週休3日

  • 2021年08月16日

政府が週休3日制を進めようとしているのだとか。
さてさて、どうなるんでしょうか。

今から30年以上前に勤めていた会社では、すでに週休3日制を導入しようとしていました。
靴の小売りチェーン店でした。
週休2日制と、週休3日制のどちらかを選べるようにするとの話でした。

週休2日でいい人は1日分を会社に買い取って貰う。
週休3日の場合は固定給ではなくなり、売り上げに対する歩合制での給料体系になるとのことでした。

しかしすぐに社員たちからクレームが。
店によって来店数は全然違います。
立地がいい店やライバル店が近くにないなど、環境によって店の売り上げには大きな差があるのです。
歩合制を選択した場合に来店数が多い店で働けるならいいですが、来店数が少ない店で働かなくてはならない場合に、かなり不利になります。
そうなると不公平だというのです。
確かに。

この不公平感をどうしたら小さく出来るかと、人事部が頭を捻っているところで、私は転職したので、その後この会社がどのように週休3日制を導入したのか知りません。
すでに30年前に導入しようとしていたこの会社は、先駆的だったのでしょうか。

そういえばこの会社ではポイント制度がありました。
毎月与えられているノルマの金額を達成したら、1ポイント。
1回の接客で〇万円以上売ったら1ポイント。
なんて具合に。
このポイントを溜めていき、そのポイント数によって海外旅行がプレゼントされました。
有給で海外旅行に行けるので、皆ポイントを溜めようと接客を頑張っていました。
行き先はポイント数によって違っていました。
1年間に〇ポイント以上を3年連続したらヨーロッパ旅行。
1年間に〇ポイント以上を3年連続したらアジア旅行・・・といった感じに。

私は入社1年目はポイントを全く溜められませんでした。
2年目から頑張るようになり、ヨーロッパ旅行を狙えるポイント数を獲得。
ところが3年目に事務職に異動になり、ポイント制度から離脱することに。
ポイント制度は販売員たちのもので、事務職には採用されていなかったのです。
いい電話対応をしたら1点、書類にミスがなかったら1点・・・なんてことには、しにくいですからね。

小さな会社が独自にやっていた制度は、今振り返ると画期的なものだったのかも。
今頃、いい会社だったのかもと再評価しました。

生活スタイルに合わせて、働き方も選べるような時代になるといいですよね。

段々メンドーに

  • 2021年08月12日

以前このブログで白玉を作って、オヤツによく食べていると書きました。
そのブログを読み返してみたら・・・「白玉は作るの簡単ですしね」と書いてある。
あー、私にもそんな頃があったんだなーと感慨に浸る。

何故って?
今はもう、そんな七面倒臭いことはしていないからです。

ある日、白玉を捏ねながら思ったのです。
メンドくせーなと。
そしてもしかしたら、この捏ねる作業まで終えてある冷凍品が、存在するのではないかと思い付く。

早速ネット検索してみたら・・・ありました。
球状に捏ねてある白玉の冷凍品が。
レンジでチンすればいいだけ。
この品を作ろうと考えた会社に感謝。

購入し作ってみました。
パッケージに書かれていた温め時間では足りず、20秒ほど追加加熱することになりましたが、モチモチで美味しく頂けました。

以前は簡単だと思っていた行為が、いつの日かメンドーになる。
年齢的なせいなのか、はたまた性格のせいか。
楽な方へ、楽な方へと進んでいる自分に気が付きます。
これでいいのかしらと思うことも時々ある。
この時々しかないというのが、問題なのかもしれませんが。

雑誌などで広い邸宅の中で微笑む、私と同世代の女性の写真を見掛けることがあります。
その写真の横には「丁寧に暮らすのがポリシーです」などといったコメントが書かれていたりする。
朝っぱらから、そんなにしっかり料理します? と聞きたくなるような朝食メニューの写真が載っていたりもする。
私からすると、こういう方は宇宙人のような存在。
自分とは違う星の住人のようだと思ってしまう。

あまりに遠い存在なので「じゃ、私も」なんて気持ちには、これっぽっちもならない。
でも若い人と違って、残されている時間は刻々と減っているのだから、一日一日を大切に生きていきたいとは思う。

省略出来ることは省略し、そこで浮いた時間をなにに使うのか・・・それが自分らしく生きるってことなんですよね。

オリンピックを堪能

  • 2021年08月09日

始まる前から色々あったオリンピック。
開催してみれば、やっぱりたくさんの感動がありましたね。

悔し涙を流した選手。嬉し涙を流した選手。
3年後に目を向ける選手。競技生活との別れを口にする選手。
色々です。

テレビに齧り付き、選手たちの活躍に声援を送ってきました。
「よっしゃー」と拳を突き上げたり、「マジかぁ」と絶句したり。
忙しい毎日でした。
同じ時間帯にいくつもの試合が放送されるので、テレビを観る時には膝の上にリモコンが、定位置になりました。

サッカー男子は惜しかった。
オリンピックの日本代表史上最強だと思っていましたが、残念でした。
でも選手たちのサッカー人生は続く。
ここでの戦いを胸に刻んで、上を目指していって欲しい。

リモコン片手に色々な競技を観戦する中で、思ったことも色々。
レスリングでは試合を観る度に「そのツルッツルのユニフォームじゃ、やり難くない?」と思い、「柔道着みたいに指が引っ掛かるユニフォームにした方が、良くないの?」と聞いてみたくなったり。

そして空手組手では、最後までルールがわからなかったり。
「今、当たってなかった?」と思うことがしばしばでした。

新体操では技の一つひとつに点数が付いているのだと、解説者の話を聞いて知りました。
技を決めていくことで、点数を積み重ねていくんですね。
昔のフィギュアスケートのような感じで、もっと大雑把な点数の付け方なのかと思っていました。
これだと素人にもわかり易くていいですね。

アーティスティックスイミングは、いつの間にか競技の名前が変わっていたのにびっくり
しましたが、そんな大胆な改革をしたのに、点数の付け方が素人には全然わからない点は同じというのに、二度びっくりしました。

地元開催だったため時差がなく、また多くの競技がテレビやネットなどで視聴出来たため、これまで以上にスポーツを堪能しました。

選手の皆さん、サポートスタッフの皆さん、お疲れ様でした。
そして感動を有り難うございました。

工事現場で

  • 2021年08月05日

近所に年季の入った商店がありました。
独特な選択眼で集められた商品が並んでいました。
アイス、菓子パン、カップラーメン、煙草、布の漂白剤、雑巾・・・どういった固定客がいる店なのか、私にはわかりませんでした。

ある日、その店が白い布で囲われました。
解体工事をすると掲示されていました。
跡地にはマンションが建つらしい。

その前を通る度に布の向こうを透かし見ます。
解体工事は順調に進んでいるようでした。
そしてある日、建物はなくなり真っ平に。
50平米ぐらいでしょうか。
想像していたよりも狭かったな、なんて思ったりして。

真っ平になった途端、作業員の姿が見えなくなりました。
なんで中断してるんだろう。
資材の手配に手違いがあったとか、人手が足りないとか、資金がショートしたとか?
勝手にその理由を想像していました。

それから1ヵ月ほどしたある日。
郵便受けにA4の紙が1枚入っていました。
その紙に書かれたタイトルは「埋蔵文化財発掘調査について」。
ん?
そこに描かれた地図の中の、斜線を引かれた場所をじっと見つめると・・・作業が中断していたあの工事現場じゃないですか。

おお。
マンションを建てようと思ってほじくったら、なんか文化的に価値のあるモノが見つかっちゃった・・・ということだったようです。
しばらくの間発掘調査をするので、騒音などで迷惑を掛けるかもしれませんが、よろしくねといった内容の案内でした。

そんな理由だったとは。
発掘調査によって、恐らく工期は大幅に遅れるでしょう。
オーナーのため息が聞こえてくるようです。

ただの近所の者である私は、工期がどれだけ遅れても財布は痛まないので、どんなものが埋蔵されていたのかに興味が。

白い布越しに作業の様子を眺めると・・・3台のカメラが1カ所に向いています。
どうやら左奥のその一角に文化財があった模様。
なに、それ。
布越しではどんな状態なのか見通せません。

出来ることならば調査の結果を教えて欲しい。
結果をまた郵便受けに入れてくれたらいいのに。
そう思いながら、毎日のように白い布の前を行ったり来たりしています。

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