M&A

  • 2023年12月07日

ある日突然、勤めている会社が、別の会社から買収されたと聞かされたら・・・どんな気持ちになるでしょう。
びっくり仰天し過ぎて、頭も心も真っ白になるのでは。

新刊「この会社、後継者不在につき」の中には、このような状況に陥る人物が登場します。
小さな会社でのんびりと会社員生活を送っていた浩紀は、今の生活に満足していました。

ところが社長が急死。
これから会社はどうなるのだろうかと、社員たちは噂をしあいます。
専務が社長に?
いやいや、奥さんじゃないのか?
などと見立てを披露し合っては、不安にかられていました。
大方の予想に反して会社はM&Aを決断。
別の会社から買収されるという。
浩紀たち社員はどうなってくのか・・・。
続きは本を入手してお楽しみください。

「この会社、後継者不在につき」は小説ですが、実際にこのような事態に、直面する会社員たちは結構います。
これまでの常識が根底から覆されて、なにをどうしたらいいのかと、途方に暮れるといった話をよく聞きます。

良くも悪くも、会社にはルールや慣習があります。
それらに馴染むように働いていたからこそ、現在のそこそこ快適な会社員生活があったのに、そうしたものをすべて見直しますからなんて言われたら、困っちゃいますよね。

友人A子はこうした経験をしました。
勤めている会社の経営が厳しいと、薄々感じていたそうですが、まさか買収されるとは予想していなかったそうです。
しかもそれまでライバルだった会社から買収されるなんて、青天の霹靂だったといいます。

新体制が発表され、配属された新設の部署の名前が、やたら長い割になにをする部門なのか想像がつかず、不安で吐きそうになったと言っていました。
上司となった部長はライバル会社の社員だった人で「これからは仲間として共に頑張っていきましょう」などと言われても、そんな言葉は心に全然入ってこなかったそうです。

会う度に愚痴を言っていたA子。
百万回ぐらい辞めようかと思ったそうですが、十年後の今もそこで働いています。
A子曰く「ある日突然、今日から異国で暮らせと言われたようなもので、毎日カルチャーショックを受けていたけれど、住めば都、郷に入れば郷に従えと考えるようして、なんとか過ごしてきた」とのこと。

働くって大変です。
でも働く中で経験したこと、学んだことが、人を成長させてくれる。
そう信じています。

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