A子はとても肌が綺麗。
エステに頻繁に通い、その美肌を長年キープしてきました。
久しぶりにオンラインでお喋りすることになって、スマホ画面を覗いたら・・・その小さな画でもわかるA子の肌の荒れ具合。
A子はマスクが原因だと言いました。
当初は乾燥せずに済むから、肌にいいのではと考えていたそうですが、想像以上に蒸れた。
更に摩擦によって刺激を受けた肌のコンデションは最悪に。

元々研究熱心な性質であるA子は、独学で勉強。
とはいうものの、世間には「肌にいい」「美肌になる」的な情報は五万とある。
その中から真実を見つけるのは難しいし、また自分に合った方法を見つけるのはもっと困難。
これぞと思ったものを試したそうですが、良くなるどころか悪化していく。
元々美肌自慢だっただけに、その状態に耐えられない。
やがて皮膚科を転々とするように。
飲み薬、塗り薬、点滴・・・どれも効かない。
もうどうしたらいいんだかと、ため息を吐いていました。
そのオンラインでの会合から3ヵ月経った頃、A子からメールが。
すっかり元気そうな文面だったので、肌の状態が改善したのかと問うと「そうなのよ」との返信がありました。
なんでも年に一度の胃カメラ検査を受診したら・・・胃が荒れているからと、漢方薬を処方されたそうです。
肌のことは気にしていたA子ですが、胃の不調に自覚はゼロ。
漢方薬を買わされることになったし、勿体ないから飲んでおくかといった程度の気持ちで、服薬を始めたそうです。
しばらくして肌が少しずつ回復していくのに気付いたんだとか。
赤味が薄くなり吹き出物の数も減っていく。
胃か? 胃だったのか?
A子はあれこれ試すのを止め、胃の状態を改善する漢方薬を飲むだけにしたそう。
そして2週間ほどで、目出度く肌は元の状態に戻ったんだそうです。
A子の場合は胃の不調が原因の肌荒れだったようです。
それからどうなったかというと・・・今回の一件でA子は食に目覚めたようです。
元々凝り性のA子。
胃に負担を掛けない、身体にいい食事の勉強を始めました。
そして身体に優しい食事を作るように。
夫からは「最近の食事にはパンチがない」などと不満の声が上がっているようですが、「あなたの健康のためよ」のひと言で黙らせているそうです。
美肌は一日にしてならず。
と、どこかの雑誌に書いてありました。
その通りのようですね。
犬や猫に関する支出額が増えているんだとか。
在宅が増えてペットと一緒にいる時間も増加したのが理由だと、新聞に書いてありました。

これ、なんとなくわかりますね。
在宅で仕事をしていれば、ペットは喜び「遊ぼ」と誘ってくる。
でも仕事中だからそうはいかない。
そしてこんな事情をペットが理解してくれる訳もない。
構ってあげられない罪悪感もあったりする。
そこでついいつもより高額のオヤツや、新しいオモチャを買ってしまうのではないかと想像します。
A子は犬と猫と暮らしています。
そして言います。
なんであんなに犬はボールを追い求めるのかと。
ほぼ毎日犬が自らボールをくわえて、A子のところにやって来るといいます。
ボール遊びをしようよというのです。
しょうがないので、A子は廊下の先へボールを放ります。
すると犬は大喜びでボールを追います。
そしてボールをくわえると、猛ダッシュでA子の元に戻って来る。
これを飽きることなく繰り返す。
その様子を猫は冷ややかな目で見ているといいます。
「あー、またやってる。よく飽きないわね、そんなくだらない遊びを」と言っているような顔で。
猫の運動不足が気になっていたA子。
試しにボールを猫の足元に転がしてみたとか。
すると「ふん」といった表情をしただけで、毛繕いを始めてしまったそう。
猫じゃらしは好きなのに、何故球体の動きには興味をもたないのか。
不思議ですよね。
猫がスルーしたので、犬がその足元のボールを取りに近付いたら・・・なんと猫が犬にパンチ。
びっくりした犬は後退り、部屋の隅で丸くなってしまったそうです。
猫よ。
なにがしたい?
ボール遊びに興味はないが、今のボールの所有権は自分にあるという主張でしょうか?
結局、猫からパンチを浴びた犬を可哀想に思ったA子は、いつもより高額のオヤツをあげたんだとか。
それを猫がじっとりとした目で見つめていたので、また犬に意地悪をしないようにと、猫にも特別なオヤツをあげたといいます。
こんな風に円満に暮らすために、ペットへの支出額を増やすA子のようなパターンもあるんですね。
パラリンピックが終わりました。
寂しいです。
オリンピックが終わった時も寂しさに襲われましたが、すぐにパラリンピックが始まると、気持ちを切り替えることが出来たのですが、そのパラリンピックも終わり放心状態です。
オリンピック同様中止すべきだという意見の人がいる中での開催でしたが、私はたくさんの感動を貰いました。
競泳の木村選手が金メダルを取った瞬間、ご覧になりましか?
私は木村選手を見るために、1時間も前からテレビの前でスタンバっていたというのに、いざスタートが近くなると、ドキドキし過ぎて心臓がもたないような気になって、いっそのことテレビを消してしまおうかと、リモコンに手を伸ばし掛けました。
弱い私です。
なんとか踏み止まって応援。
そして頑張れ頑張れ頑張れと唱え続ける。
1位とわかった時には「良かったわぁ」と安堵の息を吐きました。
大喜びする木村選手を見ていたら、涙がぶわっと溢れてきて「うんうん。良かったねぇ」とテレビに向かって声を掛けていました。
試合後のインタビューで大泣きする木村選手を見て、またもらい泣き。
中継が切り替わりスタジオが映ったら・・・出演者全員が泣いていた。
そこでまたもらい泣き。
木村選手、私たちを泣かせ過ぎ。

ボッチャの杉村選手の決勝も凄かった。
冷静な読みが冴えていたし、狙ったところに投げる技術も凄かった。
金メダルを決めた後のインタビューで杉村選手は、試合の時同様冷静に答えていたけれど、その目は赤く喜びが全身から溢れていました。
その姿も胸に沁みました。
杉村選手、試合をドラマチックにし過ぎ。
今回のパラリンピックで初めてその面白さに嵌った、車椅子バスケットボールは惜しかった。
1位にはなれませんでしたが、銀メダルでも凄いことです。
鳥海選手、あなた格好良過ぎ。
ここに挙げた以外にもたくさんの競技で、たくさんの選手が感動をくれました。
やっぱりスポーツっていいなと思いました。
また多くの試合を中継してくれて、有り難うとも思いました。
これまでのパラリンピックでは、結果だけが流れて来る感じでした。
今回は開催国だったこともあって、試合の中継数が多かった。
そのお陰で競技そのものに触れる機会が増えて、観戦を楽しむことが出来ました。
皆さんは今回のパラリンピックでなにを感じましたか?
A子はワイン好き。
オンライン食事会をしたら、A子の横には赤ワインの入ったグラスがありました。
昼時でしたが。

コロナ前には飲食店での集まりでワインを選ぶのはA子の役目でした。
こっちはなんでもいいから、さっさと決めちゃってと思っているのですが、そんなプレッシャーなんか全く気にしないA子は、ゆっくりと選びます。
とても楽しそうに。
A子はよくワインの味を表現するのですが、それがなんとも面白い。
特に香りについての言い方が可笑しい。
本人はいたって真面目に言っているから、よけいに可笑しい。
一時期仲間内で、これはどんな「におい」かを言うのが流行りました。
教室に放置されていた雑巾のにおい。
10代の娘さんのにおい。
苦労している女のにおい。
・・・こんな具合に。
納得出来る時も、出来ない時もありますが、結構盛り上がります。
食事会をオンラインでするようになってから、この遊びが仲間内で再び流行り出しました。
最初は料理やお酒のにおいを表現していたのですが、最近はパートナーのにおいを、表現することが多くなっています。
その方が俄然盛り上がるんです。
パートナーの靴下は「キャンプ場に行った時に拾った石の、裏側のにおいと同じだった」とか。
パートナーの枕は「流行っていない藪医者のクリニックに、充満しているにおいと一緒」とか。
シチュエーションが細か過ぎて、今一つ理解出来ないケースもあるのですが、面白ければオッケー。
「におい」に対する感覚は人それぞれ。
育った環境や年齢などでも違うようですね。
以前ショップで販売の仕事をしていた時のこと。
お店では香水を売っていました。
サンプルを用意してあり、香りを試し付け出来るようになっていました。
日本人の女性は手首の内側などに1プッシュする。
そしてその手首に鼻を近付けて、くんくんしてから買うかどうか考える。
で、大抵の場合買わない。
西洋人の女性はたくさんプッシュする。
なんとなく数えていたら、10までいった時さえある。
そして買う確率が結構高い。
気に入ると5本ぐらい買う。
飲む気なんじゃないかと思いましたが「飲みませんよね?」とは尋ねられないので、黙って包んで渡しました。
この人が「勝負」と思った日、この香水をどんだけプッシュするんだろうと、考えたことがありましたっけ。
このようにお国が違えば香水の使い方が違うように、「におい」の表現方法も違うはず。
パートナーの「におい」を表現する世界選手権があったら・・・お国柄や男女の力関係などがわかって、面白いかもしれませんよね。