3月9日に文庫「じゃない方の渡辺」が発売になります。
地域によって発売日は前後しますので、書店で見つけられなかった時には、店員さんに聞いてみてください。
この「じゃない方の渡辺」は、「オーディションから逃げられない」というタイトルで、単行本の形態で発表した小説を、文庫化にあたり書名変更したものです。
単行本で未読だった方は、文庫本になったこの機会にぜひご一読を。
この新タイトルで摑みはオッケーといった感じになるといいのですが、どうでしょう。

主人公の展子はこのタイトル通り、「じゃない方の渡辺」と周囲から認識されている女性。
自分には光が当たりません。
光が当たるのはもう一人の渡辺の方。
屈折した思いを抱えながら中学、高校と進学。
絵を描くのが好きで美術部に入部しますが、ここでもやはり光が当たるのは他の部員で、展子ではありません。
いつも主役にはなれない展子が、恋をして、結婚をして、出産をして・・・年を重ねていきます。
嬉しいこと、口惜しいことをたくさん経験した末に、なにに気が付くのか。
それを見届けて頂けたらと願っています。
展子の実家はパン店です。
小説の中には様々なパンが出てきます。
これも小説を読みながら、楽しんで頂けたらと思っています。
以前、パン作りにハマったことがありました。
パン焼き機は使わず、自ら捏ねて、発酵させて、オーブンで焼いていました。
が、何故か捏ねている時に限って、電話が入るという経験が何度も。
捏ねている時は時間との勝負。
素早く捏ねるのが大事なのですが電話が入る。
電話の音を無視するか、出るかの二択。
ここで無視する方を選べないのが私のダメなところ。
急用かもしれないと思ってしまう。
それで急いで手を洗い、一塁に滑り込むかのように電話機に突進。
必死の形相で受話器を握ると、いらない物を引き取りますという営業電話だったりする。
電話の相手が驚くぐらいの音をさせようと、わざと受話器をガチャンと力任せに置く。
これぐらい許されると思う。
キッチンに戻るとパン種はぺしゃんこに。
一応焼きますが、硬いパンになり全然美味しくない。
パンを作る時には一瞬も目を離してはいけないのです。
パン店の盛衰と、じゃない方と言われ続けた女性の歩みの、両方を味わえる小説をぜひ読んでみてください。
トルコの南部で起きた地震では、日を追うごとに死者数が増えています。
お気の毒で仕方ありません。
ニュース映像などで被災者たちの姿を見る度に、どれだけ不安で辛い思いをしているだろうかと、その心情をお察しいたします。
寒そうですしね。
まだ隅々にまで、援助が行き届いていないようにも見受けられます。
世界各国から支援の手が差し伸べられてはいますが、まだまだ不足しているのでしょう。
ペシャンコになった建物を見た時には、言葉を失いました。
トルコ同様に地震大国の日本で暮らしている私たちにとって、全然他人事ではないですね。
一連の報道の中には耐震基準は日本と同等だが、それが厳格に守られていなかったとするものがありました。
恐ろしいことです。
自分で建てた家なら別ですが、すでに建っている家に入居する際には、そうしたことが分からないケースがほとんどでは?
建設当時の耐震基準は、クリアしているものと信じて入居しますよね。
それが実は違ったなんて、崩壊してから知らされても困ります。
寒そうな被災者たちの姿に胸を痛め、そうだ、非常時持ち出し袋に使い捨てカイロを、もっと入れておこうと思いました。
使い捨てカイロを日本から送ってあげたいです。

使い捨てカイロは日本では冬の必需品で、その認知度は高く、存在を知らない人はいないんじゃないかぐらいですが、海外では違うようです。
友人A子は寒がりで海外に行く時に、しばしば使い捨てカイロを大量に持参するそうです。
薄っぺたくて、白い四角いものを握り締めていると、ほぼ全員から「それはなんだ」と聞かれるんだとか。
そこで、これはね、と説明すると、大抵目を真ん丸にするそう。
1つあげると、段々温かくなっていくのを体験した海外の人のほぼ全員が「オーマイガー」と言うそうです。
そこまでの品なのに、海外では認知度が低いのが残念です。
もっとその素晴らしさを知って欲しいものです。
そういえば、以前住んでいたマンションにあった2台のエアコンが、同時に故障するという憂き目に遭ったことが。
真冬でした。
エアコンの工事が入るまでの間、私の命を守ってくれたのが使い捨てカイロでした。
全身に貼りまくって寒さを凌いだのです。
日常的に、また非常時用に確保しておくべき品ですね。
空気清浄器を買うべきか悩んでいます。
以前使っていたのは、加湿機能も付いているタイプ。
これを24時間稼働させていました。
以前、咳喘息になった時、室内環境をどうしたらいいのかと考えました。
その中でこの加湿機能付きの空気清浄器が、良くないのではと疑うように。
稼働を止めてみたら、みるみる呼吸が楽になりました。
完璧とは言えないまでも、取説に書いてあるお手入れ方法で、清潔さを保つ努力をしてきたつもりでしたが、却って良くない空気を作り出して攪拌していたのかもしれません。
この件以来、空気清浄器には手を出さないようにしてきました。
今、住んでいる部屋には換気扇があります。
それは室内の汚れた空気を外に出し、屋外の空気をフィルターで綺麗にしてから、室内に入れると謳っているものです。
これを24時間稼働させています。
ということは、室内は常に綺麗なはず・・・なのですが、しょっちゅう喉が痛くなる。
風邪のような症状が頻繁に出ます。
コロナを疑って検査してみるのですが、その度に陰性。
新たに購入した加湿器は稼働させています。
ポットのような形状で、蓋を外せば中に手を入れて洗えるタイプ。
2台購入して、それを交互に使用しています。
1日使った後は、お手入れをしてから1日乾燥させるために2台購入したのです。
月に1度はクエン酸洗浄もして、清潔な状態であるように心掛けてきました。
だから風邪のような症状が頻発する原因は、加湿器ではないような気がします。
だとすると、換気扇では汚れた空気を、外に出し切れていないということでしょうか?
この流れからいうと、加湿機能が付いていない、空気清浄器を買うという方向に私は進んでいるんでしょうか。

流れに身を任せて、空気清浄器をネットで調べてみることに。
すると・・・商品があり過ぎる。
こんなに空気清浄器って種類がありましたっけ? と誰かに確認したくなるほど。
そしてそのどれもが良さそう。
小さいサイズのものまでキャッチするだとか、水洗いすればいいのでフィルター交換しなくていいだとか、どこそこの病院で採用されているだとか、それぞれがアピールしてくる。
じゃあ、これと簡単に選べない。
価格の幅があるのも悩ましい。
安い方が嬉しいけれど、10万円を超える空気清浄器がある一方で、1万円台のを見れば、値段に比例して効果が低いのではないかとの疑念が、湧いてきてラビリンス。
で、どうしたかって?
未だに迷っています。
いつになったら決断を下せるのか、見当もつきません。
また家電品で失敗したくないとの思いから、いつも以上に慎重になっています。
錠剤を呑むのが下手です。
喉に引っ掛かったりしちゃう。
それが怖くて、呑み込む決断がなかなか出来ない。
決心がつくまで薬は口の中に居続けることになり、段々溶けてきてしまう。
そのうち苦さを感じるようになり、吐き気を覚えて薬を吐き出すことも。
皆が出来ていることが出来ないことが情けなくて、泣きたくなったりします。
そんな私に救世主が。
ゼリー状のオブラート。
これを薬に混ぜれば、ゼリーと一緒に喉をするっと通過してくれるので、苦労せずに呑めます。
先日、初めての錠剤を呑もうとしたら、1粒が結構大きい。
それを4個も飲まなくてはいけないと知る。
ソフトカプセルという代物です。
胃で溶け易くて呑み込み易いと謳っているのですが、そうは思えない。
が、ゼリー状のオブラートによって、苦手だった服薬を克服してきた私。
大丈夫だろうとスプーンの上に4個の薬を置き、そこにゼリー状のオブラートを載せる。
そして口に入れて呑み込みました。
すると喉に張り付いてしまいました。
喉の上の方です。
痛い。
苦しい。
そして焦る。
どうすれば?
水を飲んでみましたが薬は動かない。
固形物を食べて方がいいのか?
その物が喉を通る時に、引っ掛かっている薬を押し下げてくれるんじゃない?
プチパニックを起こしながらも、パッサパサのクッキーがあったのを思い出し、それを食べてみる。
すると目論見通りクッキーが喉を落ちていく際に、通りを邪魔している薬を押し下げてくれました。
違和感はなくなり痛みも苦しさも消えました。
ふうっ。
ゼリー状のオブラートを使っていたのに、喉に引っ掛かってしまったのは、大きさが原因でしょうか。
それともソフトカプセルの素材の問題でしょうか。
それにしてもパッサパサのクッキーが、役に立つ日が来るなんて。
買ったもののパッサパサ過ぎて放置していたのですが、捨てなくて良かった。
ほっとしたのも束の間、六時間後にはまた薬を呑まなくてはいけないという点に気が付き、一気に気持ちが暗くなりました。
そして六時間後。
薬を呑まなくてはいけない時間が到来。
1度に4個が無理だったのかも。
ということで、今度は1個ずつ飲むことに。
1個目、問題なくゼリーと一緒に通過。
2個目も成功。
が、3個目でまた喉に引っ掛かってしまいました。
パッサパサのクッキーを食べて、喉から引き剥がしました。
そして涙を滲ませながら4個目にトライ。
するとまた喉に引っ掛かる。
またまたパッサパサのクッキーに取って貰いました。

喉に張り付き過ぎ。
ソフトカプセルが喉に張り付き易い素材のようです。
こんなに喉に張り付くんじゃ、今度は喉の薬を呑まなくてはいけなくなりそう。
どうすっかなぁとネットで調べてみることに。
<薬の正しい飲み方>と入力して、出てきた記事を見ていたら・・・顎を上げて飲んではいけないと書いてありました。
へ?
生まれてからずっと、薬を呑む時には顎を上げて天井を睨んでいましたけど。
映画などでも古今東西、薬は顎を上げて呑んでいるし。
それなのに違うって?
青天の霹靂。
なんと、顎を上げてしまうと、喉の入り口が狭まってしまうんだとか。
顔は真っ直ぐか、やや下に向けて薬を呑みましょうと書かれていました。
半信半疑ながらゼリー状のオブラートの中に、ソフトカプセルを1個入れて、顔を真っ直ぐにした状態で呑み込んでみたら・・・なんの問題もなくするっと通過。
そして4個すべて成功。
何十年もやっていたやり方が間違っていたとは。
そういうの、もっと前に教えて欲しかった。