食パンは取り寄せています。
牛乳、卵を使用していない食パンです。
そこでは、工場に牛乳や卵を持ち込まないようにしていると謳っています。
そこまで徹底していただいているのなら、アレルギーもちの私も安心して注文できるというものです。
最初の頃は「1本」という単位で注文していました。
1本は2斤分です。
しかしこれは自分でスライスしなくてはならず、それがとてもメンドーですぐに止めました。
今は「斤」単位で注文しています。
この「斤」で注文する場合スライスを依頼することができ、その厚さも指定できます。
私は6枚切りにスライスして貰います。

届いた食パンは1斤ごとに1つの袋に入っています。
ちゃんと依頼通り6枚切りになっています。
なっている上にオマケが付いている。
カットした端っこも入っているのです。
6枚切りを注文しているのですから、6枚分を袋に入れて送ってきても、なんら問題はないのですが、端っこもオマケで入れちゃえといった心意気があるショップのようです。
が、このオマケの厚みが一律じゃない。
もはやこれは端っこと呼べないというぐらいの厚みのある時がある。
6枚切りのうちの1枚とほぼ同じ厚みがあることも。
そうかと思うと、ギリッギリまでカットしたもんね、というぐらい薄い端っこの時もある。
どうしてこんなに差が生まれるのでしょうか?
その日の気温や湿気などの影響を受ける繊細なものなのでしょうか?
そうした理由でパンの膨らみ方が毎度違うとしても、それは天地の高さに影響のある話。
恐らく型に入れて焼くのでしょうから、左右の幅は、膨らもうとしても膨らめない筈。
そう考えると、変わらない筈の幅のものを、6枚切りの厚さにカットしていくのですから、端っこの厚みも同じになるのじゃなかろうかと考えるわけです。
目分量でカットしているとも思えません。
機械があって、そこに1本の食パンをセットし、目盛りかスイッチで6枚切りになるよう設定するのでは?
であるならば、端っこは大体同じ厚みになると思うのですが・・・。
私の知らない事情がパン工場にあるのでしょうか?
オマケの端っこについて、朝っぱらから思いを巡らせるのでありました。
えー、パン自体はとても美味しいです。
初めて彼女と会ったのは、彼女が二十代の頃。
仮にA子としておきます。
飲み会に、友人の彼女として参加していました。
その友人はA子を自慢したいのか、仲間の集まりにしばしば連れて来ましたが、当のA子は楽しそうではなく、友人の隣でじっとしているといった印象でした。
その後、二人は別れたという噂が流れました。
しばらくして別のグループの集まりに、A子が参加しているのを発見。
先の仲間とは重なっている人たちがいて、その中の男性が誘った様子。
その後、その男性とA子は恋人同士に。
ふと気が付くと、女子会にA子はいない。
それは誰も誘わないから。
飲み会でA子はいつも楽しそうではないうえ、存在感が強い方ではないため、ついメンバーから漏れてしまう。
ところが男性が主催する飲み会では、A子は必ずいる。
新彼とともに。

その後その新彼とも別れたと聞いた時、その場にいた男性陣が全員「じゃ、次は俺」と手を上げたことをはっきりと記憶しています。
女性からすると、A子は地味な人。
外見も地味で美人ではない。
でもどうやらフェロモンがあるらしいんですね。
「フェロモンってすげぇな」というのが、その時の女性たちの感想でした。
その後A子とは疎遠に。
ところが先日、そのA子とばったりホテルのロビーで出くわしました。
A子は40代になっていました。
あれこれと近況を報告しあっているうち、A子はバツイチで独り暮らしをしていることがわかりました。
相変わらず地味な感じですが、少し頼りなげで憂いのある雰囲気は、20代の頃と変わらず。
二人で話をしていると、40代ぐらいの男性が近付いて来ました。
A子と待ち合わせをしていた男性がやって来たのです。
私はもごもごと挨拶をして、二人に手を振りました。
男性にそっと寄り添うように歩くA子の後ろ姿を見ながら、「これからもそのフェロモンでたくさんの男性たちの心を惑わすのかい?」と心の中で尋ねていました。
フェロモンって凄いんです。
パソコンに向かって執筆していると、ポンと音が聞こえてきました。
冷蔵庫に入っているめんつゆの瓶の蓋が開いた音です。
めんつゆの瓶はいつも冷蔵庫に常備しています。
こんにゃくをそうめんのように細くカットしたのが結構好きで、これを食べる時、めんつゆを二倍に薄めたものを使います。
つけ麺のようにしてこんにゃくを食べるのです。

めんつゆは瓶に入ってまして、上部にプラスチック製の蓋が付いています。
蓋の内部の中央にある栓を開けたら、蓋を閉じて冷蔵庫に保管。
この蓋が突然開いてしまう。
その時ポンと音がするのです。
初めて聞いた時には、なんの音かわからずとても不安になりました。
キッチン方向からとても勢いのいい、迷いのないポンが聞こえてきたのですが、その音源が想像できず、取り敢えず空耳だと思うことにしました。
それから数日後、めんつゆの瓶を取り出した時、蓋が開いていることに気が付きました。
が、ポンと結びつかない。
しばらくしてまたキッチン方向からポン。
空耳とするにはあまりにはっきりと聞こえてしまったポン。
下水管に留まっていたゴミが、ポンと勢いよく抜けた音?
と、根拠のない妄想を広げるも、やがて飽きて忘れる。
それからまた数日後に、めんつゆの蓋が開いていることに気付く。
これを四、五回繰り返して、ようやくポンとめんつゆの蓋を結び付けられました。
そして今日もまたポンが。
が、ぐうたらな私はそのまま放置。
わざわざめんつゆの蓋を閉じるために、立ち上がったりはしない。
どうせ後で冷蔵庫を開けるのだから、その時ついでにやりゃあいいと考えるのです、私は。
こうして時折めんつゆの蓋は開きっ放しの状態に。
それにしても・・・何故めんつゆの蓋は開いてしまうのか。
冷蔵庫には、同じように瓶の上部にプラスチックの蓋が付いているものはたくさんあります。
なのにポンとはならない。
おとなしく冷蔵庫の中に収まっている。
しかしめんつゆだけがポンとなる。
成分内容をチェックしてみましたが、発泡力がありそうなものは入っていない。
なのにポン。
たまたまやんちゃな子だったんでしょうか?
やがてそのめんつゆを使い切り、新しいものを冷蔵庫に入れると・・・ポン。
性格ではなく、宿命のようなもの?
ということで、めんつゆの蓋はポンと開くという運命を受け入れることにしました。
寒くなってきましたね。
寒くなると色々な困り事が発生します。
銀行でお金を下ろせなくなります。
私が利用している銀行では、人差し指の静脈認証システムが採用されています。
キャッシュカードを差し込み、センサーに人差し指をあてて、事前に登録してある静脈と一致したら、お金を引き出せるという仕組み。
が、寒くなると手足末端ウルトラ冷え性の私の静脈を、センサーが読み取ってくれない。
銀行へ行く際には、手袋着用は勿論、使い捨てカイロをタオルで巻いたものを持参します。
ATMの前に立ったら、タオルの上に人差し指をあて、しばし温めてからキャッシュカードを投入。
で、センサーに人差し指をあてるのですが「認証できませんでした」となり、もう一度やってみなさいとの指示が。
再びタオルの上で温めてからトライするも、「認証できませんでした」となり、これを3回やると、キャッシュカードは吐き出され、「お取扱いできませんでした」とギブアップされてしまう。
これを2巡したところでタオルを剥がし、使い捨てカイロに直に人差し指をあてます。
使い捨てカイロの裏には「火傷をする恐れがあるので、直に触らず、必ずなにかで包んで利用してください」と書いてあります。
が、お金を下ろすためには、火傷の危険を冒さねばならないのが手足末端ウルトラ冷え性。
直にカイロに人差し指をあて、少しジーンとしてきたところで、センサーに翳すと・・・やっと「認証できました」とのメッセージが。
毎度毎度火傷の危険を覚悟しなければお金を引き出せないというのは、哀しくもあり、メンドーでもあり。

世の中はどんどん進化しているようですが、ATMでお金を下ろすのに四苦八苦している民がいることを、開発者の皆様方には知っていただきたいもんです。
今住んでいるマンションは、鍵をセンサーに翳すと、一階の自動ドアが開くようになっています。
これが最新の静脈認証システムに変更します・・・なんてことになったら、ゴミを捨てに出たはいいが、静脈を認証して貰えず、中に入れないといった事態が予想されます。
寒空の下、部屋着に突っかけサンダル履きの私はどうしたらいいのでしょう。
勝手に推測というか妄想するに、これを開発したチーム内に、冷え性の女性はいなかったのでは?
「冬に手が冷えている時にでも、これって、ちゃんと認証してくれるんですかね?」みたいな疑問を口にしてくれる女性スタッフがいてくれたなら・・・そう思わずにはいられません。