小説「腕が鳴る」

  • 2025年03月06日

小説「腕が鳴る」の発売まであと1週間ほどになりました。

3月12日発売ではありますが、お住まいの地域や、入手方法によって、購入出来る日は前後します。
あらかじめお含みおきください。

私の手元に届いた見本がこちら。

どうでしょう。
このイラストの女性のキリっとした表情。
なにかやってくれそうな感じがプンプンします。
この装幀、私は大好きです。

これは祥伝社さんのWEBマガジン「コフレ」で連載していた小説です。
連載中は違うタイトルでした。

単行本化するにあたり、タイトルを再考することに。
これだというものが、なかなか思い浮かばず、苦労しました。

なんとか50個ぐらい捻り出し、その中から10個に絞り込みました。
その10個の中から1つを選び出そうとしたのですが、どれもいいようで、どれも良くないようで。

そんな時、突然「腕が鳴る」という言葉が落ちてきました。
ごくたまにこういう瞬間があります。

動詞の現在形で終わるタイトルには、強さがあり、リズミカルでもあると感じました。
編集者も賛成してくれて、このタイトルに決まりました。

この言葉は、小説に登場する整理収納アドバイザーの真穂が、散らかった部屋を見た時に吐く台詞の1つでもあります。

手前味噌で恐縮ですが、タイトルとイラストとデザインが、ぴたっとハマった装幀だと思っています。
いかがでしょう。

電子書籍版も3月12日に配信開始予定です。
お好みのスタイルをお選びください。

溜まる

  • 2025年03月03日

取り敢えず、取っておくことにしています。
だから書類や物がどんどん溜まっていきます。

取扱説明書などを保管しているクリアファイルは、35冊あります。
凄い数です。

大きめの物入れにとにかく突っ込んでいたのですが、他に入れたい物があり、この35冊のクリアファイルをなんとかすることで、スペースを作ることに。

クリアファイルを引っ張り出し、毎日少しずつ中身を確認して、不用な書類を処分していきます。
すでに壊れて捨てたデスクライトの取扱説明書や、すでに解約した生命保険会社との契約書などが、どんどん出てくる。

また服を買った時の控えが大量にありました。
なんでこんなものを取っておくことにしたのか・・・。

ボタンなどの付属品があった時にフォルダーに入れ、それだけだと分からなくなるので、ネットショップの商品ページを印刷したものと、タグも一緒に保存したのでしょう。
いざ必要になった時に便利だろうからと、考えた気がします。
それがいつの間にか残しておくということが習慣化され、ボタンなどの付属品がない服のタグも、保管するようになったのでしょう。
なにやってんだか。
これじゃあ、ファイルが35冊にもなるはずです。

自分に呆れながらコツコツとファイル整理を進め、おおよそのゴール地点が見えてきました。
今の感じだと、残しておく必要のある書類を入れたファイルは3冊で済みそう。
物入れに結構なスペースを作れそうです。

3月12日に発売予定の小説「腕が鳴る」では、整理収納アドバイザーが登場します。
彼女は依頼者とがっぷりよつで向き合うため、片付けには時間が掛かります。

なにを捨てるのか、なにを残すのか。
どんな人生だったのか、これからどんな人生にしたいのか。
それが問われる行為だと彼女は思っているからです。
この整理収納アドバイザーの活躍を、楽しんで欲しいと思っています。

3月12日に新刊が発売になります

  • 2025年02月27日

間もなく発売される新刊のご案内を。
3月12日に小説「腕が鳴る」が発売になります。

今回は整理収納アドバイザーが登場します。
彼女が依頼者の自宅に行き、カオスとなっている部屋を片付けていきます。

彼女は部屋だけでなく、依頼者の心と人生も整えていくのが信条の整理収納アドバイザー。
彼女が巻き起こす風によって、様々な人たちが変わっていきます。
その姿を描いています。

実は私は人の自宅を覗き見するのが大好き。
子どもの頃から外で遊ぶよりも、級友の家を見て回ることを望みました。
机を並べているだけでは決して見えてこないことが、その子の自宅を見ることで分かるような気がして。

他人の部屋を見たいとの思いは、現在までずっと変わらずあり、動画のルームツアーを視聴することも多いです。

狭い部屋を工夫して使っている動画は参考になりますし、豪邸の場合は、お金持ちのこだわりが面白いから。

また物凄く散らかっている部屋を、整理収納アドバイザーが片付ける動画も好きです。
とんでもない状態であればある程、私のテンションは上がります。
なぜ、他人の部屋のカオスが私の気持ちを上げるのか、よく分かりません。
これに比べれば私の部屋の混乱なんて、可愛い方だなと思えて、安心するからかも。

整理収納アドバイザーがどんどん片付けていく動画は、いつまでも観ていられる。
作業が終わり、ビフォーとアフターの写真が並べられると、ほほぉと感心します。
自分の部屋でもないのに、すっきりした気分になるのが不思議。

こうした動画を見続けているうちに、私も整理収納アドバイザーに、依頼してみようかと思うように。
で、ネットで探してみたら・・・結構な金額でした。
依頼するのは諦めて、小説に登場して貰うことにしました。
新刊「腕が鳴る」の発売まで約2週間。
いましばらくお待ちください。

ベランダ

  • 2025年02月24日

駅近のホームセンターが人気だという。
ホームセンターといえば、郊外にあって、車で行くイメージがありましたが、最近は駅の近くに出店する小型店が注目を集めているらしい。
ここでは園芸用品などを揃えているようです。

現在の住まいはベランダが広い。
日当たりもバッチリ。
この環境を利用しない手はない、と思うのです。

洗濯物を外干しする女になると決めたのは、引っ越し直後のこと。
それまで住んでいた部屋は、外干しがNGだったので、マンションに備え付けの洗濯乾燥機を使っていました。
だから物干し竿をもっていなかったので、長めの物を二本購入。

「外干しって最高」と思いました。
鼻歌交じりに洗濯物をベランダに干したのは5日間ほど。
6日目になるとメンドー臭いと思い始める。
そして10日後には洗濯乾燥機をネットで購入。
それが届いた日から外干しをしなくなりました。

が、燦燦と降り注ぐ陽。
これを利用しないのはやはり勿体ない気が。
そうだ。
野菜を育ててみようと思い付く。

で、ネットで調べてみる。
最初は色々と買い揃えなくてはいけなさそう。
一斉に実がなったら食べ切れないなぁ、うちの冷蔵庫小さいからどうしよう。
などと豊作前提で困ったりしていました。

調べを進めるうちに、ベランダ栽培に初トライしたという人のブログに行き当たりました。
読んでみると・・・虫に襲われたという恐ろしい文章が。

都心でも野菜などの植物を育てれば、虫は必ずやって来て、そこで新たな生態系が生まれるのだとか。
防虫剤などである程度抑えられるようなのですが、自分が食べることを考えると、使用したくない。
そうなるとこんな風になってしまうと、写真付きで説明されていました。

虫が苦手な私。
急速にやる気が失われていきました。

結局、ベランダでの野菜栽培は取りやめに。
それなのに陽が差し込むベランダを窓越しに見ると、勿体ないと思います。
虫への苦手意識を克服する日は来るでしょうか。

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