10分の空き時間

  • 2016年09月12日

自宅で10分の空き時間が出来たら、なにをしますか?
10分ってところがミソですよね。
これが20分だと、そこそこ時間があるので、なにか1つ用事をこなせそう。
もし5分だったら、なにもしないうちに時間は消えてなくなる。
しかし10分だと・・・ぼんやりするにはちょいと長くて、でもなにかするには足りないような、そんな時間。
hima
ゲームをするとか、ネットでニュース検索する・・・なんて人が多いんでしょうかね。
私はこんな時、辞書を開きます。
我が家には広辞苑がありまして、この厚さ8.5センチの辞書をテキトーに開きます。
で、読んでいく。
あぁ、すっかり使わなくなったなぁなんて懐かしい言葉と出合ったり、なんすかそれ? という未知の言葉と出合ったり。
結構楽しい。

辞書ではなく、星新一さんの本を開くこともあります。
星さんが発表されたショートショートの全集をもっていまして、こちらは一冊が広辞苑より厚みがある本の三冊セット。
この中に1001編の作品が収載されています。
人間のおかしみにくすっと笑ってしまったり、業の深さに胸がしーんとなったり・・・星さんのショートショートでは、登場人物を奇抜な設定に置いてはいても、描いているのは人間そのもの。
だからこそ不朽の名作ばかり。

今は長い小説を読んで貰うのはなかなか難しくなっています。
作家としてはどっぷりと1つの作品世界に浸って欲しいのですが、現代人は忙しく、また興味の対象も多い。
だから短時間で面白さが味わえる、数分にまとめられた動画が人気に。

そんな現代人に、星さんのショートショートは合っているように思います。
星さんのショートショートを入口として、小説の面白さに気付いて貰って、ほかの作家の作品への興味に繋がっていってくれたら嬉しいのですが・・・。

先日のこと。
来客のためかる~く仕事場を掃除して準備。
と、約束の時間まで10分ほどある。
で、星さんのショートショートを読み始めたら・・・夢中になってしまい、チャイムが鳴ってはっとしました。
お客さんがいらっしゃる前にトイレに行き、顔の脂を取って身支度をするつもりだったのに、時すでに遅し。
このように夢中になり過ぎて、次の予定に支障をきたすこともありますが、充実した10分であったことは間違いありません。
こんな空き時間の活用、どうでしょう。

ブログ内検索

  • アーカイブ


  • Copyright© 2011-2024 Nozomi Katsura All rights reserved. No reproduction and republication without written permission.

    error: Content is protected !!
    Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.