじゃ食べますとはならない。
そこでネットで過敏性腸症候群のことを調べてみると・・・FODMAPという単語に出くわしました。
FODMAPとは炭水化物に含まれる特定の糖質の総称で、これが多く含まれている食品によって過敏性腸症候群が引き起こされるのだとか。
これは比較的最近の考え方のようです。
そしてこのFODMAPが多く含まれている高FODMAP食品を食べず、低FODMAP食品を食べるようにするといいらしい。
で、この高FODMAP食品のリストを見てみると・・・遅延型フードアレルギー検査で、アレルギー源だと言われた食品とかなりだぶってる。
牛乳やヨーグルト、スイカなどが高FODMAP食品となっていて、これらは遅延型フードアレルギー検査で、アレルギー源だと指摘されたもの。
本来は違う病気であったけれど、たまたま食べない方がいい食品が重なっていたため、体調の改善がはかられたということなのでしょうか。
半信半疑ながらも高FODMAP食品だという品を、なるべく摂らないようにしてみました。
すると体調の改善が。
ということは、私はやはり過敏性腸症候群だった?
しかしながらこのFODMAPは新しい考え方のため、近所のクリニックのドクターにまでは浸透していなかった・・・こんなまとめ方でいいのでしょうか?
なにを信じたらいいのかわからないながらも、食事はしなくてはいけないので、しばらくは高FODMAP食品のリストにある品を、なるべく摂らないようにしてみようと思います。
高FODMAP食品の中にパンが入っているため、ずっと朝食はパンだったのをご飯にチェンジしました。
用意する時間は大分掛かるようになりましたが、体調は良いので、頑張って続けてみようと思っています。
西日本の豪雨は大変でしたね。
お見舞い申し上げます。
朝食を摂りながらテレビを見ていたら・・・視聴者が撮ったという映像が。
それは今回の西日本の豪富被害に遭っている最中のものでした。
そこでは息子が父親に避難しようと説得しています。
しかしこのじいちゃんは首を縦に振らない。
そうしている間にも雨は降り続き、自宅前を流れる水嵩はどんどん増していく。
息子は様々な言葉を駆使し、必至で逃げようと訴えますが、じいちゃんは全然動こうとしない。
結局自力では逃げることができない状況となり、救助に来てくれた人が用意したボートに乗って避難した模様。
なにはともあれこの家族が無事で良かった。
ただ・・・じいちゃんの心模様がわからない。
じいちゃんはどうしたかったのか。
家を離れたくなかったのか?
自然の猛威を甘くみてないか、じいちゃん。
そして感じたのはこの息子の忍耐強さの凄いこと。
とにかく一緒に逃げようと説得を続けるのです。
私が同じ状況に陥ったならば「頑固者め。勝手にしろ」と吐き捨てて、じいちゃんを置いて出たかも。
地震とは違って、ある程度の進路や通過時刻が予想できる豪雨であっても、これだけの犠牲者・被災者が出てしまうことが残念です。
「避難指示」と「避難勧告」がわかりにくいから、「避難命令」にしたらどうかといった意見もあるようです。
受け取るイメージが強く、また程度がはっきりわかる言葉の方がいいだろうなと思う一方で、先のじいちゃんにとっては、どんな名称であっても関係ない気もします。
ザーザー雨が降っていて、目の前の道を濁流が流れている状態になり、息子が必死で逃げようと言っていても尚、避難したくないと思う人の心を変えさせる言葉なんて、ないんじゃないかと思うのです。

想定外、経験したことがない、予想以上の・・・こんな言葉で表現される自然災害が増えている気がします。
自分の経験値ではなにもはかれないと知り、早目に逃げるしかないのかなと思いました。
被害に遭われた方たちが、一刻でも早く元の生活に戻れるようお祈り申し上げます。
友人A子が犬を飼い始めました。
保健所で殺処分を前に、命のカウントダウンをさせられている犬を引き取ったそうです。

A子の家に来た当初は随分とオドオドしていたそうですが、やがて慣れて家族の一員となったとか。
ところが1つ問題が発覚。
捨てられたという過去のトラウマのせいでしょうか。
1人(1匹)になることがとにかくダメ。
家族が外出する際、機嫌良く玄関で「行ってらっしゃい」をするのですが、最後の1人が外出しようとすると、もう大変。
自分だけが残されるということが怖いのか、行かないでの気持ちを全身から発散。
そして今生の別れかってぐらい鳴き叫ぶ。
それは、おかしくなっちゃったんじゃないかと心配になるほどの乱れ方。
そこで必ず誰かが家にいるように、家族でスケジュールの確認と調整をするようになったとか。
その犬が先日病気になり、ドクターから入院するよう言われたそうで。
A子は「うちの犬は物凄い寂しがり屋なので、家族が1人もいないところでは、ちょっとおかしくなってしまうと思います」と話したとか。
しかし「ご自宅ではケアできないのですから、入院するしかありません」とドクターから言われたため、致し方なく動物病院に預けて帰宅。
すると2時間後。
動物病院から電話が。
「引き取りに来てください」と言われたそうです。
だから言ったじゃんと思いながら動物病院に出向き、ドアを開けた瞬間聞こえてくる犬の鳴き叫ぶ声。
1匹の犬の混乱と興奮が、他の動物たちの心も不安にさせるようで、動物病院は物凄くやかましいことになっていたとか。
A子が犬を抱くと、ほっとしたのと同時に本来の体調不良を思い出したのか、すっかりおとなしくなったそうです。
ここまで大騒ぎする犬は初めてとドクターに言われたA子は、どうもご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでしたとスタッフたちに謝り倒し、自宅でのケア方法を教わってから帰宅したとのこと。
その夜家族全員で犬を囲みながら「どうしたら、私たちはあなたを捨てたりしないと伝えられるんだろうね」と話をしたとか。
本当に。
どうしたらトラウマを克服できるようになるんでしょうかね。
愛情はたっぷり注いでいるつもりでいるけれど、まだ私たちは信頼されていないのだろうかと思うと、ちょっと哀しいとA子は言っていました。