ハウスダストにアレルギーがあります。
だからこまめに掃除をしなくてはいけません。
分かっちゃいても根がものぐさな私。
なかなか自分のアレルギーへの対応が出来ていません。
ここ最近、アレルギー症状が酷くなってきました。
住環境が突然悪くなったとは思えないので、私の体力の低下が問題かも。
しょっしゅう喉が腫れてしまい、その度に薬を飲む日々。
こんな状態は良くないと重い腰を上げました。
どうするべきか。
そこで思い付いたのは、掃除の回数を増やすということ。
これまでは週に1、2回掃除機を掛けていましたが、これをもっと増やせばいいのではないかと考えたのです。
が、掃除機でいいのでしょうか。
吸い込んだハウスダストが、掃除機の中のゴミ袋に100%留まってくれればいいですが、何パーセントかは排出口から出てしまいそう。
そもそもハウスダストを掃除機で、100%取れていたなら、アレルギー症状を発症していないはずですし。
そこでワイパーの先にシートを付けて、立ったまま床掃除が出来るというものを採用。
これだと拭き掃除になるので、掃除機を使った時のように風は起きず、静かにハウスダストを回収してくれる気がします。
それに簡単。

早速朝と夕方の1日2回、拭き掃除をしてみました。
すると・・・喉の炎症を抑える薬を飲まなくても過ごせるように。
我が家に存在するハウスダストの量を、幾ばくかは減らせた結果でしょうか。
このシートは白いのですが、掃除を終えたのを見てみると、薄く灰色になった箇所がいくつもあります。
その正体はシートが回収したハウスダスト。
1日2回拭き掃除をし続けても、この灰色の汚れはなくならず、毎回シートに付着しています。
恐るべしハウスダストの量と執念。
喉の炎症を起こす回数は劇的に減っているので、シートでの回収作戦は成功した模様。
その存在をなくすことは出来なくても、減らすことは出来ているようです。
であるならば、これを続けていくしかないんでしょうね。
先日のこと。
病院の待合室で診察の番が来るのを待っていました。
待合室には5、6人の患者が。
その中にベビーカーに乗った2歳ぐらいの女の子と、その母親らしき人がいました。
女の子はベビーカーから降りたいようで、セーフティベルトを外そうと試み出します。
が、子どもが簡単に外せるわけもない。
外したいのに、外せないため、女の子は苛つき「あー」と大きな声を上げ始めます。
子どもの声は大きい。
どうしてあんなに小さな身体から、そんなに大きな声を出せるのだろうと不思議になりますが、親に危険を訴えたりしなくちゃいけないので、動物の子どもは大抵、大きな声を上げられるようになっていると考えると腑に落ちます。
で、その女の子の声もとても大きい。
私が住むマンションの近くには保育園があり、子どもたちの大声に免疫が出来ているので平気ですが、一般の方にとっては、狭い待合室で響き渡るその声を煩いと感じるかも。

すると母親はバッグからスマホを取り出し、女の子に渡しました。
女の子は声を上げるのをピタッと止めて、スマホでゲームを開始。
おお。
今はそういう時代なんですか?
子どもを大人しくさせるために、スマホでゲームをさせるのが、スタンダードな対処方法なのでしょうか。
まだ2歳ぐらいなのに。
女の子は慣れた様子でゲームをします。
そして待合室には静寂が訪れます。
しばらくするとまた女の子が、大きな声を上げ始めました。
「あー」とか「うー」とかなので私には理解不能なのですが、母親は理解したようで、ゲームのコツを教え出します。
「こうやって、こうやったらいいのよ」と母親がアドバイスをすると、女の子は理解したようでゲームを再開。
再び訪れる静寂。
結局、母親が受診して会計を終えて病院を出るまで、女の子はゲームをし続け、大人しくしていました。
数年前、別の病院の待合室で見掛けたのは5、6歳の男の子と、その母親らしき人。
男の子は自ら本棚に進むと、病院が用意していた絵本の中から1冊を抜き取り母親の元へ。
そして母親の隣に着席。
母親が絵本を読み始めると、男の子はすぐに絵本の世界に没入。
熱心な様子で絵本を覗き込んでいました。
しばらくして看護師が男の子を呼びに来ました。
でも絵本はまだ途中。
母親は「診察が終わったら、この続きを読んであげる」と言ったのですが、男の子はとても哀しそうな顔をしました。
その哀しそうな顔を見た看護師が提案しました。
「次の患者さんを先にしようか。そうしたら最後まで読んで貰えるでしょ」と。
男の子はぱっと顔を輝かせて「うん」と言いました。
このやり取りをみていた私は、その絵本の力と、本を最後まで読んで貰いたい男の子の気持ちを理解した、看護師さんの機転に感動。
子どもを飽きさせず夢中にさせるものが、絵本であったことを喜ばしいと感じた私は、古い人間なんでしょうかね。
ATMの24時間稼働を終了する銀行があるのだとか。
この情報を目にした時「あれ? ATMって24時間だったっけ?」と思いました。
自宅近くのATMは、24時間稼働ではなかったような気がします。
場所によって稼働時間は違ったんでしょうかね。
24時間稼働しなくなったとしても、これまで特段困った経験はないので、まぁ世の中はそういう流れなのかと静かに受け入れました。
ただ心配なのはATMそのものがなくなっていくこと。
24時間稼働してなくても構わないけれど、なくなってしまうのは困る。
最寄りの駅前にATMがあり、よく利用していました。
機械は2台だけだったこともあり、いつも行列が出来ていました。
それがある日、現金を引き出そうと出向いたら窓ガラスに張り紙が。
閉鎖したので、別のATMを利用してくれと書いてある。
更に近くのATMの場所が地図で示されているのだけれど、そこは隣の駅の前。
そこそこの距離がある。
皆が健脚だと思うなよ。

あんなに列が出来ていたぐらいなのだから、利用者はたくさんいたはずなのに閉鎖とは。
維持費削減ということなのでしょうか。
キャッシュレス化の流れは知っています。
が、自宅近くは時代に追い付いていなくて、小さな商店が多く、そこでは未だに現金でしかサービスを受けられない。
銀行にはATMを閉鎖する前に、周囲の商店に支払い方法を増やすよう説得して欲しかった。
例えばある日の私の行動を書いてみると・・・スカートの丈詰めをお願いするため、近所のリフォーム店に。
「カード使えますか?」と尋ねると、「うちは現金だけです」と言われる。
その後皮膚科へ。
昭和の香りがプンプンするクリニックで、ダメもとで尋ねる。
「カード使えますか」と。
「現金だけです」と言われる。
その後、団子屋の前を通り掛かる。
普段より待っている人が少ないのでチャンスだと思い、列の最後尾に並ぶ。
前の人たちが皆現金で支払っているのを見て、聞くことさえも憚られ現金で支払う。
その後、あっちこっち寄り道をして買い物をしていくのですが、現金のみの店ばかりなので、財布の中から現金がどんどん出ていく。
現金が尽きそうになったので、ATMまでえっちらおっちら歩く。
そこには気が遠くなるほどの行列が。
コンビニで現金を引き出せば手数料が掛かる。
この手数料を払いたくない人は、こんなにいるのです。
勿論私もなのですが。
現金を手に入れるのも大変な時代になりました。
自動食器洗浄機の広告に目が留まりました。
とてもコンパクトな感じ。
我が家の狭いキッチンにも置けそうな気がします。
値段をチェックすると買えない額ではない。
心が動く。
しかしながら珍しく早い段階で正気に返る。
その自動食器洗浄機で一度に洗える食器の数を調べてみると・・・予想よりかなり少ない。
本体を小さくすれば、一度に洗える食器が少なくなるのは物の道理。
だからメーカーが悪いのではない。
じっくり考えてみる。
食事の後片付けでなにが大変かといえば、フライパンや魚焼きグリルを洗うこと。
こうした大物を洗うことに比べたら、食器や箸などを洗うのはしんどくない。
このコンパクトな自動食器洗浄機を買ったとしても、これに任せられるのは何個かの食器だけ。
フライパンや魚焼きグリルなどの大物は、自分で洗うことに。
大変なのはこっちなのに。
だったら買う必要なしと判断しました。

数日後のこと。
ネットショップで日用品の買い物をしていたら、あなたにお勧めという品の画像が、ドーンと出て来た。
擦らずに風呂掃除が出来ると謳う洗剤です。
あー、これね。
広告で目にする度に、画期的な品が出て来たと感心していました。
が、トライしてこなかった。
それは肌が弱い私には無理そうだと思っていたから。
洗剤をちゃんと洗い流せば問題ないのでしょうが、私は一生懸命やっても、完璧とは程遠い出来にしか到達できない人間。
恐らく洗い残す。
そうなった時にその画期的な洗剤は、これまでのものより強力そうで、肌への刺激が強くて、湿疹なんぞが出来そうといったストーリーを、勝手に描いていたのです。
まぁ、でも風呂掃除を楽にしたい気持ちはあるので、いっちょ買ってみるかと<カートに入れる>ボタンを押そうとする。
が、寸でのところで手が止まる。
こんな風にその場の勢いで洗剤を買ったものの、数回使っただけで使用を止めた品が、洗面所の棚に山ほどある。
もっと商品について知識を得てからにしようと決める。
メーカーのHPをじっくり読んでみる。
溶剤をスプレーでバスタブの内側に噴射して、時間を置いてから、シャワーで洗い流すだけでいいと書いてある。
その中にいるイラストの女性は、とても幸せそうな顔をしている。
私もこんな風に幸せになれるなら、安い買い物だと思えてくる。
が、しばらくして気付く。
なぜバスタブのことしか書かれていないのか。
風呂掃除で大変なのは身体を洗う場所の床や壁、椅子とか排水口といったところ。
そっちもスプレーを吹きかけた後に、洗い流せばいいんですよねと、メーカーに確認したくなる。
もう一度説明文を頭から読んでみるも、バスタブの掃除の仕方しか書いてない。
もしや?
画面をスクロールして一番下の、とても小さな字で書かれた注意書きの欄を読んでみる。
すると身体を洗う場所は皮脂汚れだけでなく、石鹸などの物質があるので、擦り洗いしてくれと書いてあった。
おっと。
大変なのはこっちなのに。
新しい機能付きのものを買う際には、それが本当に大変なことを解決してくれるのか、そことは違う箇所を解決するものなのか、よくよく見極めなくてはと思いました。