米を

  • 2016年07月18日

計量カップを米の袋に差し入れると、手応えがない。
袋を覗くと、残り僅か。
買い置きしてある米の袋を出そうと棚を開けると・・・買い置きしてあるはずの米の袋がない。
やっちまった。
kome
基本的に常に在庫を1つもつようにしていまして、在庫を開けたら付箋に「米」と書き、部屋の一ヵ所に置いておきます。
溜まった付箋は、週に1度程度ネット注文をする際に取り出して、買い忘れがないようにしています。

理論上これは完璧なはず。
これで、食料も日用品も「あ、しまった」ということがなくなるはずなのです。
が、そうはならない。
ティッシュの在庫を開けたので、付箋に書き付け始めたまでは良かったのですが、自分の手がトイレットペーパーと書いているのに気付いたりすることが。
この大ポカに気付かず、そのまま注文してしまい、届いた品を所定の棚に仕舞おうとして、トイレットペーパーの大量在庫を前にして、固まるといったことはしょっちゅうあります。

そして時に、付箋に書くことさえ忘れてしまうことも。
それで、米を切らすという今回のような事態に。

さて、この事態をどうするか。
コンビニにレンジでチンすればできあがるご飯を買いに行くか、スーパーに米を買いに行くか。
どうすっかなぁと考えていた時、ふと非常時用に買っていたレトルトご飯の存在を思い出しました。
ある意味この事態も非常時だと思い、探してみると・・・ありました。
消費期限まではまだ1年ぐらいありましたが、試食をしておくのもいい経験だと考え、これを食べることに。

中に入っている乾燥剤やスプーンを取り出し、沸騰した湯を内側に書かれている線の位置まで投入。
裏書きの作り方を読み進んでいくと、チャックを閉じて20分待つと書いてあります。
20分・・・結構な時間です。
事前にちゃんと裏書きを読んでおけば、こんなことはなんら問題ないのでしょうが、ちゃんと読んでいない私には別の事態が襲ってきます。
すでにオカズを用意し終えてしまっていたため、ご飯が出来上がる20分の間に、オカズはすっかり冷めてしまうという事態です。

これまでこうした説明書きを最後まで読まずに事を始めたがために、何千回と失敗してきたというのに、私は一向に学習をしません。
結局、オカズはチンして温め直しました。

非常時用のレトルトご飯の味はどうだったかというと・・・これがちゃんと美味しかった。
やっちまいはしましたが、作り方がわかったし、味も確認できたし、と良かった点を見つけて結果オーライにしようと思います。

ワンピースを買ったものの

  • 2016年07月14日

ネット経由でワンピースを買いました。
カシュクールタイプのものです。
自宅に届くとすぐに試着をしてみることに。
肩に羽織り、着物のように前身頃をクロス。
左右の前身頃の端にはそれぞれ紐が付いています。
この紐で布を縛ろうとすると・・・なんだ、どうやるんだ? との疑問が。
左右の紐は右の前身頃に付いているのは長く、左の前身頃に付いているのは短くなっています。
となると、長い方の紐で身体を左から回り込むようにして、待っている短い紐のところまでいき、出合ったところで結ぶのだろうと思うのですが・・・。
長い紐で左から回り込んでみると、左の前身頃は内側になるので、それに付いている短い紐も内側に隠れてしまい、紐同士が出合わない。
逆か?
と考え、右の前身頃の前に左の前身頃を重ねてみましたが、短い紐では身体の周囲をめぐらせられない。
また、出合いたい長い紐が内側に隠れてしまうので、結べないのは同じ。

こんなに難しいワンピースがあるとは。
購入したショップのサイトに今一度アクセスし、モデルさんが着用している写真を凝視。
と、着物のように右の前身頃を内側にしていました。
しれっと着てる。
どうすりゃいいんだ? と私のように眉間に皺を寄せて考えましたといった風情は皆無。
商品の説明文をじっくり読んでみましたが、紐の結び方についての言及はなし。

紐の結び方がわかりませんといった問い合わせをするのは、ちょっと恥ずかしい。
それを理由欄に書いて返品するのも、ちょっと口惜しい。

ポンコツはポンコツなりに、こうした時どうすればいいかを学習してきました。
一晩放置。
翌日になればフレッシュな気持ちになり、新しいアイデアが浮かぶかもしれないから。
neteiru
翌日になり、今一度ワンピースを肩に羽織ってみます。
右の前身頃を内側にするということは、そこに付いている長い紐はやはり身体の背後を回っていくはず。
が、このままだと布の内側にあるので、外に一度出る必要がある。
どうやって紐を外に出す?
穴でも開いていれば、そこを通せるかも。
と思い付き、脇の縫い目を舐めるように見ましたが、穴なんて開いてない。
ネットショップに問い合わせのメールをする時には、日本語が下手っぽく書いてみたら、懇切丁寧な返事がくるのではないかなんてことをちらちらと考えながら、今一度脇の縫い目をチェックしましたが、穴はない。
問い合わせメールの文面を考えながら、ふと、脇の縫い目に指をあて、下からすっと上げていくと・・・違和感が。
違和感のあった箇所をよくよく見てみると・・・1センチほどの穴を発見。
ここか!
で、その穴に長い紐を通して身体の背後をぐるりと添わせてみると、見事短い紐と出合いました。
穴、小さ過ぎ。

ポンコツの私は、穴を発見するのに1晩かかりましたが、フツーの方はすぐに見つけられるのでしょうか。
フツーとポンコツの差は大きいなぁなんてつくづく思いました。

不注意

  • 2016年07月11日

それは上野でのこと。
絵を観るために列に並んでチケットを購入。
入口でチケットの端っこを千切られ、敷地内へ。
ちょいとした庭を歩かないと目的地まで辿り着けない施設が、上野にはあります。
日傘を差しながらえっちらおっちら歩き、ようやく館内へ。
まずするのは、コインロッカーを探すこと。
ありました。正面階段の裏側に。
美術館のコインロッカーは大抵ほとんどが塞がっていて、使用できないことが多い。
コインロッカーの設置数は誰がどういう計算と予測でしたものなのか? といつも思っていました。
が、何故かそこのコインロッカーはほとんどのところに鍵が差さっていて、空いている。
階段の裏なので皆気が付かないのかなと思いながら、日傘や手帳といった絵を観るのに不要なものをロッカーに入れて、100円を投入。
さて、会場はどこだろうときょろきょろ。
入口の横に掲示板があったので、それを見上げると・・・私が観ようと思っていた展覧会の名前がない。
画家の名前もない。
そして書いてある展示内容が、絵とは関係なさそうな感じ。
ん?
同じように掲示板を見上げている人たちをチェックすると、制服姿の中高校生たちがやけに多い。
今一度掲示板に目を向けて・・・ここはもしかすると博物館かもしれないとの疑いが。
やっちまいました。
コインロッカーから荷物を取り出して外へ。

で、振り仰ぐと、でっかく「博物館」の文字が。
しばし呆然とその看板を見上げました。
我に返り、辺りを見回すと・・・人の流れが右方向へ。
その人の流れに私も加わりしばらく歩くと、大きな幟が。
そこに目当ての画家の名前が大きく書かれていました。
bizyutukanngaikann
幟や掲示板に貼られたポスターを、心の中で指さし確認しつつ歩を進め、建物の前に到着。
入口の上部へ目を向け、看板が「美術館」となっているのを確認し、一つ頷いてから館内へ。
コインロッカーが並ぶ場所へ行ってみると、すべて使用中で空いているのは一つもない。
いつも通りで妙にほっとしました。

それにしても、不注意にもほどがある。
帰りによくよく周りを見てみれば、人の流れの多くは美術館へと続いていて、博物館へ進む人はごく僅か。
なのに何故その人の波から外れて、私はそっちへと向かったのか。
また博物館の入口横にも掲示板があり、中で開催されている展示内容が記されていたのに、それらを一切無視して中に猛進したのは何故なのか。
ぼんやり歩いていて、周囲に注意を払わなかったんでしょうか。
時々自分が心配になります。

買い物の失敗

  • 2016年07月07日

なんでこんなモノを買ったのだろう。
なんて自問自答することってありませんか?
私はちょいちょいあります。
なにをもってこれを買おうと決断したのか、これを身に付けてどこへ行く気だったのか・・・理解できないのです。

そうしたモノが溜まってしまい、狭い家を更に窮屈にさせていると気付き、捨てようと決意。
だが待てよと。
売れるんちゃう?
と、さもしい考えが浮かびました。
もとい、エコな考えが浮かびました。

売りたいモノを指定先に送れば、買い取ってくれるサイトを発見。
服、バッグ、アクセサリーなど、扱うアイテムは幅広い模様。
そこに書かれている説明文によれば、買った時の箱やショップカードなどがあると、査定金額がアップするので、一緒に送るようにとありました。
risaikuru
そうきたか。
私は無駄なモノは取って置く癖に、必要なモノは捨ててしまうという間抜けです。
捨てちゃっただろうなとは思いながらも、査定金額がアップするならばと、必死で箱やショップカードを探しました。
案の定そんなモノは見つからず。

しょうがないので、10個の品物だけを指定先に送付。
1週間ほどして、査定結果がメールで送られてきました。
10秒ぐらい画面を見つめたままフリーズ。
ずらりと並ぶ査定金額は、どれも買った時の金額の十分の一ほど。
なかには1回も使っていないブランドもののアクセサリーもあったのですが、そのブランドのデザイナーが知ったら哀しむぐらいの低価格の査定でした。
私も哀しい。
不用な品を買い取って貰えるだけで有り難いと思えるような器の人間になりたいもんですが、精進の足りない私はちょっとがっかり。
査定金額に納得できない場合、送り返して貰うことはできるのですが、恐らくほかのところに査定に出しても、それほどの金額差があるとは思えず、またもう1度調べてどこかに送るのはメンドーで、その金額で了承することにしました。
箱やショップカードがあったら金額はどれくらい違ったのだろうなんて、今更そんなことを後悔。
そもそも使わないようなモノを買ったことが間違いなんですが。
買った時の金額と、売った時の金額の差に、呆然とするばかりでした。
現実ってしょっぱいですね。


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