本日から新刊が発売になります。
「この会社、後継者不在につき」です。
地域によって発売日は前後しますので、お近くの書店になかった場合には、書店員さんに尋ねてみてください。
電子書籍も本日から配信開始です。
お好みのスタイルをお選びくださいね。
あなたが働いている会社に後継者はいますか?
大事な取引先の会社に後継者はいますか?
もし見当たらないというのであれば・・・大変です。
ライター時代にお世話になっていた、編集プロダクション。
とても小さなプロダクションでしたが、仕事は順調な様子でした。
私はそこから仕事を貰う立場でした。
女性社長がいて、片腕と思われる女性スタッフがいて、その下にはベテランの男性編集者や、若い女性編集者などが7、8人ほど。
そこの社長が亡くなりました。
てっきり片腕だった女性が後を継ぐと思っていたのですが、そうはならなかったようで、会社は廃業することになったと聞きました。
別の編集プロダクションも、男性社長が70歳になり体力的にキツくなってきたので、そろそろ引退をしようと社内を見回してみたら、後を託せる人がいなくて、どうするか悩んだ結果、廃業を決めたとか。
社員たちは勿論、そこから仕事を貰っていた、フリーランスのライターやカメラマンたちからしたら「うっそー」と言いたいところでしょう。
自分のあずかり知らないところで会社が廃業を決め、ある日突然失業者になったり、仕事がゼロになったりしてしまうのですから。
このように1つの会社には社員を始め、たくさんの関わりのある人たちがいます。
こうした人たちすべてに影響を与えるのが後継者問題。
「今のうちに、なんとかしましょ」と社長さんたちに言いたい。
小説「この会社、後継者不在につき」では、私に代わって中小企業診断士が社長さんたちに「今のうちに、なんとかしましょ」と言って歩きます。
しかしそれぞれの会社には様々な問題が。
この問題にどう向き合い、解決を目指していくのか・・・ぜひこの小説を読んでみてください。
11月30日に発売予定の新刊「この会社、後継者不在につき」には、中小企業診断士が登場します。
この人、ひと癖も二癖もある。
出すアイデアが、とんでもないものばかり。
クライアントである社長は、そのアイデアがあまりに突飛過ぎて、この人は大丈夫なのかと不審に思うほど。
こんな人と契約していてはマズいのではないかと、不安にもなる。
でもよくよく考えてみたら・・・悪くないアイデアだったりする。
こんな中小企業診断士がいたら、私もぜひ契約したい。
以前、ホームページを大幅に変えようかという話が出た時のこと。
制作を依頼している担当者から、地方自治体や国などで、補助金などが貰える制度があるはずだから、調べてみたらと言われました。
そんなうまい話があるのかと思いながらも調べてみたら・・・ありました。
中小企業主がITを使って業務を拡大する際に、補助金を出すというものが。
ありがたやありがたや。
私はちっちゃなちっちゃな個人事業主。
制度の恩恵に与れるなら、与りたい。
どう申請すればいいのかと、詳細が書かれているページを熟読したら・・・補助金の支給には自治体が指定した中小企業診断士と、定期的な面談が必須で、この中小企業診断士と二人三脚で、売上を伸ばすよう努めなくてはいけないとかなんとか書かれていました。
するってぇと・・・私の担当になった中小企業診断士は、売れる小説のアドバイスをくれるってか?
そんな提案が出来る中小企業診断士が、この世に存在するのか?
もしそんな人がいたら、作家たちが列を作っているのでは?
恐らく、この制度は作家という特殊な業種を想定しては、作られていないのでしょう。
結局、この制度の利用は諦め、ホームページは予算内での小幅な変更になりました。
個性が強過ぎる中小企業診断士が活躍する「この会社、後継者不在につき」の発売まであと少し。
今しばらくお待ちくださいませ。
11月30日に新刊が発売になります。
タイトルは「この会社、後継者不在につき」です。
発売日は地区などによって前後しますので、書店で見つけられなかった場合は、書店員さんにお尋ねくださいね。
タイトルに「会社」や「後継者」が入っているので、お仕事小説と思われるかもしれません。
確かに「働く」ということがテーマの1つではありますが、それだけではありません。
年齢を考えると、そろそろ引退という文字を意識せざるを得ない状況になっている社長。
次の人をどう決めるのか、どう引き継ぐのか・・・悩みは尽きない。
そもそも本当は引退なんかしたくない。
だって、それは寂しいから。
そんな悩める人たちを描いた小説です。
ぜひ読んでみてください。
こちらは届いたばかり、出来たてほやほやの見本です。
とても素敵な装幀にして頂きました。
登場人物たちそれぞれの、愛すべき個性をも描いているイラストが素晴らしくて、お気に入りです。
中小企業庁のレポートによると、中小企業・小規模事業者の経営者のうち、2025年までに70歳を超える人は約245万人だそうです。
このうち約半数の127万人が、後継者未定なのだとか。
これは日本企業全体の3分の1にあたるといいます。
これって・・・ヤバいですよね。
日本の3分の1の会社が、後継者がいないために、会社を存続出来なくなるかもしれないってことですよ。
会社が廃業になれば、そこで働いていた人たちも仕事を失ってしまいます。
これによって、約22兆円のGDPが失われる可能性があるとの試算も。
これってつまり、経営者だけの問題ではないってこと。
日本の大問題なのです。
といったことを編集者に訴えてこの企画をプレゼンし、執筆に入りました。
勢い込んで書き始めたものの、どうもフィットしている感じがしない。
なんか違うなという気持ちが付き纏ってくる。
そして400字詰原稿用紙に換算すると、80枚ぐらい書いたところで、ようやく「うん。やっぱり違う」と判断してすべて破棄。
判断するまでに時間が掛かり過ぎますよね。
自分でももっと早く気づけよと思います。
で、登場人物、設定、ストーリーもすべて変えて、いちから書き始めました。
このため完成までに時間が掛かってしまいました。
でもこの変更は良かったのではないかと、自分では思っています。
秋をとばして、一気に冬に突入した感じの日本。
お蔭で冬支度がバッタバタ。
布団を出して、寝具に入れる湯たんぽを出して、加湿器を出して、そうそう、いい加減夏に着た服をクリーニングに出さないと・・・などとあたふた。
そして窓掃除をしてから、結露防止のテープを窓に貼ろうと思っていたのですが、窓掃除はスキップしました。
去年も窓掃除をスキップした気がしますが、ま、オッケー。
こんな風にいろんなことが遅れがちになっていますが、エアコンのクリーニングだけは、早めに動きました。
10月に業者に電話をすると、大変混みあっておりましてと言われ、予約を取れたのは11月の半ばでした。
思わず、オペレーターさんに「儲かってますね」と言うと、10月に入ると年末の大掃除を計画する人が増えて、一気に注文が入るのだとか。
次回は9月に依頼しようか・・・と思ったりもするのですが、今年のように残暑が続くとなかなか依頼出来ない。
エアコンで冷房を行うと水分が機体に残り、それによってカビなどが生えやすいと、どこかで見聞きしました。
これを踏まえると、冷房はもう使わないと確信した時じゃないと、クリーニングの依頼は出来ないのです。
確信出来るのは10月に入ってからになり、そうなると予約が取れるのは、11月中旬という流れに。
どうやら今後もエアコンのクリーニングは、11月中旬にすることになりそうです。
エアコンのクリーニング業界には、作業が終わったら、洗浄に使った水を客に見せるという伝統がありますか?
これまで毎回作業を依頼した業者は違うので、スタッフも毎回違うのですが、終わった後で全員がバケツの水を見せてくれました。
頼んでないのに。
そして真っ黒な水を見て「うわっ」と思う。
これが毎回。
インパクトが強いので、2年に1度は絶対に業者に依頼しなきゃと深く心に刻まれます。
これが次回の依頼への布石となって、売上を確保出来る・・・という考えなのでしょうか。
今回も頼んでいないのに見せられました。
ちょっとヒクぐらい真っ黒でした。