副業

  • 2021年02月08日

緊急事態宣言が延長されました。
まだまだ不便な生活は続きますが、頑張っていかなくてはいけませんね。

社員に副業を推奨する企業があるようです。
元々そういったところはありましたが、コロナ過で本業がストップしている中、副業して貰おうと考える企業が増えているようです。

副業・・・どんなものがあるのでしょう。
それまでの経験が生かせるような副業もあるでしょうが、全く畑違いの副業をすることになる人もいるでしょう。
大変です。

高齢社会になり、働く人たちの年齢も上がっています。
以前、ファストフード店で、20代ぐらいの男性の先輩から叱責を受けている、60代ぐらいの男性を見掛けたことがあります。
先輩は「前にも言いましたよね」と注意。
すると60代ぐらいの男性は恐縮したような顔で「申し訳ありません」と謝る。
でもこれで許しては貰えなかった。
「それじゃ、こういう時はどうするんですか?」と先輩がクイズを出題。
60代ぐらいの男性は眉間に皺を寄せて、必死に思い出そうとする。
でも浮かばないみたい。
痺れを切らした先輩が「これも忘れたんですか」と、更にプレッシャーを掛ける。
焦った60代は、頭に浮かんだことを、恐る恐るといった様子で口に出す。
即座に先輩に「違います」と言われてしまい、60代は首を竦めて「申し訳ありません」と小さな声で謝罪。

そんな様子を見ていて、気の毒になってしまいました。
新しいことを覚えるのが難しいんですよね。
よくわかります。
不真面目で仕事が出来ないのではなく、一生懸命やっているのだけれど、頭がついていかない。
先輩からすれば、何度同じことを言ったら覚えてくれるんだよと不満でしょう。
その気持ちもわかります。
でもね、年を取ると覚えられないんですよ、残念なことに。
勿論人にもよりますが。

副業のためにやってきた年上の新人を、教育することになった担当者の皆様。
どうか心を広くもってください。

私はIT関連のことがまったくわからないので、なるべくなら遠ざけたいと考えていますが、そうはいかない場合もあります。
そんな時、先方には「どうか、私のことは10歳の子どもだと思ってください。10歳の子どもにわかるように、説明をしてください」とお願いするようにしています。
「なんで、そんなこともわからねぇんだよ」といった気持ちになった時、目の前にいるのが10歳の子どもだと思えば腹も立たず、また丁寧に説明しようと思ってくれるのではないかと期待してのことです。
今のところ、これでなんとかなっています。

友人A子にこの話をしたら、私の真似をして自分の夫を、夫だとは思わず10歳の子どもだと考えるようにしてみたといいます。
で、どうだった? と聞くと・・・相手は10歳の子どもじゃないから、ダラダラと言い訳をしたり、反論したりしてくるので、喧嘩の数が減ったりはしなかったと言っていました。
残念。

夫婦間では上手くいかない場合もあるようですが、年上の新人の教育担当の皆様には、一度この「10歳の子どもだと思う」手法にトライしてみて欲しいのです。

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