事務仕事

  • 2017年03月09日

一人で仕事をしています。
秘書もスタッフもいないので、すべて自分でこなさなくてはいけません。
結構な量の事務仕事があります。
それは確認して返事をしなくてはいけないものや、書類にサインをして提出しなくてはいけないものなど色々。
時にはなんの連絡もない人に、例の件はどうなっているのかと催促したり、これこれをお願いしたいと発注したり・・・なんだかんだとあります。

気が付けば、事務仕事に忙殺されまったく執筆しなかった・・・なんて日も。
執筆時間がゼロだった日の心のうちを、どう表現したらいいのか。
凄く不安になります。
焦りも浮かんできます。
たった一日仕事が遅れたからといって、どうってことないと頭ではわかっているのですが、気持ちはそうは思わない。

アスリートが練習をサボった日、私と同じような気持ちになるんじゃないでしょうか。
三年後に振り返れば、たった一日の休みは大勢に影響はなかったとわかるのかもしれませんが、その時にはこれがなにかの差になって、結果として現れるのではないかと考えてしまうのです。
敢えて言えば、すんごく嫌な気分。

解決策はないもんかと考えた結果、時間割を作成することに。
メールチェックをする時間を、1日の一定の時間に1時間と決めました。
その時間にだけメールを開き優先順位を付けて、返信していきます。
1時間経った時まだ返信できていないメールについては、緊急性のあるものではないことを確認した後、翌日のメールチェックタイムに持ち越しとします。
こういうタイムリミットを自ら作ると、そういう制約がない時よりちゃっちゃとやろうという意識が働くのか、スピードが上がります。

こうして時間割を作ることで、事務仕事が執筆の時間を侵食する事態は避けられるようになりました。
執筆の時間を確保することができたのです。
これは精神的に落ち着けます。
だからといってすいすいと執筆が捗るとはいかないのですが、とにもかくにもパソコンの前に座り、物語の世界にいる時間をきっちりと取れるのは嬉しいことです。

そして改めて気付かされました。
私は小説を書くことが好きなのだと。

ペット

  • 2017年03月06日

昔々猫を飼っていたそうです。
そうですと伝聞形にするほど、まだ私が幼い頃の話です。
唯一覚えているのはその猫の重さ。
私が寝ていると、何故か猫はその掛け布団に上りたがった。
そして私の掛け布団の上でくつろぐのです。
幼い私は「お、重い」と苦しみを感じながら起きる。
すると猫と目が合う。
こうした記憶が残っています。

元々は家にいたネズミを捕って貰おうと買い始めたらしいのですが、いざ対面すると、猫の方が逃げ出したという逸話を残しています。

小学生から中学生にかけて、インコを飼っていました。
雛から育てたのですっかり懐いていて、自宅内で放し飼い状態でした。
ペン先が好きで茶の間で字を書いていると、そのペン先を執拗に追いかけてきました。
すっかり邪魔をされて字が書けないぐらい。
なにか書きたい時は、インコを籠に入れてからにするか、手でペン先を隠すかのどちらかにするしかありませんでした。

ペン先がなんといっても一番でしたが、傾向として光る物が好きだったのかもしれません。
飴の包み紙も好きでした。
裏の銀色の部分がお気に召したようで、渡すと狂喜乱舞。
その銀色の包み紙の上でダンスダンス。
自分が包み紙に載っているのに端を引っ張るもんだから、足元が不安定になり、ずるっと滑ってコケるという一羽コントを披露してくれました。

そのインコが風邪を引いたことがありました。
クシュンと人間と同じようなくしゃみを繰り返すので、もしかしてと病院に連れて行ったら、風邪薬をくれました。
それが粉薬でどうやら苦い模様。
粉薬を溶かした水を飲もうとしない。
しょうがないので、首根っこを摑み水入れに嘴を付けるのですが、羽をバタバタさせて必死で抵抗してくる。
そうしている間にもクシュンを連発している。

どうしたらいいのかと考えました。
これはやはり、好きな物に夢中になっている時しかないだろうとの結論に。
テーブルに銀色の包み紙を置き、インコを呼び寄せます。
早速インコは喜び包み紙の上でダンスダンス。
そこへ銀色のスプーンを差し出します。
そこには粉薬を溶かした水が載っています。
光ってる物が2つも出てきた興奮からか、喜んでスプーンをつつき出しました。
が、苦みに気付いて体を固まらせる。
ここでただの水を乗せたスプーンを反対方向から差し出す。
用心したインコが後ずさりする。
でも強引に嘴に近づけると、恐々とながらもつつき出す。
なんだ、ただの水かと安心して飲む。
油断したところで、粉薬を溶かした水を載せた方のスプーンをもう一度差し出すと、インコはごくんとそれを飲んでしまう。
あっという顔をするインコ。
私は銀色の包み紙を少し引っ張り、ほら、あなたは今幸せの真っただ中にいるのだよと思い出させてあげる。
するとインコは、そうだったそうだったとダンスを再開する。
これを繰り返して、なんとか風邪薬を飲ませることに成功。
2、3日後にはくしゃみをしなくなりました。
インコとの薬飲ませ対決は、私の勝利で終わったのでした。

フラダンスを

  • 2017年03月02日

友人A子が「フラダンスを習い始めたの」と言いました。
運動はしたいけれど激しいのは無理。
ジムでひたすらマシンを使いながら「1、2、3・・・」と数を数えるような運動なんて絶対長続きしない。
と思ったA子はフラダンスを選択したそうで。
とっても楽しいの~と明るい声で話していました。

ところが次に会った時には、人間関係がメンドーでもう止めたいと一気にトーンダウンしていました。
なんでも数か月後に発表会があるそうで、初心者のA子は集団で踊るチームに参加が決まったとのこと。
端っこで皆の足を引っ張らないよう頑張ろうなどと思っていたそうなのですが・・・。

先生が作った振り付けでは、上手くて若い人がセンター。
これが古参の生徒たちには気に入らない。
かといって先生に文句は言えない。
ということで、古参の生徒たちはセンターの人にメラメラと嫉妬心を燃やす。
気が付けば2つの派閥が出来ていた。
古参の生徒たちVSセンターの人とそれを応援する人たち。
A子は教室に参加して日が浅いせいで、どちらにも所属しない無所属というポジションに。
が、レッスン終了後には、ロッカールームでどちらの派閥からも「お茶でもいかが?」と誘われてしまう。
そういう争い事とは距離を置きたいA子は、どちらにも参加しないことで無所属を貫こうとしたそうなのですが、それはそれで結構大変なんだそうです。

振り付けは先生がするのですが、衣装は生徒たちが意見や希望を言えるらしく、その打ち合わせでは、永遠に終わらないのではないかとA子は思ったそうです。
それぐらい紛糾した。
「舞台では派手な衣装を着ないと」と古参派が言えば、「これはあまりに下品じゃないですか」とセンター派が指摘する。
「これは下品じゃなくってよ。華やかというのよ」と古参派が反論すれば、「これじゃ衣装に目を奪われて、踊りを見ていただけないのではないでしょうか?」とセンター派が意見を述べる。
そして夜は更けていく・・・といった具合だったそうです。

発表会のその日、私は見学に行きました。
古参が勝ったのでしょう。
ド派手な衣装に身を包んだ友人が、端っこの方で踊っていました。
見事だったのは、全員が200%の笑顔で踊っていたこと。
派閥間の軋轢とか確執とか、そういったものを一切出さずに。
事情を聞いていなければ、チーム一丸となって頑張りましたといった風に、私は受け取ったことでしょう。
が、事前に話を聞いていたため、その皆の笑顔が私には少々怖かった。
習い事をするのも大変ですね。

パソコンを新調

  • 2017年02月27日

前回パソコンを買い替えたのは2012年。
疲れが溜まるのか時々休むようになってしまい、新しいパソコンを買おうと決意。
パソコンを買い替えるという行為は、皆さんにとってはなんちゅーことないのかもしれませんが、私にとっては家を買うぐらいの大きな出来事です。
家買ったことないけど

これまで何度も経験してはいますが、その度に大変な思いをしました。
知識がないためなにを買ったらいいのかわからない。
なのでどう探したらいいのかわからないし、優先順位を付けられないので、比較することもできない。
誰か決めちゃってくれないかとさえ思うことも

そこで今回はこのホームページの作成をお願いしている会社に「丸ごとお願いっ」と依頼しました。
初めての打ち合わせの際「〇〇は××ですか?」と質問されました。
〇〇と××の意味がわからず固まっていると、私のレベルがわかったようで、それからはそういう難しい質問はされなくなりました。

これまで使ってきたパソコンには、某日本メーカーのスピーカーが内蔵されていました。
初めてそれで音楽を聞いた時、音の良さにびっくりしました。
それまでパソコンから出る音に不満があったわけでも、こだわりがあったわけでもないのですが、そのスピーカーからの音を聞いた途端、こんなにも違うものかと驚いたのです。

ずっとその音に慣れてきたため、パソコンを新しくした際、同程度のスピーカーでないと満足できないのではと指摘されました。
そうかも。
ということで今回パソコンがらみを一新するにあたり、スピーカーも購入することに。
早速パソコンに入っている音楽を聞いてみると・・・おいおい、音が全然違うじゃないかよと呟いてしまうほど、すんごくいい。
元々はこんなに厚みのある音楽だったんだと知り、感動感動。
私は耳がとても悪い。
学生時代音楽の授業で先生がピアノを弾き、それを聞いて楽譜に書けという耳コピテストがあった時0点を取ったぐらい。
その私にでさえはっきりとわかる音の違いにびっくりです。

そういえばゲームが好きな友人が、スピーカーにはこだわっていると言っていたことを思い出しました。
いい音だと臨場感が全然違うと言っていましたっけ。

執筆中はずっと音楽を聞いています。
その音の質が格段に上がったので、それが作品にいい影響を与えてくれるのではと勝手に期待するぐらいの、音の良さです。
まだ試していないのですが、映画やテレビのスポーツ中継が楽しみでもあります。

と、音については大満足なのですが・・・パソコンが新しくなるとそれまでのことが通用しなくなり、慣れるまで大変です。
物事を理解して使っていた訳ではなく、こういう時は左から2つ目のところにカーソルをあてて、上から3つ目のところをクリックすればいいという、手順としてだけ覚えていた私。
並び順が変わっているとどうにでもできない。
哀しいです。
世の中はたぶんどんどん便利になっているのでしょうが、私にはどんどん大変になっています。


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