勉強

  • 2023年10月02日

マネーに関するセミナー開催のチラシが、郵便受けに。
すべてカタカナで、しかも長い肩書きをもつ専門家らが講師となって、マネーのことを教えてくれるらしい。

セミナーは色々あり、それぞれにタイトルが付いています。
そこには「イチから」とか「初心者」、「丸分かり」などという単語が入っていて、初心者を誘ってきます。
それを見た途端、苦い思い出が蘇りました。

小説の中に登場する人物の1人を、投資に夢中になる主婦という設定にしたことがあります。
が、私は投資を全く理解していません。

こんな時には「イチから」とか「初心者」、「丸分かり」などという単語が付いている本を、何冊か買います。
そして本にマーカーや付箋を貼りながら読んでいき、知識を得ていきます。

この時も投資がらみの本を3冊買い、読み始めました。
いつもなら読み終わった段階で、ざっくりと全体像を理解出来るのですが・・・この時は全く理解出来ませんでした。
むしろ読み始める前より、闇が深くなった感じ。

選んだ本が良くなかったのかもしれないと、更に3冊購入して読んでみました。
が、更に暗くなった漆黒の闇の中に、立ち尽くしている感じに。
どこで躓いているのかさえ分からなくて、勉強方法をどう変えたらいいのかも分からない。

そこで「イチから」とか「初心者」、「丸分かり」などという単語がタイトルに付いた、セミナーに行ってみることに。

参加者たちは皆、ノートやら蛍光ペンやらをテーブルに広げて、学ぶ気満々の人たちばかり。
私もノートを広げてスタンバイ。
IQが高いですといった雰囲気の男性が登場。
そして話し出した。
開始5分でもう闇の中。
知らない単語が続々と出てくるので、講師の話はチンプンカンプン。
ただ呆然と60分間座っていただけでした。

最後に参加者たちが拍手をしたので、私も一応手を叩いてみたりしましたが、ノートには1つの文字もなし。
隣席の人のノートを覗いてませんといった体でこっそり覗くと、びっしりとメモの文字が。
講師のせいじゃない。
私のせいだなと、このことだけは理解してセミナー会場を後にしました。
結局、投資に夢中になる主婦という設定は止めて、食べ歩きが趣味の人物に変更しました。

悟ったこと。
苦手なジャンルの話は勉強する気があっても、身に付かない。

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