ドラマ「ダウントン・アビー」

  • 2016年11月03日

海外ドラマは一度ハマると、次のシーズンが待ちきれなくなりますね。
最近ハマっているのは「ダウントン・アビー」。
ご覧になりましたか?
賞を取りましたし、人気のシリーズなので、すでに観た方も多いかもしれませんね。

なんといっても脚本が上手い。
「ダウントン・アビー」という名の屋敷を所有する貴族一家と、その家に仕える下僕やメイドたちの物語。
1912年頃のイギリスのお話です。
時代も国も違いますし、貴族の暮らしも知らないけれど、すっとドラマに感情移入できるようになっている。
それは登場人物の動かし方が上手いから。
たくさんの登場人物がいるのに、それぞれをちゃんと動かし続けるので、観ていて飽きない。
これだけの脚本はチームで作っているのではないかと思い、ネットで調べてみたら、脚本の蘭にはたった一人の名前だけ。
びっくりです。
kizoku
優しい家長がいて、アメリカから嫁にきた夫人がいて、貴族の誇りを持ち続けている姑がいて、三人姉妹がいます。
それぞれの個性があり、仲が良かったり、苦手だったり、衝突したりで目が離せない。
さらに彼らに仕える下僕とメイドたちの人生も絡んでくる。
厳しい執事がいて、冷徹な侍女がいて、いい人なんだけど口うるさい料理長がいて、可憐な台所の雑用係がいる・・・彼らのドラマからも目が離せません。

役者さんたちも見事です。
演じているというより、そこで生きているといったぐらいの生々しさで、画面の中を動き回ります。
素晴らしいドラマです。

以前観たドキュメント映画の中で、舞台監督が言っていた言葉を思い出します。
「暖炉が20個もあるような屋敷に住んでいるという設定の人物に、観客は誰も興味をもたない。だがその人物が、孤独を抱えているとわかった途端、観客はすうっとその人物に寄り添ってくれる。その心根がわかれば、時代設定や国や文化の違いなんか吹っ飛ばして、登場人物に心を通わせてくれるものなんだ」
といった内容のことを、舞台監督は言っていました。
小説を書く時この言葉を度々思い出しています。
そして、それぞれの登場人物の心根がきちんと描けているだろうかと自答します。

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