「じゃない方の渡辺」発売スタート

  • 2023年03月09日

文庫「じゃない方の渡辺」が発売になりました。
今回も素敵なカバーにして頂きました。
ちょっと懐かしさがあって、可愛さもあって、そして大事なインパクトもあるという、何拍子も揃ったカバーだと思うのですが、いかがでしょう。

文庫化するにあたり、タイトルを変えることになりました
編集者との打ち合わせで、それぞれがタイトル案を考えて出し合い、その中からいいものを選ぶということに。

元々タイトルを作るのが私はとても苦手。
ではあっても、タイトルが大事だというのは重々承知している。
これまでも頭を捻りまくって、なんとかタイトル案を提出するも、私のは採用されないケースがほとんど。
それでも小説を書いた責任上、タイトル案を出さないという選択肢はない。

今回も苦しみながら約10個を作成し、編集者にメール。
編集者が考えた案が届くのを待っていました。
数日後電話が入り、私が提案した中の1つ「じゃない方の渡辺」でいきましょうと言われる。
それ? と自分で提案しておいて驚く。

タイトルを考え始めてすぐに浮かんだのが、この「じゃない方の渡辺」でした。
いい感じの気がしますが、いや、さすがにこれはちょっとないか、と思っていたタイトル。
それでも提案する10個の中に入れたのは「なんつって」的なものが、1つぐらいあってもいいかと考えたから。

しかしこれがいいと編集者は言う。
で、紛糾することなく、あっさりとこのタイトルに決まりました。
だから編集者案は見ずじまい。

あなたはいつも自分に、スポットライトが当たるような人生を過ごしていますか?
そんな人はごくごく僅か。
ほとんどの人にスポットライトは当たらない。
でもそんな名もなき人たちの人生だって、輝いている。
それを描きたくてこの小説を執筆しました。
皆さんに読んで頂きたいと願っています。
是非お買い求めください。

文庫「じゃない方の渡辺」が発売になります

  • 2023年03月06日

3月9日に文庫「じゃない方の渡辺」が発売になります。
地域によって発売日は前後しますので、書店で見つけられなかった時には、店員さんに聞いてみてください。

この「じゃない方の渡辺」は、「オーディションから逃げられない」というタイトルで、単行本の形態で発表した小説を、文庫化にあたり書名変更したものです。
単行本で未読だった方は、文庫本になったこの機会にぜひご一読を。
この新タイトルで摑みはオッケーといった感じになるといいのですが、どうでしょう。

主人公の展子はこのタイトル通り、「じゃない方の渡辺」と周囲から認識されている女性。
自分には光が当たりません。
光が当たるのはもう一人の渡辺の方。
屈折した思いを抱えながら中学、高校と進学。
絵を描くのが好きで美術部に入部しますが、ここでもやはり光が当たるのは他の部員で、展子ではありません。
いつも主役にはなれない展子が、恋をして、結婚をして、出産をして・・・年を重ねていきます。
嬉しいこと、口惜しいことをたくさん経験した末に、なにに気が付くのか。
それを見届けて頂けたらと願っています。

展子の実家はパン店です。
小説の中には様々なパンが出てきます。
これも小説を読みながら、楽しんで頂けたらと思っています。

以前、パン作りにハマったことがありました。
パン焼き機は使わず、自ら捏ねて、発酵させて、オーブンで焼いていました。
が、何故か捏ねている時に限って、電話が入るという経験が何度も。
捏ねている時は時間との勝負。
素早く捏ねるのが大事なのですが電話が入る。
電話の音を無視するか、出るかの二択。
ここで無視する方を選べないのが私のダメなところ。
急用かもしれないと思ってしまう。
それで急いで手を洗い、一塁に滑り込むかのように電話機に突進。
必死の形相で受話器を握ると、いらない物を引き取りますという営業電話だったりする。
電話の相手が驚くぐらいの音をさせようと、わざと受話器をガチャンと力任せに置く。
これぐらい許されると思う。
キッチンに戻るとパン種はぺしゃんこに。
一応焼きますが、硬いパンになり全然美味しくない。
パンを作る時には一瞬も目を離してはいけないのです。

パン店の盛衰と、じゃない方と言われ続けた女性の歩みの、両方を味わえる小説をぜひ読んでみてください。

地震で

  • 2023年03月02日

トルコの南部で起きた地震では、日を追うごとに死者数が増えています。
お気の毒で仕方ありません。
ニュース映像などで被災者たちの姿を見る度に、どれだけ不安で辛い思いをしているだろうかと、その心情をお察しいたします。

寒そうですしね。
まだ隅々にまで、援助が行き届いていないようにも見受けられます。
世界各国から支援の手が差し伸べられてはいますが、まだまだ不足しているのでしょう。

ペシャンコになった建物を見た時には、言葉を失いました。
トルコ同様に地震大国の日本で暮らしている私たちにとって、全然他人事ではないですね。

一連の報道の中には耐震基準は日本と同等だが、それが厳格に守られていなかったとするものがありました。
恐ろしいことです。
自分で建てた家なら別ですが、すでに建っている家に入居する際には、そうしたことが分からないケースがほとんどでは?
建設当時の耐震基準は、クリアしているものと信じて入居しますよね。
それが実は違ったなんて、崩壊してから知らされても困ります。

寒そうな被災者たちの姿に胸を痛め、そうだ、非常時持ち出し袋に使い捨てカイロを、もっと入れておこうと思いました。
使い捨てカイロを日本から送ってあげたいです。

使い捨てカイロは日本では冬の必需品で、その認知度は高く、存在を知らない人はいないんじゃないかぐらいですが、海外では違うようです。
友人A子は寒がりで海外に行く時に、しばしば使い捨てカイロを大量に持参するそうです。
薄っぺたくて、白い四角いものを握り締めていると、ほぼ全員から「それはなんだ」と聞かれるんだとか。
そこで、これはね、と説明すると、大抵目を真ん丸にするそう。
1つあげると、段々温かくなっていくのを体験した海外の人のほぼ全員が「オーマイガー」と言うそうです。

そこまでの品なのに、海外では認知度が低いのが残念です。
もっとその素晴らしさを知って欲しいものです。

そういえば、以前住んでいたマンションにあった2台のエアコンが、同時に故障するという憂き目に遭ったことが。
真冬でした。
エアコンの工事が入るまでの間、私の命を守ってくれたのが使い捨てカイロでした。
全身に貼りまくって寒さを凌いだのです。
日常的に、また非常時用に確保しておくべき品ですね。

空気清浄器を

  • 2023年02月27日

空気清浄器を買うべきか悩んでいます。
以前使っていたのは、加湿機能も付いているタイプ。
これを24時間稼働させていました。

以前、咳喘息になった時、室内環境をどうしたらいいのかと考えました。
その中でこの加湿機能付きの空気清浄器が、良くないのではと疑うように。
稼働を止めてみたら、みるみる呼吸が楽になりました。
完璧とは言えないまでも、取説に書いてあるお手入れ方法で、清潔さを保つ努力をしてきたつもりでしたが、却って良くない空気を作り出して攪拌していたのかもしれません。

この件以来、空気清浄器には手を出さないようにしてきました。

今、住んでいる部屋には換気扇があります。
それは室内の汚れた空気を外に出し、屋外の空気をフィルターで綺麗にしてから、室内に入れると謳っているものです。
これを24時間稼働させています。
ということは、室内は常に綺麗なはず・・・なのですが、しょっちゅう喉が痛くなる。
風邪のような症状が頻繁に出ます。
コロナを疑って検査してみるのですが、その度に陰性。

新たに購入した加湿器は稼働させています。
ポットのような形状で、蓋を外せば中に手を入れて洗えるタイプ。
2台購入して、それを交互に使用しています。
1日使った後は、お手入れをしてから1日乾燥させるために2台購入したのです。
月に1度はクエン酸洗浄もして、清潔な状態であるように心掛けてきました。
だから風邪のような症状が頻発する原因は、加湿器ではないような気がします。

だとすると、換気扇では汚れた空気を、外に出し切れていないということでしょうか?
この流れからいうと、加湿機能が付いていない、空気清浄器を買うという方向に私は進んでいるんでしょうか。

流れに身を任せて、空気清浄器をネットで調べてみることに。
すると・・・商品があり過ぎる。
こんなに空気清浄器って種類がありましたっけ? と誰かに確認したくなるほど。
そしてそのどれもが良さそう。
小さいサイズのものまでキャッチするだとか、水洗いすればいいのでフィルター交換しなくていいだとか、どこそこの病院で採用されているだとか、それぞれがアピールしてくる。
じゃあ、これと簡単に選べない。
価格の幅があるのも悩ましい。
安い方が嬉しいけれど、10万円を超える空気清浄器がある一方で、1万円台のを見れば、値段に比例して効果が低いのではないかとの疑念が、湧いてきてラビリンス。

で、どうしたかって?
未だに迷っています。
いつになったら決断を下せるのか、見当もつきません。
また家電品で失敗したくないとの思いから、いつも以上に慎重になっています。

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