ホワイトデー

  • 2016年03月14日

今日はホワイトデーですね。
バレンタインデーのお返しにどんなものが貰えるのだろうかと、ワクワクしている人は多いのでしょうか?
私は・・・そもそもバレンタインデーがらみの楽しい記憶がまったくなく、従ってホワイトデーもしかりでです。
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私の学生時代には、まだバレンタインデーの習慣はありませんでした。
OLになった頃、突然降って湧いたようにバレンタインデーが現れました。
突如やってきたイベントだったので、どう対処したらいいかわかりませんでした。
そこで2月に入ると、コンビニで当時1個100円だった板チョコをまとめ買い。
会社の封筒に1個ずつ入れ、来客者に差し上げていました。
当時会社では広報業務をしていたので、来客者というのはスタイリストさんや広告代理店の人など様々で、男性も女性もいました。
男女の区別なく板チョコを渡していたので、すでにこの頃から私にとってバレンタインデーの目的が、意中の人に告白というのとはズレていたことがわかります。

そういえば、2月に入ったある日、職場の先輩女性から「悪いんだけど」と話し掛けられたことが。
「なんでしょうか」と気張って返事をすると、「すっごい安いので構わないから、チョコを買って、バレンタインデーの日に部長にあげてくれない?」と言われました。
きょとんとしている私に向けて先輩は語りました。
「部長は貰えるチョコの数をとても気にする人で、数が予想より少なかったりすると、機嫌が悪くなって色々とメンドーだから、本心ではあげたくないとは思うけれども、ここは仕事だと割り切って、あげてくれると助かるんだけど」と。
ほう。
「わっかりました」と私は頷き、コンビニで調達。
バレンタインデーの日の午前10時過ぎ、女子社員たちが部長の机の前に並び始めたので、私も最後尾に。
初めて見るわと思うほどの満面の笑みの部長にチョコを渡して、席に戻ったことを覚えています。

で、ホワイトデーの日。
デスクで仕事をしていると、小袋が置かれました。
振り返ると、部長が。
バレンタインデーのチョコのお返しを配って歩いていたのです。
それは有名ブランドのハンカチでした。
隣席の先輩女性に「私は100円のチョコだったのに、こんなに高いものを貰っちゃっていいんですかね?」と尋ねると、「いいの、いいの。毎年海老で鯛を釣る企画でもあるから、これは」との回答が。
しかも毎年部長の奥さんが選んだ品が配られるため、ハズれがないのだとか。
なんだろう、この行事は。
と思ったものの、思いがけず高級ブランドハンカチを手に入れ、ほくほくの大満足だったという思い出があります。

皆さんの今年のホワイトデーが、ほくほくするような結果になるといいですね。

テレビドラマ「嫌な女」の撮影が始まる前に

  • 2016年03月10日

NHKBSプレミアムドラマ「嫌な女」の第1話はご覧いただいたでしょうか?
第2話の放送は3月13日(日)の午後10時からです。
第1話を見逃してしまわれた方も楽しめるような作りになっていますので、第2話から見ても大丈夫です。ご安心ください。

撮影が始まる前に顔合わせと本読みが行われるのですが、何故かいつも呼ばれてしまう。
「私は必要でしょうか?」と何度も確認するのですが、大抵「できれば」と言われてしまいます。
それで指定された場所へ行くことに。
と、まずその人数に圧倒されてしまいます。
役者さんをはじめ、スタッフの皆さんたちが一堂に会しているのですが、その人数の多いこと。
普段執筆は一人っきりでしますし、編集者との打ち合わせといっても、多くて3、4人ぐらいといった小人数のコンタクトのみで仕事をしているので、人の数にびっくりしてしまうのです。
実際にはその場に来ていない人もいるので、もっと大勢の人が作品に関わっているのだと改めて気付かされます。
なんだか興奮していくようであって、でも怖いような気持ちが生まれ、やがては有り難いことだと感謝する気持ちに・・・と、心の内は目まぐるしく変化します。

本が読者の手元に届くまでの間にも、たくさんの人たちが携わっています。
でも、それを同時に目にするという機会はありません。
こうした機会に遭遇し、改めて自分の周りへと目を向けます。
そうすると、たくさんの人たちに支えられているのだということに胸がいっぱいになり、私は幸せ者だと思うのです。

そう思えるのなら、なぜ喜んで参加しないのかとの質問が出ることでしょう。
こういう席に出ると、「ひと言」を求められるからです。
大勢の人の前で発言するのが、私は上手ではありません。
緊張してしまうのです。
緊張すると頭が真っ白になってしまい、しょーもないことをぼそぼそと話すのが精一杯。
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で、今回の「嫌な女」の顔合わせの時も、ぼそぼそと話をして「ひと言」としました。
「ひと言」を終えた後には、挫折感でいっぱいに。
「やっぱりイケてないわぁ、私は」との思いで胸が張り裂けそうでした。
こういう時、皆さんとてもお話が上手なんです。
役者さんも上手ですし、プロデューサーさんやディレクターさんたちも、話し慣れています。
子役の女の子も上手で、はきはきと自分の言葉で「ひと言」を述べて、オチもちゃんと付けていました。
さすがだわぁと感心するのと同時に、自分の「ひと言」を思い出し、またぐっと凹みました。

救われたのは

  • 2016年03月07日

ようやく暖かくなってきましたね。
冷え性の私は春が来るのが待ち遠しくてならなかったものですが、ここ最近はそうでもなくなってきました。
これは冬対策が万全に近づいてきたせいではないかと思っています。

室内温度が何度であろうと、手先足先は冷え切っています。
これをなんとかしようと、これまで死闘を繰り広げてきました。
これで冷え性とオサラバと謳った靴下を買うのは勿論、カイロを使う方法も色々試してきました。
カイロを靴下にのせてみたり、ルームシューズの中に入れちゃってみたり・・・。
そうそう、ホットカーペットを投入したこともありましたっけ。

もう負けを認めてこの戦いから下りようかと考えたことは数知れず。
そんな折、ふと目にして購入したブーツ型の湯たんぽに救われることになろうとは。
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冷え性対策グッズはこれまで散々買い散らかしてきたので、どうせこれもたいしたことないんだろうなと、期待もせずにゲットしたのですが・・・おおっと声が出るほどのヌクヌクさ。
しかも3時間ぐらい持続する。
もうこれなしでは生きていられない。
冬の時期だけじゃなく、夏場エアコンで室内温度を下げたために足先が冷えてしまう時、このブーツ型の湯たんぽに足を入れると、ちょうどいい塩梅になります。
ということで1年中愛用する品となりました。
これによって「春よ来いっ。急いで来いっ」と念じているばかりだった冬が、随分と過ごし易くなりました。

皆さんにも是非にとオススメしたいところなのですが、1つ問題が。
それはビジュアル。
私は自宅で仕事をしているのでまったく問題ないのですが、フツーの職場でこれを履けるだろうかとの疑問があります。
デスクワークで足元は誰からも注目されませんといった職場なら、セーフなところもあるかもしれませんが、結構な勇気が必要ではあります。
なので、自宅用にという限定でならとてもオススメのグッズです。

HPには様々な使用例の写真が載っていて、その中にはこれを履いて台所仕事をしているものもありました。
キッチンにいる時というのは、足元が結構冷えますからね。
で、トライしみましたが10分でギブ。
重いんです、これ。
お湯をたっぷり入れて使いますからね。
一歩足を動かそうとしたら、結構な重さのものを持ち上げなくてはいけないのです。
我が家のキッチンはとても狭いのですが、それでも料理をする際には、あっちこっち身体を動かしているものだと改めて知りました。
発想を変えて「足を鍛える」とすれば、クッキングタイムがトレーニングタイムになるかもしれませんが。

ぐうたらな私としましては、このブーツ型の湯たんぽは、執筆中の足先を温めるだけに使用したいと思います。

「嫌な女」のテレビドラマがスタートします

  • 2016年03月03日

「嫌な女」のテレビドラマがスタートします。
NHKBSプレミアムで3月6日(日)22時から第1話の放送があります。
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徹子を黒木瞳さんが、夏子を鈴木保奈美さんが演じられます。
本読みの際や撮影現場でお見かけするお二人は、それはそれは美しく、歩いた後にはいい匂いが漂っていそうなぐらいのいい女っぷりでした。

リンカーンが「男は40歳を過ぎたら、自分の顔に責任をもて」と言ったという話はとても有名ですが、これは女性にも当てはまるように思います。
20代、30代の頃であれば、顔立ちやメイクのテクニックなどで結構ごまかせるのが女。
でも40歳を過ぎれば、顔立ち云々のほかに、どう生きてきたかという生き様が、メイクなどでは隠せないほど顔にしっかりと表れてくる。
そう考えると、お二人が美しいのは、天から授かった顔立ちの完璧さだけでなく、これまで丁寧に生きてきた分が加味されているせいのように思います。
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よく脚本を見せられて、感想を求められるのですが・・・なかなか慣れません。
脚本はセリフだけですから、小説を読み慣れている者としては、なかなか想像を膨らませることができないんですね。
これが、本読みになると違います。
役者さんが、まるで自分の言葉のようにセリフを口にして・・・役が立ち上がっていく瞬間を見ているようで、こういう時の私は大抵目を真ん丸にしています。
ここで初めてどういう世界なのかを把握できるようになるんですね。
で、撮影現場に行くと、さらに目を丸くする事態に遭遇。
大勢のスタッフが、プロの仕事をしています。
素人の私には、なににこだわってるのか全然わからないことも多いのですが、それでも作品を良くしようと模索しているのはわかります。
セットが組まれ、小道具が配置され、役者さんの動きが決められて、それに合わせてカメラを動かして・・・皆がメッチャ格好いい。
あの人はなにをしているのかしら、あの人はなにをダメ出ししているのかしらと目で追い、その理由がわかると、そこまで丁寧に仕事をしているのかと驚きで目を丸くしっぱなし。
そして不思議な感覚にもなります。
私の頭の中で生み出した世界が、映像作品となって、また違う新たな世界で動き出すのを見るのは、驚きでもありますし、幸せな気持ちにもなりますし、有り難いとの思いにもなります。
完結した作品に、もう1度別の命を与えられたような気がするせいです。

ドラマ完成までには、多くの方の情熱とサポートをいただきました。
どうも有り難うございました。


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