手が足りない時

  • 2016年01月11日

手が足りない時どうしますか?
こういった表現をすると、この「手」は色々な意味に取れてしまいますが、ここでは肉体的に手が1つ分足りない時です。

具体例をあげると・・・ちょっと高い位置にあるブラインドの掃除をしようとします。
椅子にのらないと羽根を調整する紐に手が届かないぐらい、高い位置にあります。
卓上用のワイパーを左手に持ち、椅子に上る。
で、羽根を調整する紐に右手を伸ばす。
と、ここで手が1つ足りない。
紐は両手じゃないと動かせないのに、左手にはワイパーがある。
ならばワイパーは持たずにまず椅子に上り、両手で紐を調整して羽根を閉じてから椅子を下り、ワイパーを手に再び椅子に上り、ワイパーの先にあるふわふわのシートを羽根にあて埃を取るというのが王道でしょうか。
哀しいかな、ブラインドには両面があるので、この一連の作業を終えたら再び椅子を下りワイパーを床に置き、三度椅子に上り紐を引っ張って羽根を裏返し、椅子を下り、ワイパーを手に椅子に上って埃を取らなくてはいけない。
burainndo
そこで物ぐさな私はどうするか。
最初っからワイパーを左手に持って椅子に上り、やおらそれを股の間に挟む。
でもって空いた両手で紐を調整し羽根を閉じると、股に挟んでいたワイパーを摑み、ふふわのシートをブラインドにあてる。
片面が終わったら、再びワイパーを股の間に一時保管し、両手で紐を調整して羽根を裏返す。
こちらの面の埃取りも終えたら、満足して椅子から下りる。
と、股の間を活用することで、1度も椅子から下りることなく作業を完了。

最初の頃には恥ずかしさというものがありました。
やだわぁ、人に見せられない格好だわといった恥じらいが。
が、人というのは慣れてしまい、鈍感になるものです。
つい、こうした行為が出てしまうことがある。

友人と温泉旅館に行った時のこと。
露天風呂から部屋へ戻る途中、自動販売機で飲み物を買おうとした時、両手が塞がっていました。
左手には着替えた服が入った袋が、右手には化粧品などが入ったポーチがあったのです。
周囲には荷物を置く場所はなく、外でもあり、地面に置くには抵抗感がある。
そこで一方の荷物を股の間に。
空いた手を使ってポーチから小銭を取り出そうとしていると、隣にいた友人から「挟むな、挟むな」とツッコミが。
「えっ、じゃあどうしたらいいの?」と質問すると、「財布を出したいので、ちょっと持っててくれる、でしょ」との回答が。
その手があったか。
とダジャレてる場合じゃない。
いつの間にか股の間に挟んで一時保管するという行為が、フツーのことになっていたようです。
気を付けなければと、心に誓ったのでありました。

ブログ内検索

  • アーカイブ


  • Copyright© 2011-2024 Nozomi Katsura All rights reserved. No reproduction and republication without written permission.

    error: Content is protected !!
    Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.