テレビドラマの長さ

  • 2021年04月29日

長かった――。
これがテレビドラマ「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~ シーズン1」を観た感想です。

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何話あるかよく調べもせず、シーズン1を一括で予約リストに入れてしまいました。
だから48話もあると知らなかったのです。
気付いたのは5話まで観た時。
マジか……と思いましたが、しょうがない、最後までいくしかないと決めたのですが……。

オスマン帝国を統治した、第10代皇帝スレイマンの物語。
外交、国内統治、政局、戦争などはあっさり目の描き方で、ハーレムの女たちの争いが丁寧に描かれています。

ヒロインのヒュッレムは、ありがちなヒロイン像とはかけ離れています。
目を剥きギャーギャーと騒ぎまくる。
「性格、悪っ」といったヒロインに、なかなか感情移入し難かったのですが、観ているうちに気持ちは変わっていきました。
ヒュッレムが勝てば嬉しくなり、天敵の皇帝妃が痛い目に遭うとニタっとするように。

制作予算が少なかったのでしょう。
オスマン帝国の皇帝の謁見室が「狭っ」だったり、庭が「小さっ」だったり、街の商店が「少なっ」だったりと、ツッコミどころはたくさんあります。
制作陣は限られた予算の中で撮影をしたのでしょう。
ご苦労様です。

映像作品も小説もそうだと思うのですが、話を広げていくのはそれほど難しくはないのです。
主人公をアクシデントに遭わせたり、昔の知人を登場させたり、事件が起きたり……なんてことを、していけば物語は転がっていきます。
大変なのは広げた話をどうやって閉じていくか。

あと2話でシーズン1が終わるというのに、閉じていく気配がない。
なんか嫌な予感がする。
このまま広げっ放しで、閉じ方を知りたかったらシーズン2を観てね、といった方向へ進んでいる気がしてしょうがない。
そして最終話。
2つの大きな山場が同時進行で起きる。
どうなるの? とドキドキして観ていながらも、ちらっと時計に目が。
1話が大体50分ぐらいなんですが、もう残り5分ぐらいになっている。
なのに俳優さんたちのアップのカットが続く。
そして終わり。
嘘……。
悪い予感が的中。
48話も観てきたのに、肝心な結末は描かれず、次のシーズンを観なくてはいけないのでした。

ネットで調べたらシーズン2は79話もあるとわかり、無理と判断。
公式サイトに書かれているあらすじを読み、どういう閉じ方になるのかを知りました。
それでなんとか気持ちがすっきりしました。

この作品を貶しているのではありません。
長いだとか、制作予算が少ないだとかあれこれ言っていますが、48話を夢中で観ました。
それだけの力が作品にあったからです。
すぐにはトライしませんが、きっといずれシーズン2に挑戦することでしょう。

一部の地域で緊急事態宣言が発令されました。
自宅生活を楽しいものにするのに、こうした長いテレビドラマを観るというのはいかがでしょうか。


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