髪にうねりがあります。
湿気の多いこの時期は特にうねります。
ストレートアイロンでぐいっと伸ばしても、さぁ家を出ようという時点ですでにうなりが復活しています。
「ストレートアイロン」と「私のうねり」の戦いでは、必ず私のうねりの方が勝つのです。
こうなると出かけにストレートアイロンを使う気は失せます。
どうせ誰も私の髪になんぞ興味はなかろうと、うねりまくった状態で外出することも。
使っていたストレートアイロンは、ネットショップでほかの買い物をしていた時、たまたま安かったので購入したもの。
恐らくストレートアイロンにもそれぞれ蘊蓄があるでしょうから、そういったものを突き詰めていくべきで、その先にさらさらヘアとの出合いがあるのかも。
と、思った私は検索窓にストレートアイロンと入力してみました。
すると出てくる、出てくる。
たくさんのストレートアイロン。
5分もした頃にはいつものようにラビリンスに落下。
どういう基準で選べばいいのか皆目わからない。
見つけたのはファン付きのヘアアイロン。
説明文によれば「熱で髪を伸ばしながら風を吹き付けて、熱を冷ましていく」のがウリのよう。
これによってストレートにセットした髪が長持ちするとある。
理屈が全然わからない。
が、そもそも電化製品で私に理屈がわかるものなど存在しないので、ここで立ち止まっても意味はない。
私には勢いしかない。
ええいっ、買っちゃえ。
と、買ったのがこちら。

説明文にあったようにどこかのタイミングで冷風になっているようで、使っていてもそれまでのように温かくはなりません。
そして昼頃セットして夕方ぐらいまでうねりが出てこない。
理屈はわからないままですが、うねりを押さえる力が強いことはわかりました。
それに夏場にヘアアイロンを使った後は、汗だくになっていたりしたのですが、それも避けられそうです。
友人が一足早く夏休みを取ったそうです。
仮にA子としておきましょう。
A子はダンナと二人っきりで南の島へ旅行に行ったとか。
今年が結婚20年目であったため、記念の旅にしようとの考えがあったそうで。
実際はもう子どもたちが一緒に行動してくれないとの理由もあったようですが。

ダンナと二人っきりの旅。
「1日が長いのなんのって、話すことなんてないからさ」とA子は言いました。
結婚して20年ともなると別に改まって話すこともなく、しーんとしているばかりだったとか。
浜辺で美しい夕陽を眺めて「綺麗だね」と言いかけて隣へ目を向ければ、ダンナはスマホをいじっている。
そこで言いかけていた言葉を引っ込めて「スマホがあって良かったね」と声をかけると、「うん」と素直に頷くダンナ。
A子はふとダンナが定年退職する日を想像し、暗澹たる思いに襲われたそうです。
共通の趣味を見つけよう。
そうA子は決心し趣味探しを始めたようで。
ところがこの共通の趣味探しは難航します。
A子はテレビドラマが好きだが、ダンナはテレビドラマを見始めると5分で寝る。
ダンナは朝酒が好きだが、A子は下戸。
A子はショッピングが好きだが、ダンナは「そこで待ってるよ」とベンチを指差す。
といった具合で、まだ共通の趣味を見つけられていないそうです。
が、ダンナが定年退職するまであと10年ほどあるので、その間に見つけるべく気長に探し続けると宣言していました。
夫婦共通の趣味と、それぞれの趣味と両方あるのが理想でしょうかね。
B子のダンナは定年退職まで後3年ぐらいだそうで、こちらもその日に向けて準備していると言います。
「どんな準備?」と尋ねると・・・ダンナに料理の趣味をもたせたら自分が楽になるだろうと考え、週末にダンナが作ったカレーライスを、褒めちぎるところから始めたそうです。
「うわっ、なにこれ。美味しい。パパ天才」などと褒め倒したところ、ダンナはすっかりその気になったとか。
今では週末はダンナが作ってくれるようになったらしい。
が、主婦の料理とは違ってダンナの料理はあくまでも趣味として追及していくので、聞いたこともない高額の調味料を買ったり、味の差を知るために同じ料理を4種類作ったりと無駄が多い。
B子はその無駄が気になってしょうがないのですが、ここであれこれ言うとへそを曲げてしまいかねないため、ぐっと堪えているそうです。
趣味との付き合い方も色々ですね。
足先冷え性の私は終日靴下をはいています。
それは湿気の多い今は勿論真夏でも。
素足になるのは入浴時と就寝時のみ。
入浴後その素足を包むのは靴下ではなく、スリッパになります。
巻き爪になってから自分の足の指に注目するようになり、ふと5本指のスリッパがいいのではないかと思い付きました。
布製の仕切りがあり、その空間のそれぞれに指を1本ずつ入れる。
すると普段はくっついている指同士が、仕切りの布によって距離ができる。
つまり5本の指がぱっと開く。
ジャンケンでいうとパーの状態に。
巻き爪の治療で通院しているクリニックの女医は、5本指の靴下をはいています。
足の指を強制的に開くのは良さそうだぞと思ったわけです。
そこで購入したのがこちら。

写真の撮り方が逆でした。
これだと仕切り部分が全然写っていない。
相変わらずの写真下手は許していただき、使い勝手についてなのですがこれが意外と大変。
それぞれの空間に足の指を差し込むわけですが、それには足の指が開いていないと、すんなりとはできない。
なんとか押し込もうと、スリッパの上で足をもぞもぞと動かすのですが無理。
しょうがないので、屈み込んで1本ずつ手を使って空間に差し入れていく。
これを両足10本分。
ウルトラ面倒臭い。
恐らく世間の皆様にとってはたいしたことではない。
が、私にとってはたいしたことでメンドー。
そこで新たに買ったのがこちら。

鼻緒タイプのスリッパで、親指と人差し指だけちょっと離れる。
これなら甲全体を覆うフツーのスリッパでもいいんじゃないのか? との疑問も浮かびますが、指と指を離そうという当初の目的は忘れていないことを証明するためだけに選びました。
私の買い物は、迷っているうちに当初の目的からどんどん離れていき、最終的に手に入れたものが、自分の生活の役に立たなかったというオチになることが多い。
この鼻緒スリッパもこのいつものパターンになりかかりましたが、親指と人差し指は離しているので、失敗していないと思うことにしました。
浴室の乾燥ができなくなったことは、先日このブログで書きました。
そして今度は洗濯機からエラー音が。
モニター画面に出てきた数字を取扱説明書で確認すると、排水ができなくなっている模様。
洗濯機の下部にあるパネルを外して、なんちゃらかんちゃらと対処法が書いてある。
這いつくばるようにして、そのパネルを外そうとネジを回してみたのですが、くるくる回るばかりで外せません。
どうする、私。
洗濯機の中には濡れた洗濯物が。
そしてドアは開かない。
修理担当者が来てくれるまで何日かかるかわかりませんが、その間洗濯物は洗濯機という密閉された中で、濡れたまま放置することになってしまいます。
いい解決策が浮かばないまま管理会社へ電話。

数時間後、管理会社から連絡を受けたという修理会社の担当者から電話が入りました。
私が現状を説明すると・・・ネジは回さず小さな凹み部分に爪を引っかけて、引っ張り出すようにして外してくれとアドバイスを受けました。
へ?
疑問をもったまま言われた通りに爪で引っ張り出すようにしてみると・・・ぽんっとネジが飛び出てきてパネルが外れました。
およそ1年前その洗濯機を設置してくれた人が「このネジを外せないといって、多くの人が電話してきて修理に行くことになるんですけど、回すんじゃなくて引っ張り出してくださいね」と言っていたような記憶がうっすらと蘇る。
私も多くの人の1人だったか・・・っていうか、そんなネジ使うなよ。
だったら取扱説明書に、回すんじゃなくて、引っ張り出せと書いておけよ・・・とあれこれ思う。
解決方法を電話で教えて貰い、排水口を開けて中の水を抜き、溜まっていたゴミを取り除きました。
1時間の間に2回修理担当者に電話を掛けて、アドバイスを受けながらの作業。
再び動き出した時の嬉しさったらなかったです。
這いつくばる体勢での作業だったため汗だくになりましたが、やり終えたぜという達成感に包まれました。
なぜだかわからないのですが、電化製品が1つ故障するとそれだけで終わらない。
大体修理が終わってほっとした頃に、別の電化製品が故障する。
浴室の乾燥機、洗濯機と続いたので、これで打ち止めとなればいいのだけれど、なんかまだ続くような嫌な予感が。
と、数日前自動食器洗い乾燥機からエラー音が。
やっぱり。
モニター画面で点滅しているメッセージを取扱説明書で確認すると・・・排水ができなくなっているらしい。
またかいっ。
が、今回はすぐに販売店に連絡をするようにと書いてあって、自力では挽回できない様子。
管理会社に電話しようとした手がふと止まる。
もしかして私は電化製品をよく壊す人として、ブラックリストにでも載っていたりしないだろうか。
それが理由で追い出されないよう、特別無茶な使い方をしているつもりはないのですが、このような事態になって恐縮ですといった体で電話してみました。
オペレーターさんが私のことをどう思っているかはわかりませんでしたが、すぐにオーナーと業者に手配をしてくれ、翌日の午前中には修理の人が来てくれました。
今回の件で学んだこと。
ネジを回してダメだったら引っ張り出してみる。
今回の件で確信したこと。
自宅にある電化製品は裏で繋がっていて「俺ちょっと調子悪いんで、ストップしてわかる人に見てもらうわ」と誰かが言うと、「あ、俺もそうしよっかな」と真似をする。