我が家には働き者の家電がたくさんあります。
今だとエアコンが頑張ってくれていますし、レンジもよく働いてくれています。
そうした中でも頑張り具合が群を抜いているのが、電気ケトル。
手足末端冷え性の私は、ほぼ1年中湯たんぽを使っています。
皆さんが想像するのは、布団に入れるタイプのものでしょうか。
それも使用していますが、ここで私が言っているのは違う形のもの。
ブーツタイプと、枕のような形をしたものです。
ブーツタイプはその名の通り、ブーツの形をしています。
その内側に湯が入るようになっています。
湯を入れたブーツタイプの湯たんぽに足を突っ込めば、足と足首全体が温かい。
まるで足湯に浸かっているかのようなヌクヌクさです。
もう1つの枕形の方にも湯を入れて、こちらは膝に載せます。
パソコンのキーボードから時折手を離して、枕形の湯たんぽに手を載せて温めます。
湯たんぽのヘビーユーザーである私を支えているのが、電気ケトルです。
湯たんぽに入れた湯は3、4時間ほどで冷めてしまうので、入れ替える必要が。
朝1回、昼に1回、夕方に1回、夜に1回と、1日4回湯を沸かさなくてはなりません。
左右のブーツと枕形の合計3つに毎回入れるため、4×3となり、1日で12回電気ケトルで湯を沸かしています。

先週のこと。
電気ケトルの蓋を開けたらカチッと嫌な音が。
蓋を開ける時には、持ち手の上部にある窪んだところを親指で押すのですが、そこの部品が壊れた模様。
親指で押しても、それまでのようにカパッと気持ち良く開かなくなってしまいました。
2ミリぐらい蓋が上がるだけに。
もう寿命でしょう。
よくやった。
最高のパフォーマンスを見せてくれた。
そう言いたい。
素晴らしい現役生活を続けた電気ケトルに、花束と色紙を渡して送り出したい気持ちです。
が、「もう少しイケるんじゃない? 引退したら一気に老け込むっていうし。今は生涯現役が格好いいんだし」などと、電気ケトルに話し掛けている自分がいました。
2ミリだけ浮いた蓋の間に人差し指の先を引っ掛けて、手動で持ち上げるという策に出てみました。
危険はあります。
湯を捨てた直後なので、蓋は結構な高温になっています。
だからこそ手で触らずに済むように、メーカーは持ち手の上部を押して、開けるような構造にしたはず。
それがわかっていながら、引退を先延ばしにしたい私は挑戦を選択したのです。
私のことだから「あちっ」となって、なんて馬鹿なことをしたんだろうと反省・・・という展開になると思っていたのですが、意外にも問題なく蓋を開けることに成功。
良い子の皆は真似しないでね。
ということで、今は1日12回、火傷をしないよう慎重に指先で蓋を開けています。
電気ケトルの引退を認めず、現役続行を強いる悪いコーチです、私は。
マスクをするか、しないかを自分で判断することになるようです。
私は眼鏡がくもるのでマスクはしたくない。
でも混んでいる電車の中などでは、マスクをしたい気もする。
以前、咳喘息を患った時にはとっても大変な目に遭いましたし、慢性副鼻腔炎があり、耳鼻咽喉系が弱い私は万全を期したい。
なので、しばらくはその場その場で考えて、着脱することになりそうです。
そうなると、外した時、そのマスクをどうするか問題が。
そういえば、どこかでマスク入れなるものを貰った気が。
雑多なものを入れている箱をひっくり返したら、ありました。
どこかで貰ったマスク入れ。
プラスチック製の薄い形状で、そこに平らな状態にしたマスクを収められるもの。
これを持ち歩こうと思います。

先日、友人A子とデパートの入り口付近で、待ち合わせをしました。
そこは待ち合わせ場所として有名で、その日も30人ほどが人待ち顔で立っています。
A子を探します。
が、皆がマスクをしているため、じっくりとチェックしないと見逃しそう。
そこで嘗め回すようにガン見。
赤の他人をこんな風にガン見しては失礼だと思うものの、そうでもしないと分からない気がする。
なにせ、A子と会うのは十年ぶり。
お互いに十年分の年月が顔に現れているはず。
記憶の中の顔とは差があるはずで、それを私の脳が繋げることが出来ない可能性が。
そこにいる人たちのチェックを終えて、A子はまだ来ていないと結論。
しかしどうも自信がない。
A子にメールをして「今、待ち合わせ場所にいるんだけど、あなたはまだ来ていないよね」と確認。
すると「待ち合わせ場所にいるけど」と返信が。
あぁ、やっぱり。
近くにいるのに互いがわからないという状況でした。
「何色の服を着ている?」と尋ねると、「黒」との回答が。
残念ながら黒いコートを着ている人は多く、全然絞り込めない。
しょうがないので「右手を挙げて」とメール。
そして片手を上げて、スマホを耳に当てている人を発見。
A子でした。
彼女のことはガン見した範囲にちゃんと入っていたので、チェックしたはずなのですが、A子とはわかりませんでした。
目だけでは難しかったようです。
私が知っているのは十年前のA子の目で、今の目とは違う。
そういうことでしょう。
それは私もなのですが。
手の指の関節部分がまた痛み出しました。
ヒビです。
以前も手の指の皺部分に、痛みを感じたことがありました。
その時にはハンドクリームを大量に該当箇所に塗り込み、事なきを得たのですが再発です。
前回、痛い目に遭ったので、それからは過保護と呼べるくらいに手を大事にしてきたのに。
再発した理由が分かりません。
水仕事をする時には手袋を着用していましたし、入浴後にはハンドクリーム、これでもかというぐらい塗り込んできたのですが。
これ以上なにが出来るのか?
ハンドクリームを変えることぐらいしか、思いつきません。

友人らに愚痴ったら「〇〇がいいよ」とか「△△がお勧め」だとか、次々に教えてくれます。
皆も結構手荒れに悩まされていた模様。
ご苦労様です。
若い頃はなんにもしなくて良かった。
することといえばマニキュアを塗ったり、指輪をしたりで、飾ることのみ。
が、手には如実に年齢が出ます。
薄いピンク色のマニキュアなんか到底似合わない、がっしりした指先になる。
塗るなら濃い赤など主張が強めの色にしないと、バランスが取れなくなる。
指輪もそう。
華奢なリングが似合った指は、影も形もなくなる。
ぶっとくなった指には、それに負けない存在感のあるリングでないと難しくなる。
ブレスレットもそう。
繊細なデザインのブレスレットだと、血管が浮き出た手と合わない。
だからごっついバングルを選ぶように。
こうした変化をマイナスに捉えるのではなく、受け入れて暮らすのが人生を楽しむコツだと、ある先輩女性が言っていました。
その人は年齢を重ねていくことは、未知の世界を知っていくことだと、考えるようにしているといいます。
以前は似合った服が似合わなくなれば、また新しいステージに入ったのだと考えて、今似合う服の研究を開始するのだとか。
そしてそれまで見向きもしなかったデザインや、ブランドの服にトライしてみる。
いわば新しい世界の探求です。
これを楽しめばいい。
と、件の先輩は言いました。
そんな風に私もなりたいもんです。
駅で、電車の中で、カフェで、とにかくスマホを覗いている人たちは多い。
私はそうした人々や、景色などを見るのに忙しくて、スマホは大抵バッグの中に入れた状態です。
そんな私でもあまりにも待機時間が長くなると、キョロキョロするのに疲れてくる。
先日、病院でのこと。
予約してあるのに、延々と待たされていました。
そこで私もスマホを取り出しました。

なにをするかというとメールの整理。
届いたメールの多くは勝手に送り付けられたもの。
なにかを宣伝するメールです。
どこかの段階で、そうしたメールの受け取りを許可してしまったのか、物凄い数のメールが毎日スマホに届きます。
そうしたメールの着信拒否のやり方が分からないのと、その方法を調べるのがメンドーで、受信ホルダーには大量のメールが残っているのです。
これらのメールの中から、不要なものをどんどこ捨てていきます。
そうした作業をしているうちに、なんだかたくさんの画面が、出ている場所があることに気付く。
以前ネットで調べた時のサイトの画像や、地図アプリで調べたルートの画像、知人からのメールを開封した状態の画像・・・と、たくさんある。
これはなに?
私はスマホでなにかをしたら、終了する度にその画面は閉じているつもりでいたのですが、閉じていませんでしたか?
もしかして何年も開きっ放しでしたか?
と、誰かに質問したくなる。
ネットで検索してみたら・・・どうやらそれらはタブと呼ぶようで、そのタブを閉じなければ終了したことにはならない模様。
そういうの、教えといてよ。
と、誰かに文句を言いたくなる。
次にタブの閉じ方を調べてみたら、画面の隅にある×印をタップすればいいと書いてある。
でも私のスマホに大量に残っているタブには、×印なんかない。
目を皿のようにして探したけれど、ないものはない。
どうする私。
今一度ネット検索してみるも、×印をタップとしか出てこない。
使用しているスマホのメーカーの、サイトにあった取説でも調べてみましたが、方法は見つからない。
大きな壁にぶつかり、隣で診察を待っている見ず知らずの人に相談してみたくなる。
ふと「他の方法」と検索窓に追加入力すればいいかもと思い付き、そうしてみたら・・・その画面に指を当てて、上の方にスライドさせるとの情報が。
やってみたら・・・画面が消えました。
こんな方法でタブを閉じるなんて。
誰かが教えてくれなければ、絶対にわからない。
こんな段階で躓く人がいるとは、メーカー側も予測出来ていなかったんでしょうかね。
素人を舐めんなよ。
素人はこんなところで躓くんだからな。
それから大量の画面を一つひとつ消すことに。
画面に指を当てて、シュッと上に動かす動作が、なんだか忍者が手裏剣を飛ばすような感じで、ちょっと楽しくなってくる。
そうしてすべてのタブを閉じ終えました。
こうして何年もの間、開きっ放しだったタブを閉じたのでした。
いやはや、自分の無知さにびっくりしました。