クラス替え

  • 2013年11月07日

通っていた私立の中学校は、3年間クラス替えなしでした。
ところが、高校1年生になるとクラス替えがあります。
さらに高2になる時、またクラス替えをして、あとは卒業までの2年間はクラス替えなしという変則的なルールになっていました。
この理由は皆目わかりません。

高校1年生という思春期真っ只中で出会ったクラスメートとは、たった1年間という期間限定でした。
それでも友達を作り、休憩時間になると、その度に集まり、密度の濃い時間を過ごすようになるもんです。
友人らとは旅行にも行き、それなりの思い出を作ったりもしました。

ですが、1年なんてあっという間。
高2になると、クラス替え。
友達できるかな? と心配になっていたものの、すぐに新たな友達ができて、学校生活をエンジョイしだします。
新しい環境に馴染むことに必死でしたし、今度の友人関係の維持に夢中で、それ以前の友達のことなんか、忘れてしまいます。
tuugaku
すっかりクラスに馴染み、毎日青春していると・・・ある朝のことでした。
通学途中の道すがら、元クラスメートを見つけました。
私の少し前方を、新たな友達らしき子たちと歩いています。
その子たちは皆、髪を明るい色に染めていて、またそのスカート丈から、とんがったグループなのだとわかりました。
私と仲良くしていた頃の彼女は、ごく普通のいい子で、明るくて、よく笑う子でしたから、そうしたグループに入っていると知り、衝撃を受けました。
漏れ聞こえてくる会話の端々から、ある教師の悪口を言っているとわかりました。
所属するグループが変わると、言葉も変わるものです。
それまで、彼女からは聞いたこともない言葉で、その教師をこき下ろしていました。
一生懸命悪ぶっている――と、私には思えました。
仲間でいたいから、仲間に認められたいから・・・そういう必死さがありました。
その時、私は胸がとても痛くなって、歩く速度を落としました。
彼女に見つからないよう、距離を広げたかったからです。
それ以上、彼女を見ているのは耐えられませんでしたし、彼女も、私に見られたくないように思えたのです。
それが正しい判断だったのかはわかりませんが、私たちは間違いなく青春時代の中にいたのではないでしょうか。

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