美術館

  • 2012年11月08日

美術館によく行きます。
尋常ではない時間をかけ、魂を込めた作品と向き合うと、あぁ、私も頑張らなきゃなぁと素直に思えるので、モチベーションを上げるのに、最高の場所です。

ある美術館へ行こうとしたところ、そこは初めての場所。
案の定、迷ってしまいました。
周辺の案内地図の立て看板を見つけたので、近づいてみると・・・心霊写真かよとツッコミたくなるほど、うす~くなっています。
どうやら、陽にやけてしまったのに、そのまま放置されているようで、白っちゃけてしまっています。
ぼんやりした地図は、どんなに目を細めても、わかりませんね。
現在位置のマークさえ、見つけられず。
しょうがないので、歩いている人に道を尋ね、なんとか、目的の美術館へ到着。
こんなところに、あったんだぁと、しばし見上げてから、中に入ると、びっくりすることが山盛り、てんこ盛り。
まず、コインロッカーがない。
大抵の美術館は100円で使えるコインロッカーがあります。本だの傘だのを持ち歩いていて、とかく荷物の重量がある私は、ここにバッグやコートなどを入れます。
その、コインロッカー見当たらないので、スタッフに尋ねると、当館にはございませんとの回答が。
しょうがないので、手にずしりとくるバッグを持ったまま、展示フロアへ。
鑑賞しながら、フロアを移動していると、突然、「複写絵販売フロア」との表示板が。
えっ?
関連グッズや複写絵などは美術館内でよく販売されていますが、そういったのは、大抵展示フロアの出口付近にあるショップで行われています。
今、私、気付かないうちに、展示フロアから、出ちゃった?
と、辺りをきょろきょろ。
出ていない。
な、なんと、この美術館は、展示フロアと展示フロアの間に、即売フロアを作っていたのです。
本物を並べた展示フロアの間に、複写絵を飾り、売るという斬新なやり方に、思わず、ぽかんと口を開けてしまいました。
複写絵を買ってくださいという強いメッセージが伝わってきます。
ふと、見回せば、展示フロアには、スタッフの姿がほとんど見られなかったのに、この販売フロアには、アダルティなスタッフが2人。
それぞれ、来館者の横にぴたっと張り付き、接客トークを繰り広げています。
すっげぇ美術館に来ちゃったよと、一人呟きながら、展示フロアを進み、出口へ。
絵を鑑賞した後は、館内にあるカフェに入ることが多いのですが、この日も、ちょっと一休みしていくかなと、案内板に従い、足を進めると・・・カフェの前に十人ほどが群がっています。
何事かと覗くと、カフェの中に蜂が迷い込んだらしく、男性警備員3人がかりで、この蜂の大捕り物中で、その様子を女性スタッフと客たちが、眺めているといった模様。
虫取り網がないようで、素手でなんとかしようとしている点が、チャレンジャーだなぁと感心してしまいました。
当分、カフェに静寂は訪れそうもないので、一休みは諦めて、駅へ向かうことに。
いやぁ、それにしても、いろんな面で珍しい美術館でした。

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